詩の現場

小林万利子/Arim 「詩のブログ」 詩をいつも目の前に
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葉の先に結ばれたしずくみたいに

2014-04-17 | フリー Poem
私たちは いのちの先端にいる
葉の先に結ばれたしずくみたいに
いのちの先端にたどりついたのだ

独りぼっちだと思っていたら
それはちがうと 教えられた
今 こうして手を動かして
物を見て 何かを考えている不思議

私を形造る細胞分裂の時間は 
どこから始まっているのか
母のおなかにつながっていた いのちの記憶を
ずっとどこまでも 遡っていってごらん
DNAは引き継がれ ここに立つ私の中には
たくさんの声が続いている

だから ひとりひとりが尊くて
気が遠くなるほどのいのちがつらなり
私たちは今 ここに出会っている

私もあなたもあの人も 
二度とない いのちの連鎖
大切ないのちをつなぐ人だと気づく
こんにちは
この言葉を はるかな想いでようやく
今日 あなたに言うことができる 



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