詩の現場

小林万利子/Arim 「詩のブログ」 詩をいつも目の前に
小林万利子/Arimの詩とエッセイと音楽Arim songs

<脳は夢を見る 詩の夢を見る>

2013-07-23 | 詩を歩く
現代日本人にとって、詩って、どんな役割があるのかな、
と時々考えることがある。

音楽の分野なら、ヒット曲をはじめ、魅力的な歌は溢れていて、
その歌詞は、人々の心に浸透しやすい。
ことばは、ストレートに伝わり、勇気につながったり、
共感を呼ぶ。
音楽の凄さは、メロディーラインがことばを別次元に連れ去り、
単独のことばの時よりも、何十倍、何百倍も
ことばの感触や意味が、感動的に伝わる。
メッセージ性が強まったり、又、流行のファッションのように、
詞のことばがポピュリズム! を獲得できる。

そう考えると、歌詞ではない「詩」の役割ってなんだろうと思う。
私が、<夢みる>詩のことばって、どういうものなのだろうと
思う。

もちろん、歌詞のようなメッセージ性の強いものも、時として
あるかもしれないが、
それよりも、本当は、もっと言葉でしか表せられないものを
熱望して、見てみたいと思っているのだ。

詩のことばでしか伝えられないもの‥、
ことばが開闢して見せてくれる世界、目のまえの物を、
1つ1つのいのちの形として、きらめかせる詩のことばを
夢みている。
それは、脳が夢みることばの世界、といえる。
<脳は夢を見る 詩の夢を見る>。そんな詩を。



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