詩の現場

小林万利子/Arim 「詩のブログ」 詩をいつも目の前に
小林万利子/Arimの詩とエッセイと音楽Arim songs

記 憶

2009-10-24 | 詩と陶によるコラボレーションの記録
もし 私が死んだあとに
目が残るとしたら 何を見る

もし 私が死んだあとに
鼻が残るとしたら 何を嗅ぐ

もし 私が死んだあとに
口が残るとしたら 何を話す

もし 私が死んだあとに
耳が残るとしたら 何を聞きたい

でも 本当は
死んだあとではなくて
今 私は 知りたいのです

左のずっと奥の 遠くの方から息づいて
右のさらにずっと先の むこうまでもつづく
はるかな営みについて

川面に足を 投げだして
流れの温度や速度を感じるように

誰かに 聞いてみたいのです 




ありがとうございます。応援してネ♪
にほんブログ村 ポエムブログ 現代詩へ
にほんブログ村


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。