詩の現場

小林万利子/Arim 「詩のブログ」 詩をいつも目の前に
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ラ行だけの

2013-07-10 | フリー Poem
近づいては 遠ざかっていく
どこからともなくやってくる
音のような
鳥のよううな
雲のような

名づけられるまもなく
生まれでては 通りすぎる
世界の ひとつひとつの形に
ラ行だけのなまえを つけていく

ささやかな 
今日 私にできること
ラ行だけのことばで 呼んでみる

すると 浮かびあがった一瞬が
わたしと あなたとを
音符のようにつなぎ
空へ 記憶されていくのだ



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