詩の現場

小林万利子/Arim 「詩のブログ」 詩をいつも目の前に
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子供の寝顔から入る国へ

2012-06-17 | ショートPoem
子供の寝顔から入る国へ
夢の途中駅で 切符を買って
私も乗車する

今日こそは 乗り遅れずに
そして 数えきれない星行きへ向かう

昨日から 今日への道がつながる
子供の 長くて甘美な1日を過ごすために

色の点滅するトンネルをくぐりぬけ
切断された空を 遠くに置き
子供が手に入れた 連続した空を分けてもらう

風も 日の光も 時計の秒針も
すべてどこかへ置いてきて
むせかえるような 暑いはじまりへ
足を踏み入れる


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