詩の現場

小林万利子/Arim 「詩のブログ」 詩をいつも目の前に
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物語

2012-06-15 | フリー Poem
草のように
摘みとっても 摘みとっても
大地からは
ことばの芽がでてくる

人がもらすためいきや
群集のどよめきから
犬の遠吠えや 
猫の光る眼から
エサを啄ばむ鳥のくちばしから
川面をはねる小石や 
耳元でざわめく虫の羽音から

音が空に放りだされると
意味はあふれ
世界に
物語がはじまっていく



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