土曜日の夜、JAZZのライブがあった。
サックス、トランペット、ベース、ピアノ、ドラムのクィンテットに、ヴォーカルが入って、6時30分から2時間、たっぷりとJAZZに浸かった。
このバンドは3回目で、ドラマーは業界でも有名な人。
その人の率いるバンドで、スタンダードから新作まで聞かせてくれる。
私たちスタッフは、昼の営業をしながら、夜の営業用の軽食、ツマミなどを作る。
その間、バンドのリハーサルも行われ、客席を作ったりで、午後は大混雑。
5時で店の方の客はオーダーストップとし、スナック作りに専念する。
が、客が入ってきてしまい、その飲み物、スイーツもだしたりでてんやわんや。
どうにか作り終えて、カウンターに並べれば、後は開演を待つばかり。
6時頃からジャズを聴きに来た人たちが入ってくる。
ワンドリンク付き1500円なので、カウンターにはドリンクや軽食を求める人で列ができる。
それをスタッフ総出でこなし、6時30分いよいよ開演。
私たちは役得で、カウンター越しにジャズを聴く。
久しぶりのスイングに身体も動いてしまう。
ジャズはアドリブが多いと聞くが、どこがアドリブで、どこが楽譜通りなのかわからない。
それでも曲の終わりはぴったりとあうのが練習の成果なのだろうか。
ちょうど今日誕生日の人がいて、Happy Birthdayの歌をプレゼントする。
一部が終わった休憩時間。
またもや飲み物や食べ物を求める人でごった返す。
短い休憩時間に、御燗をつけたり、水割りを作ったりと、様々な注文が飛び交い大変。
二部はセッション。
お客様のなかでセッションを希望している人々がステージにあがり、バンドと一緒に演奏をする。
ドラムを叩いたのは若い女の子。なかなかのドラマーぶりに拍手喝采。
ピアノ、アルトサックスと、飛び入りながらプロ顔負けの人たちの演奏が続く。
ジャズの夜は延々と9時まで続いた。
それからの片付け、スタッフの打ち上げと続き、私たちが帰ったのは10時を回っていた。
朝から仕事についていたので、もう身体もボロボロ。
楽しかったけれど、充実してたけれど、長い一日だった。