笑う社会人の生活

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主に、映画やドラマ、小説、音楽などの私的な趣味のことや日々の出来事を綴っています。

彼がヒトラー暗殺を決意するまで

2015年11月08日 | 2015年 映画 レビュー
19日のことですが、映画「ヒトラー暗殺、13分の誤算」を鑑賞しました。

1939年11月8日 ミュンヘンでヒトラーの演説が行われ 予定よりも早く終わらせ退場した その直後、会場が爆破される
逮捕されたのはゲオルグ・エルザー ゲシュタポは黒幕を吐かせようとエルザーを拷問にかけるが彼は単独犯だと告白し・・・

本作、もちろん実話なわけで
毎回こういう史実モノを見て思うけど、知らぬことは多いなぁと

題名にあるヒトラー暗殺と見ると、暗殺までの作戦やハラハラドキドキがあるかと思いきや
あくまで政治的背景のない1人の男が 何故ヒトラー暗殺に至ったのかというゲオルグ・エルザーのドラマ

展開としては淡々と語られていくが、この時代の不信感
ナチスというものが支配していく空気感がしっかりと感じられ

最初はエルザーはまさに政治に無関心といえ、自由を愛し 女性との色恋を楽しみといった感じで
そんな彼がという・・・ まさに落差がなんとも印象深く

彼が暗殺を決意し、実行するまでを丹念に詳細に描かれ
それはなんとも運もあり、彼の決意の強さもあり

構成として、尋問シーンと告白の回想シーンとで描かれ
この辺の編集のなかなか良くて

また、尋問する刑事がまたなんとも良い味であり

最後、彼らのその後も字幕で出てきて
なんともその真実に驚きがありましたね

パンフレット:720円
      内容もしっかりとあり
      表紙の作りも良いね

私的評価:4
    正直、思っていたよりも地味だったが 良い意味での裏切りで
    原題がエルザーというのも納得の、彼の変化とドラマでしたね

監督が『ヒトラー ~最期の12日間~』のオリヴァー・ヒルシュビーゲルというのが また感慨深いですね


それでは、また





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