その危険な年、守るべきこと

7日のことですが、映画「アメリカン・ドリーマー 理想の代償」を鑑賞しました。

1981年ニューヨーク アベルと妻アナはクリーンなビジネスを信条に石油業界に乗りこみ会社を立ち上げる。
しかし、全財産をつぎ込んだ土地購入取引直後、石油が強奪されるという事態が発生、また脱税疑惑等 様々な問題が起こり・・・

石油業界、ある種の企業モノというか…
あまり見ない題材 ストーリーながらも

一見 地味ながらも徐々に徐々にハラハラドキドキと
まさに問題が積み重なり 追いつめられていくかのように 引き込まれ!

石油強奪の黒幕は誰か、脱税問題の真相は、融資もなくなり 現金を用意できるか、そして破産を回避できるか…

原題は A Most Violent Yearとなり
最も危険な年、まさに その時代の暗さ 危険さが作品のキーとなり・・・　

最後 高潔さ誠実さは守られるのか というテーマが大きくなり ドラマを深め

時代性を捉え、ストーリー、演出等 しっかりとあり
クオリティ高く 予想以上に良かったです。

パンフレット:720円

私的評価:4
　　　　オール・イズ・ロストでも確かな演出で見せたが、J・C・チャンダー監督は本作でも発揮され
　　　　あまり内容的には惹かれなくても、見れば 引き込まれること間違えなし

アベルの決断、アナの思惑、人間ドラマとしても深く
オスカー・アイザック、ジェシカ・チャステイン 2人の演技も注目です


それでは、また