人生日訓(428)
「子供は来たがる」
かって友松師の四月八日は何千の児童にとって、毎年楽しい日になってしまぅた。そ
の日のプレゼントは両手に抱えきれないことがある。一度でも貰ったことのある寺
を子供は忘れない。法事や彼岸会、盆のたび毎に男女、年齢別に相応しい玩具をあ
げる。そうなると、親よりも、子供が寺に来たがる。神田寺の明日はかくして予想せら
れる。お使いに来た児童がまたその店に来たがるようなら、その店は必ず繁盛する。
女客の気に入りさえすれば、その風呂屋はさびれない。これが布施である。立ち読
みの多い本屋には二パーセントの万引きが有っても必ず繁盛する。ただで読ませ
る。小遣いの少ない児童に図書館の役目をするということは一つの生きた布施であ
る。寺の境内に子供が入ると怒鳴る住持もあるが、布施を知らず、寺の経営方法を
知らないのだ。
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8月から咲く花「韮(にら)」
・開花時期は、 8/20 ~ 10/25頃。 ・東南アジア地方原産。 かなり昔に渡来。 ・てっぺんのところに 白い花がたくさん咲く。 ・根元のところから生えてる 葉っぱが食べられる。 ちぎるとニラ独特の匂い♪ ねぎの一種で、 ビタミンAとカロチンを多く含み、 消化を助け、 風邪の予防効果もある。 ・薬効 食欲不振、胃炎 ・薬用部位 茎葉 ・生薬名 「韮白(きゅうはく)」 ・薬効 下痢どめ、頻尿 ・薬用部位 タネ ・生薬名 「韮子(きゅうし)」 ・独特の臭気があることから 「においきらう」(香嫌)、 これが「にら」に変化したとも、 また、美味であることから 「みら」(美辣)、 これが「にら」に変化した ともいわれる。 ・「きはつくの 岡のくくみら 我摘(つ)めど 籠(こ)にも満たなふ 背なと摘まさね」 (くくみら=韮) 万葉集
(季節の花300より)