名言名句(639)
「玉に瑕(きず)」『淮南子・説林訓篇』
「あの女は美人だが知性に欠けている」とか、「あの男は頭が切れる
が、出しゃばるところがある」とか、それぞれが「玉に瑕」、つまり、
前者では教養の匂いがするとか、後者では控え目な態度をとるとか
すれば完全である、ということになるのです。しかし、「玉に瑕」
の人間がウジャウジャいるからこそ、この人間世界の人生模様も
面白いのかもしれません。人間は必ず一つくらいの欠点を持って
いる、と考えるところに、人間の面白さがあるのです。完全な
人間ばかり揃っていたら、無味乾燥の世の中になってしまうで
しょう。味気ない世の中は、ドラマのない、つまり、欠点のない
世の中と言えます。
=============================
5月から咲く花「栴檀 (せんだん)」
開花時期は、 5/20 ~ 6/10頃。
・紫色の小さな花。
花びらは5~6弁。
竹とんぼが
回転しているような姿♪
目立たない。
・秋に楕円形の実が
枝一面につき、
落葉後も木に残るさまが
数珠のようであることから
「センダマ」(千珠)
の意で命名された。
・材は建築用装飾、
家具、木魚、下駄などに
用いられる。
・漢方では、実、樹皮、根皮が
駆虫に用いられる。
・”栴檀は双葉より芳し”
の栴檀は
この栴檀のことではなく、
白檀(びゃくだん)という木
のことを指す。
(白檀は別名を栴檀と呼ぶ)
<参考>
”栴檀は双葉より芳し”
(せんだんは
ふたばよりかんばし)
栴檀(白檀)は発芽したころから
芳香を放つことから、
優れた人物は、
幼いときから他と違って
優れていることを
示すことわざ。
・「妹(いも)が見し
楝(あふち)の花は
散りぬべし
わが泣く涙
いまだ干(ひ)なくに」
(楝=栴檀)
万葉集
山上憶良
(やまのうえのおくら)
「珠に貫く
楝(あふち)を宅に
植ゑたらば
山ほととぎす
離れず来むかも」
(楝=栴檀)
万葉集
大伴家持
(季節の花300より)
「玉に瑕(きず)」『淮南子・説林訓篇』
「あの女は美人だが知性に欠けている」とか、「あの男は頭が切れる
が、出しゃばるところがある」とか、それぞれが「玉に瑕」、つまり、
前者では教養の匂いがするとか、後者では控え目な態度をとるとか
すれば完全である、ということになるのです。しかし、「玉に瑕」
の人間がウジャウジャいるからこそ、この人間世界の人生模様も
面白いのかもしれません。人間は必ず一つくらいの欠点を持って
いる、と考えるところに、人間の面白さがあるのです。完全な
人間ばかり揃っていたら、無味乾燥の世の中になってしまうで
しょう。味気ない世の中は、ドラマのない、つまり、欠点のない
世の中と言えます。
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5月から咲く花「栴檀 (せんだん)」
開花時期は、 5/20 ~ 6/10頃。
・紫色の小さな花。
花びらは5~6弁。
竹とんぼが
回転しているような姿♪
目立たない。
・秋に楕円形の実が
枝一面につき、
落葉後も木に残るさまが
数珠のようであることから
「センダマ」(千珠)
の意で命名された。
・材は建築用装飾、
家具、木魚、下駄などに
用いられる。
・漢方では、実、樹皮、根皮が
駆虫に用いられる。
・”栴檀は双葉より芳し”
の栴檀は
この栴檀のことではなく、
白檀(びゃくだん)という木
のことを指す。
(白檀は別名を栴檀と呼ぶ)
<参考>
”栴檀は双葉より芳し”
(せんだんは
ふたばよりかんばし)
栴檀(白檀)は発芽したころから
芳香を放つことから、
優れた人物は、
幼いときから他と違って
優れていることを
示すことわざ。
・「妹(いも)が見し
楝(あふち)の花は
散りぬべし
わが泣く涙
いまだ干(ひ)なくに」
(楝=栴檀)
万葉集
山上憶良
(やまのうえのおくら)
「珠に貫く
楝(あふち)を宅に
植ゑたらば
山ほととぎす
離れず来むかも」
(楝=栴檀)
万葉集
大伴家持
(季節の花300より)