人生日訓(425)
「人生は与えることだ」
今日の店の経営が成り立っているのは何十人、何百人科の店に出入りする客人の
お陰である。生かして貰っているのだ。五人の家庭が食わせて貰っているのだ。して
見れば客筋に借りがあるわけだ。これをいかにして償って行くかと言うことが人生
の営みである。商売と言う形式を通じて、大恩ある人々に御恩の一分をお返しする
ことだ。これは子を育てることだってその通りだ。晩年に世話になるために子女を生
み、育てるのではない。「親の恩は子に返し」ているのみだ。
歳時記
立秋
8月7日。および処暑までの期間。 太陽黄径135度。大暑から数えて15日目ごろ。 朝夕が涼しくなり、秋の気配が立つころ。 立春からちょうど半年が経過し、この日から立冬の前日までが秋。 暦の上では秋になりますが、日中はまだ残暑が厳しく1年で最も気温が 高くなる時期です。 この頃は、月遅れのお盆を前に各地で夏祭りが開催されます。 まだまだ夏のレジャーを楽しむ頃ですが、よく観察してみると秋の気配を感じることが できます。夏の風と秋の涼やかな風が混在し始めます。空を見上げると、巻雲など秋の 雲も見えますよ。 この日から、残暑見舞いになります。 ※残暑が厳しくても、出すのは8月末までに。 |
=================================
8月kら咲く花「葛(くず)」
開花時期は、 8/15 ~ 9/末頃。 ・秋の七草の一つ。 ・まわりの木々を つるでおおってしまう程の生命力。 ひと夏で10mぐらい生長する。 ・花は下の方から咲いていく。 ・大和の国(奈良県)の 国栖(くず)というところが 葛粉の産地であったところ からの命名。 漢字の「葛」は漢名から。 ・つるの繊維部分は 「葛布(くずふ)」の原料。 (静岡県掛川市特産) ・根には、多量のでんぷんを含み、 葛粉(くずこ)もとれる。 → 葛餅(くずもち) ・薬効 解熱、せきどめ、風邪 ・薬用部位 根 ・生薬名 「葛根(かっこん)」 ・別名 「裏見草(うらみぐさ)」。 葉が風にひるがえると 裏の白さが 目立つことから。 平安時代には「裏見」を 「恨み」に掛けた和歌も 多く詠まれた。 ・「ま葛原 なびく秋風 吹くごとに 阿太(あた)の大野の 萩の花散る」 万葉集 作者不詳 「梨棗(なつめ) 黍(きび)に 粟(あは)つぎ 延(は)ふ葛の 後も逢はむと 葵花咲く」 万葉集 作者不詳 「葛の風 吹き返したる 裏葉かな」 高浜虚子
(季節の花300より)