季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「乙女椿(おとめつばき)」

2020-03-31 04:33:41 | 暮らし
人生日訓(292)

「ただ人は耳なれ雀なり」

蓮如上人が法を聞くと言うことについて、諷刺的に言われた面白い言葉である。そ

の本文は、「おどろかすかひこそなけれ村雀、耳なれぬればなるこにぞのる」この歌

を御引きありて、折々仰せられ候。ただ人は皆、「耳なれ雀なりと、仰せられ候」とい

うのである。お互いに耳の痛いおことばである。どんあいいお話でも、いつも耳に

たこの出来る程聞いていると、強い印象もなく、感激もなく、耳になれてしまう。いい

ことでも、いつも口癖のように聞かされると、母親の小言も苦言も耳に入りにくい。

丁度、餌をとりに来る村雀が、自分を驚かすために立っている鳴子(なるこ)、案山子

の上にまで止まって平気でいるいるようなものだとのたとえ話である。

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3月から咲く花「乙女椿(おとめつばき)」

開花時期は、 3/20 ~ 5/10頃。 ・ピンク色の八重咲き椿。  (こういうのを   「千重(ちえ)咲き」と   いうのかな?)  椿のなかでは遅咲きのほう。  大柄で、  花びらがいっぱいあるのが特徴。 

(季節の花300より)


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季節の花「木蓮(もくれん)」

2020-03-30 04:49:41 | 暮らし
人生日訓(291)

「千人の敵に勝たんより」

友松師の次男は三田中に在学中に学徒出陣して今日まで帰ってこない。海軍省の

広報によると昭和二十年三月三十一日比島マシンロックに戦死したそうである。二

二年、神田寺が出来た年の九月十九日、子息の誕生日に追悼会をされた。手にする

遺骨とてもない次男の死である。墓碑を建てる気にもなれず、と言って、いかにも可

哀そうであるから、その後、不忘記念の石碑を建てたそうである。戒名を付けてやる

気にもなれず、止むを得ず、そのとき記念碑に刻み込んでやったのが、この法句経

103番である。いくさに出千たび、千人の敵にかたんより、ひとり自己にかつもの、彼

こそ最上の戦士なりでる。台湾比島と転戦して二十歳の青春で死んだ彼の千たび

戦場に戦ったであろう。いい気持で戦死していったろう。自分でも「勇士」のつもりで

あったろう。この当時としては止むを得ぬことではある。

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3月に咲く花「木蓮(もくれん)」

開花時期は、 3/20 ~ 4/末頃。  白木蓮よりも  10日ぐらいあとから咲き出す。  うすいピンク色の品種は  3月下旬頃に開花、  濃いピンク色の品種は  4月中旬頃に開花。 ・原産地は中国。 ・外側は赤またはピンク色。  内側は白。  外側と内側の  コントラストが美しい。  花はけっこうでかい。  葉っぱが出てくるちょっと前に  咲きだす。  「紫木蓮(しもくれん)」  「唐木蓮(とうもくれん)」  など、いろいろ種類があるが、  「木蓮」として  1ページにしました。 ・読みは、  木蓮科の漢名である「木蘭」の  音読み「もくらん」が  「もくれん」に変化。  漢名の「木蓮」は、  花が「蓮(はす)」に  似ている木、から。 ・木蓮は、地球上で最古の花木  といわれており、  1億年以上も前(!)から  すでに今のような  姿であったらしい。 ・香水の材料としても使われる。 ・欧米では  椿(つばき)類、  躑躅(つつじ)類  とともに3大花木とされている。 ・花が散るときには  劇的な場合があります。  2006年4月、  満開の木蓮の木の下を  通りがかったとき、  風もないのに突然花びらが  バーッと100枚ぐらい  一気に降ってきたのです♪  木蓮の花びらは大きいので、  地面に落ちるとき  ほんとに大粒の雨が  降りだしたかのような  「バラバラ」という  大きい音がしました。  「もう、花びらを   落としてもいいよ」  という、木の中の指令が、  幹、枝を通して  花に伝わったのかな、  と思いました。  (このときは   居合わせた人が何人かいて、   花びらが降ってきたときには   一様に「オーッ」と   驚きの声が上がりました) ・4月15日、5月7日の  誕生花(木蓮) ・花言葉は  「自然への愛、持続性」(木蓮)

(季節の花300より)




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季節の花「富貴草 (ふっきそう)」

2020-03-29 04:28:26 | 暮らし
人生日訓(290)

「古(いにしえ)の学者は己のためにす」

論語に出て来る孔子のことば。これにつづいて「今の学者は人のためにす」とある。

もとより、ここでいう学問というのは孔子時代のことで、今日のそれとは大分様子が

違っているので、同一に語ることはできないけれども、名にかしら、今日にもあては

まるような気がする。現に友松師のように明治大正の学風に育ってきたものと、戦後

の今日の学問をしている人々の学問の仕方とは大分違うところがある。その一つが

この句からも思い当たるところがある。古の学者、つまり、本当の学問をする人とい

うものは世間の名利とということが、中心ではなかったのに、今日はみんな肩書の

ための学問になりかかっている。職業にありつくための手段、世間からの信用を受

けるための肩書としての学問ということが強くなっているような気がする。

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3月から咲く花「富貴草 (ふっきそう)」

開花時期は、 3/20 ~ 4/20頃。 ・白い花の先端部分は  茶色になっている。 ・1年じゅう葉が茂るのを  繁栄の意味にとったのが  名の由来。 ・庭の陰地などに郡植される。 ・秋以降に、白い、  角(つの)が生えたような形の  実がなることがある。 ・別名  「吉字草」(きちじそう)。

(季節の花300より)



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季節の花「連翹 (れんぎょう)」

2020-03-28 04:38:23 | 暮らし
人生日訓(289)

「ひとをうらやまぬ」

他人の成功を目にし、耳にして、平気でいるということも無理ではあろうが、これをう

らやむというのはどうしたことであろうか。もちろん人間は他人の成功をみて、「俺

も一つやってみよう」と思い立ち、奮い立つということも決して悪いことではない。他

人の成功に無神経であり、無関心でいるよりは、どこか取り得があるように思う、し

かし、自分は何もしないで、努力もしないで、ただ他人の成功をうらやみ、ねたむと

いうことは本物ではない。これは一種の敗北主義ではあるまいか。他人の今日の成

功には、それに達するための並々ならぬ骨折りがあったのである。

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3月から咲く花「連翹 (れんぎょう)」

開花時期は、 3/20 ~ 4/20頃。 ・古名は「鼬草」(いたちぐさ)。 ・中国が原産地。 ・たくさんの花で  まっ黄色に染まるのが  とても美しい。 ・ふつうの  「連翹」と、  「支那連翹(しなれんぎょう)」、  「朝鮮連翹   (ちょうせんれんぎょう)」の  3種類がよく知られている。  (見分け方は難しそうです)。  「連翹」   → 丸っこい花びら。  「支那連翹」 → 細長い花びら。  「朝鮮連翹」 → 細長い花びら。          枝が湾曲する。 ・本来「連翹」とは  巴草(ともえそう)を  さしていたが、  今の連翹の木に誤用され、  以来この木が「連翹」の名で  呼ばれるようになった。 ・1月24日の誕生花。 ・花言葉は「集中力」。

(季節の花300より)



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季節の花「枝垂れ桜(しだれさくら)」

2020-03-27 04:38:46 | 暮らし
人生日訓(288)

「ひとのそしりを忍ばん」

法句経二二七番に「凡そ、この世にそしりを受けざるはない」とある通り、広い世の

中のことである。十人十色の世の中である。同じものをいいという人があるかと思え

ば、これに反対する人もある。ましてや、何か新しい仕事をしようとでもすれば、たと

え、この仕事が世の中のためになることであっても、それには利害の関係上必ず反

対者が出て来る。何やかやとそしりを受ける。ときには、四面楚歌という場合もあろ

う。しかし、そんなことで腰がくだけてしまっては何一つ、物は成就しない。多少の反

対、そしりがあろうとも、堂々と、それに打ち勝ってやりぬいて行くことが大切であ

る。

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3月から咲く花「枝垂れ桜(しだれさくら)」

開花時期は、 3/20 ~ 4/20頃。  3月下旬頃から咲き出すものと、  桜より少し遅れて   4月5日頃から咲き出すもの  とがある。  (一重のものは開花時期が早く、   八重のものは遅いようです)。 ・長い枝を垂れ下げ、  その先端にたくさん花をつける。  八重のものもある。  とにかくきれい♪ ・「八重紅枝垂   (やえべにしだれ)」とか  「紅枝垂(べにしだれ)」など、  品種いろいろ。  ちなみに、  春に紅葉するモミジにも  同じ「紅枝垂(べにしだれ)」  という総称がついている。   → 紅枝垂 へ ・梅にも枝垂梅  というのがある。 ・なぜ枝が垂れるのか、  という研究をしているグループ  があり、  「枝は伸びると   重力によって下に垂れそうに   なるが、   ふつうの植物には   それに打ち勝つだけの   復元する力があり   上(太陽)に向かって   伸び続ける。   しかし枝垂桜はその力が弱く、   人間が支え木などをして   育てていかないと   大きくならない」との  見解を出している。 ・”樹齢何百年”という  古木の銘木が全国にある。 ・京都府の花(枝垂桜)

(季節の花300より)



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