季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「灯台躑躅(どうだんつつじ)」

2018-04-30 05:06:42 | 暮らし
名言名句(225)

「精神一到何事か成らざらん」『朱 熹』

一心に努力すれば、何事も成就しないことはない、ということで、

よく用いられる言葉です。一つの事に立ち向かっている時、なか

なかうまくいかず、落ち込みがちになることがあります。そんな

とき、自分を励ます言葉としても有益です。これは出来そうにない、

としり込みすることがもっともよくないことです。出来ないと思え

ばこそ、それに立ち向かう精神力が大事だということが言えます。

現代青年に欠陥があるとすれば、精神の強靭さの欠如でしょう。

もっとも、いつの時代でも、青年の心はゆらめきやすいものかも知

れません。

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4月から咲く花「灯台躑躅(どうだんつつじ)」

開花時期は、 4/10 ~ 5/ 5頃。

花が、つぼみから
 ぽこっと咲き出すところが 
 おもしろい。壷形の花。


・枝分かれする形が
 「燈台」(燈明台、または、
      結び燈台、
      燭台(しょくだい))
 に似ていることから
 「とうだいつつじ」になり、
 さらに次第に変化していって
 「どうだんつつじ」に
 なったらしい。

 ふつう略して
 「どうだん」と呼ぶことが多い。

 また、枝分かれする形が、
 岬に立つ「灯台」の
 脚の部分に似ていることから
 「とうだいつつじ」になった、
 との説もある。


・「満天星躑躅」とも書く。
 漢名から。
 白い花が咲きほころぶさまを
 満天の星に見立てた。

・菱形(ひしがた)の葉っぱ。
・紅葉もとてもきれい。



(季節の花300より)


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季節の花「姫林檎 (ひめりんご)」

2018-04-29 04:28:50 | 暮らし
名言名句(224)

「大事は小事より起こる」『老 子』

大事というものは、ごくつまらぬことが原因で起こるものである、

ということですが、日常生活の中の様々な出来事をかえりみても、

この言葉の持つ意味は重いものを抱えています。

『老子』のこの言葉以外にも、小事がいかに大事のもととなるかを

言い表した言葉は、他にも、いろいろあります。

身近な例では、煙草の火の消し忘れがしばしば火事の原因になる

ように、ちょっとした油断、心のゆるみが、大事をもたらすことに

なります。何事につけ、心しなければならないことは、まず、結果

がどうなるかを考えてから事に対処することが肝心であるというこ

とでしょう。しかし、人間は、もともと、慎重なようでもどこか軽

はずみなところがあるものです。

歳時記

昭和の日

激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、

国の将来に思いをいたす国民の祝日。

1989(昭和64)年1月7日の昭和天皇崩御の後、それまでの

天皇誕生日である4月29日を「生物学者であり自然を愛

した昭和天皇をしのぶ日」として「緑の日」とすること

となった。しかし、実際に制定された法律では、昭和天皇

を偲ぶという趣旨は盛り込まれなかった。

このため、「昭和の日」に改称する法律案が超党派の国会

議員により提出され、数度の廃案の後に2005年に成立、

2007年より4月29日を「昭和の日」とし、みどりの日は5月

4日となった。

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4月から咲く花「姫林檎 (ひめりんご)」

開花時期は、 4/10 ~ 4/末頃。
 桜より開花が遅い。
 花は最初はピンクで、
 満開時には白くなる。
・小さな林檎。秋に熟す。
 食べられるが酸っぱいらしい。

(季節の花300より)



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季節の花「白山木 (はくさんぼく)」

2018-04-28 04:18:01 | 暮らし
名言名句(223)

「金銀はもうけがたくへりやすし 朝夕十露盤(そろばん)に油断することなき」『井原西鶴』

カネはもうけようとしてもなかなかもうからないものです。

もうからないばかりか、減る方が早いといってもいいで

しょう。カネというものはそういうものだから、毎日、ソロ

バンをはじいて、油断することのないようにしなければいけ

ない、ということを言っているのです。

井原西鶴は、江戸前期の浮世草子作者であり、俳人でもあり

ました。それまでの物語のしきたりを破って、物欲とか性欲

に支配される人間性を様々な角度から描いた西鶴の経済観念

は、極めて現実的なものでした。ソロバンはいつごろから使

われ始めたのでしょうか。東洋においての最初のソロバンを

使うようになったのは中国でした。この中国で使われだした

ソロバンが、いつごろ、どこから伝わったのかは分かってい

ません。日本へは、十六世紀の中頃、中国の商人によって

九州地方に伝えられたのです。

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4月から咲く花「白山木 (はくさんぼく)」

開花時期は、 4/10 ~ 4/末頃。
・葉っぱはでかく、光沢がある。
・花は白くて小さい。
 かなり匂います。
・秋に赤い実がなる。


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季節の花「月桂樹 (げっけいじゅ)」

2018-04-27 04:18:34 | 暮らし

名言名句(222)

「一つ心なれば必ず一事を成ず」『日蓮 上人』

心を一つに合わせれば、間違いなく一つのことを成し遂げる

ことが出来る、というのです。何事につけ、心が一つになら

ないことには、物事を成就出来ないことを言っています。

日蓮上人の文永11年の書簡に、「一人の心なれども二つの

心あれば、其心互いて成ずることなし。百人仙人なれども、

一つの心なれば必ず一事を成す」とあります。

たとえ一人の心であっても、相反する二つの心であれば、事を

成就できない。百人千人の大多数の人であっても、心が一つで

あれば、必ず一つの事をやり遂げることが出来る、ということ

で、人間は十人十色、顔かたちが違う様に、心がそれぞれ違っ

ているけれども、心を一つに合わせると、成就できそうにもな

いことでも成就出来るというのです。

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4月から咲く花「月桂樹 (げっけいじゅ)」

開花時期は、 4/10 ~ 4/末頃。
・別名
 「ローリエ」「ローレル」。
・南ヨーロッパ原産。

・枝に沿って
 黄色い花をびっしりつける。
・カレーやシチュー等に使われる
 ハーブの一種。
 乾燥させた葉を香料として使う。
・葉っぱは、
 譲葉(ゆずりは)に似ている。


・古代ギリシャでは、
 太陽神アポロンの木
 とされていた。
・イギリスでは16世紀頃から、
 優れた詩人に対して、
 月桂樹にちなんだ
 特別な称号が与えられた。


・月に見える
 「もちつきをしているウサギ」
 は、中国では
 「大きな桂(けい = 銀木犀)
  の樹を切る男の姿」
 に見える。
 そこから、この木が
 日本に渡来した際に、
 「月」の「桂」の樹から
 「月・桂・樹」の名が
 つけられた。


・筆者の実家の月桂樹には
 いつもアゲハ蝶の
 幼虫(芋虫)がいた。
 葉っぱが
 おいしいのかもしれない。



(季節の花300より)



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季節の花「枸橘 (からたち)」

2018-04-26 04:36:20 | 暮らし
名言名句(221)

「少年老い易く学成り難し」『朱 熹』

若いわかいと思っているうちに、気が付くと、あっという間に

年を取って老境に入ってしまうのが人生で、だから、若い時か

ら時間を大切にして勉強に励むべきである、学問は一挙に進ま

ないものだから、という意味です。これは、わが江戸時代の儒

学に大きな影響を与えた朱子学の開祖である南宋の朱熹の

「偶成」という詩の中の言葉です。偶成とは、偶然に出来ると

いう意味ですが、詩の内容は、示唆に富んでいます。

「少年老い易く学成り難し 一寸の光陰軽んずべからず 未だ

醒めず池塘春草の夢 階前の梧葉既に秋声」

うつらうつらと池の堤の春草の上で夢を見ているうちに、階段

の前のあおぎりもはや秋色を帯びてしまったという後半の二句

は、時の経つ速さを比喩的に表現しています。

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4月から咲く花「枸橘 (からたち)」

開花時期は、 4/10 ~ 4/末頃。
・「唐橘(からたちばな)」の略。
 中国や朝鮮から渡来した橘の意。
 ただし、
 「百両」で知られる唐橘とは
 全く別のものです。

・生け垣に使われることがある。
・枝に大きいトゲがある。
 さわると痛いよ。
  (気をつけましょう)

・島倉千代子の歌
 「からたち日記」。

・別名
 「枳殻(きこく)」
・英名は
 「オレンジ・ジャスミン」


・「からたちの
  棘原(うばら)刈り除(そ)け
  倉立てむ
  屎(くそ)遠くまれ
  櫛(くし)造る刀自(とじ)」
   万葉集
   忌部首(いみべのおびと)

 「からたちの
  垣にも春は 待たれけり」
   今泉恒丸
   (こいずみつねまる)

 「やはらかに
  若芽のびたる からたち垣
  白き小花の
  かつ咲けり見ゆ」
   古泉千樫(こいずみちかし)

(季節の花300より)





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