季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「錦木(にしきぎ)」

2018-11-30 04:45:50 | 暮らし
名言名句(448)

「二兎を追う者は一兎も得ず」『ローマのことわざ』


物を書くには時間がいります。勤めに時間の大半を割かれている

状態では、いいものは生み出せません。壮年から初老にはいると、

体力の減退も目立ちました。知人は、勤め人としても、またシナ

リオライターとしても、中途半端に終わってしまったのです。会社

の日常業務においても、たとえ仕事が山積みしても、一つひとつ片

づけることが大切です。一度に何もかも片付けようとしたら、どれ

もうまくいかないでしょう。狙いは一つ、目標は一つにして絞って、

一度に何もかも仕上げようという欲を出さないことです。ひとつの

目標を終えて、それから次の仕事に取り掛かるように努めるべきです。





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11月に実をつける樹木「錦木(にしきぎ)」

野などに生える。
・古い枝に、
 コルク質の翼があるのが特徴。

・紅葉と、
 オレンジ色のタネがいい。
 名前は
 この紅葉からつけられたようだ。
・花は春咲くがほとんど目立たない。
・秋に、丸い実ができる。
 タネは、だいだい色。

・別名
 「剃刀の木(かみそりのき)」
    枝にある翼の形状から。
    翼が発達しているのは
    ぬるでも同じ。



(季節の花300より)



季節の花「南天(なんてん)」

2018-11-29 04:29:51 | 暮らし
名言名句(447)

「人は山よりも寂しいときがある」『金子 秀夫』

この言葉は、金子秀夫(1933-)の「音楽の秋」という詩の中の

一行ですが、疎開派時代の世代である詩人金子秀夫の詩の思想に

は、現代社会について、無常感を基盤としてとらえる漂流思想が

あります。どこに流れ、どこうに落ち着くとも定めえぬ漂流の思

いは、五十歳代の男性の心理に深く刻み込まれた悲しみの思いと

言っても良いでしょう。「人は山よりも寂しいときがある」と呟

くことで、街に生きる人たちは、自分のふるさとの山を偲ぶこと

もあるでしょう。山を見る時、この詩句を思い出すと、寂しさと

共に、心に安らぎを感じることがあるのは、山を愛しているから

でしょうか。


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11月に実をつける樹木「南天(なんてん)」

開花時期は、 6/15 ~ 7/10頃。
・中国原産。
・花は比較的地味な白い花。
 真ん中は黄色。

・漢名の「南天燭」を
 略して「南天」。
 「なんてん」は
 「南天」を音読みしたもの。

・秋に赤い実をつける。
 鳥が食べない限り
 冬中見ることができる。 
  (鳥の大好物のようです)
 実を乾燥させたものには
 せきどめの効き目がある
   → のどあめがありますね。
 また、葉には「ナンジニン」
 という成分を含み、
 殺菌効果がある。

・薬効   せきどめ
・薬用部位 実
・生薬名 「南天実(なんてんじつ)」


・福寿草の花と南天の実とセットで
 「難を転じて福となす」という
 縁起物の飾り付けが
 されることがある。
 (お正月に多い)。
 また、無病息災を願う、
 「南天の箸(はし)」と
 いうのもある。
 防火、厄除けとして
 庭先や鬼門にも植えられる。

・京都の金閣寺の床柱は、
 南天の材を使って 
 いることで知られている。



(季節の花300より)




季節の花「権萃 (ごんずい)」

2018-11-28 04:36:13 | 暮らし
名言名句(446)

「光のある間に歩きなさい。闇に追いつかれないようにしなさい。

闇の中を歩く人は、自分がどこへ行くのか分かっていないのです」

「新約聖書・ヨハネ伝」


この希望を抱いている間に、どんどん歩いて行くことが肝心である、

ということです。闇は、希望を覆い隠すものです。その闇に追いつ

かれないように、前へ前へと進む生き方が大事です。希望を持たな

い人は、自分の人生を迷いを持っている人です。迷いの考え方には、

人間らしさを求める何ものもありません。希望は、人間らしさ、を

求める同義語でもあるからです。光を目標にして歩いている人は、

それだけでも表情が生き生きとしています。逞しく生きるという

ことがどういうことか、それは光を目標とするものであるというこ

とを、よく知っているからです。そういう人には、闇は、一目散に

逃げてしまうのでしよう。

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11月に実をつける樹木「権萃 (ごんずい)」

樹皮には縦に
 不規則な白い模様がある。
・秋に紅色の袋の中から
 黒い実が現れる。

・材としては
 用途がないところから、
 同様に役に立たない魚とされる、
 「権瑞(ごんずい)」に
 なぞらえた。
 (名前の由来)

・関東地方以西の山地に自生する。

・別名
 「狐の茶袋
  (きつねのちゃぶくろ)」
   実の形から。

 「黒臭木(くろくさぎ)」
   臭気から。



(季節の花300より)



季節の花「梔子 (くちなし)」

2018-11-27 04:54:44 | 暮らし
名言名句(445)

「陰口は人生の敵」『光 秋』

居酒屋などで、酔った会社員たちがよく上司いの口をおおあって

溜飲を下げていますが、これなどは、どこか愛敬があります。

たちの悪いのは、白昼堂々、それとわかるような立ち話などで、

表情をこわばらせながらささやきあっている陰口です。

陰口は生産的ではありません。人間関係の中でも、非生産的です。

社会のルールを破壊するものと言えるでしょう。陰口をたたく

ぐらいなら、陰口を言いたくなる当の本人に、思うところをぶっけ

ることです。反発を喰らうかもしれません。反省するかも知れませ

ん。毎日の生活を明るく送るためにも、フェアプレーで臨みたいも

のです。

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11月に実をつける樹木「梔子 (くちなし)」

開花時期は、 6/15 ~ 7/末頃。
 一重ものは早咲きで
 八重ものはやや遅咲き。
・いい香り。
 遠くからでも香ってくる。


・八重咲きものは実がならないが
 一重咲きものは実がなる。
・実の口が開かないところから
 ”口無し”の名になった。
 また、実にある突起部分を
 くちばしに見立てた、
 「クチハシ」からの変化、
 という説もある。

・将棋盤の下にある「4脚」の模様は
 このクチナシの実を
 イメージしたもの。
・「梔子」の漢字は漢名に由来。


・実(み)は、だいだい色で、
 薬用、染料になる。
 無毒なので、布以外にも、
 きんとん、たくあんなどの
 着色料にもなる。

・薬効   のどの痛み、食欲不振
・薬用部位 実
・生薬名 「山梔子(さんしし)」


・「梔子(くちなし)色」■
  → 色 いろいろ へ


・「小梔子(こくちなし)」は
 八重で
 「梔子」より少し小型。
 形はほぼ同じ。

・5月6日、7月2日の誕生花
・花言葉は「洗練、優雅」
     「喜びを運ぶ」

・別名「せんぷく」


・「口なしの
  淋しう咲けり 水のうへ」
   松岡青蘿(まつおかせいら)

 「薄月夜
  花くちなしの 匂いけり」
   正岡子規

 「山梔子(くちなし)や
  築地の崩れ 咲きかくし」
   堀麦水(ほりばくすい)



(季節の花300より)


季節の花「臭木 (くさぎ)」

2018-11-26 04:52:09 | 暮らし
名言名句(444)

「腹水(ふくすい)盆に返らず」『拾遺記(しゅういき)』

一旦盆からこぼれた水は再び盆に返らないように別れた夫婦は

元通りにはならない、というのです。私たちの毎日の暮らし、

そして職場などでは、この太公望の故事から離れて、取り返し

のつかないことをしてしまったときなどに使うことが多いよう

です。全ての事柄において、慎重に事に対処するように努めた

いものです。

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11月に実をつける樹木「臭木 (くさぎ)」

開花時期は、 7/25 ~ 8/末頃。
・木や葉の薬品臭から
 臭木の名がついたが、  
 花自体はとっても甘い香り。

・実は瑠璃色でよく目立つ。
 秋に実る。
 鳥の好物らしく、
 鳥がよく来る木の実は
 すぐなくなってしまう。
 (青く丸いのは「タネ」らしい)


(季節の花300より)