季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「文目(あやめ)」

2013-05-31 05:22:37 | インポート

一日一言

座を占める

場所を占めると言う意味から、ある地位や

役柄に就く事を表す場合に用いる。

★藤原一門が朝廷の主要な役職に座を占めた

おは平安時代の事である。

類語:座を取る


4月から咲いている花「文目(あやめ)」

開花時期は、 4/25 ~ 5/20頃。
・剣形の葉が
 きちんと並んで生える
 葉の様子から、
 文目(筋道、模様の意)
 の名がついた、と言われる。
・「綾目」とも書く。
 花弁の基の黄色部分の
 縞(しま)模様を
 「綾目」の字で表現した。

・よく、この花は
 「菖蒲(しょうぶ)」と
 表現されるが、
 「文目」と「菖蒲」は別種。
 <参考>菖蒲(しょうぶ)
  (菖蒲を”あやめ”と
   読むこともあり、
   ますますややこしい)

・乾いた土に生える。
 湿地には向かない。
・白花の品種もある。


・「いずれ文目か杜若」
 (区別できないことのたとえ)

・5月11日、6月3日の
  誕生花(文目)
・花言葉は
  「メッセージ、希望」(文目)
 
(季節の花300より)



季節の花「白詰草」

2013-05-30 05:01:56 | インポート

一日一言

座を組む

膝を崩してあぐらをかくという、楽な

座り方を表す場合に用いる。

★今日の会合は気の許しあえる者たち

で、気楽に座を組んで話し合った。

類語:安座する


4月から咲いている花「白詰草」

開花時期は、 4/20 ~ 8/15頃。
・ヨーロッパ原産。江戸時代に渡来。
・アイルランドの国花。
・牧草として用いられている。

・江戸時代、オランダ人が
 ガラス器具を箱詰めするときの
 詰め物として利用していたらしい。
 (名の由来)。

・花は「赤詰草」にそっくりだが、
 色が白なのと、
 花茎を伸ばした先に
 花が咲くことから 
 区別できる。
 (赤詰草は葉っぱの
  すぐ上に花が咲く)
 また、葉っぱ自体も丸っこい。
 (赤詰草の葉っぱはややとがる)

・ふつうは葉は3枚だが
 まれに4枚つくことがある。
 さがしてみましょう。
 ”四ツ葉のクローバー”
    Four-leaf clover


・夜になると葉を閉じる。

・別名
 「クローバー」
 「馬肥(うまごやし)」
   馬肥は、本来は、
   黄色いつぶつぶの
   別の花の名前。
   白詰草の別名でもある。


・「クローバーに
  雨すこし降り けふの会」
   山口青邨

(季節の花300より)

 


季節の花「紫露草」

2013-05-29 04:37:18 | インポート

一日一言

座を構える

姿勢を正しくして座ると言う意味から、

行儀を正して席に着くことを言う場合

に用いる。

★市制50周年記念式典に招待されて、

会場に行き指定された席に座を構えた。


4月から咲いている花「紫露草」

開花時期は、 4/20 ~ 7/10頃。

・高さ50cmほどで、
 小さい花の「紫露草」と、
 高さ1mほどで、
 大きめで色数豊富な花の
 「大紫露草
  (おおむらさきつゆくさ)」
 があり、
 厳密には区別されるが、
 ふつうは両方とも
 「紫露草」の名で
 呼ばれることが多いようだ。

・くっきりした花弁。
 色はピンク、紫、青紫、など。
(季節の花300より)


季節の花「クレマチス」

2013-05-28 05:21:30 | インポート

一日一言

触(さわ)り三百

ちょっと触れただけで三百の損をする

と言う意味から、争い事や議論などに、

なまじっか首を突突っ込んだりしたため

に思いがけない被害に遭うことをたとえ

ていう場合に用いる。「触り三百目」とも

いう。

★触らぬ神に祟りなしと言うが、今回の

騒動には十分自重して、触り三百には

ならないように家族に注意した。


4月から咲いている花「クレマチス」

開花時期は、 4/20 ~ 6/20頃。
 冬咲きのものもある。
・いろいろな色で咲く。

・古くから茶花に使われるなどの
 和風のイメージと、
 今風の洋風のイメージの
 両方をもつ。


・花びらの枚数が
 6枚のものは
 「鉄線」(てっせん)、
 8枚のものは
 「風車」(かざぐるま)と
  呼ばれるようだ。
 「クレマチス」はこの2つの総称。

 「鉄線」は、つるが細くて丈夫で
  針金のようであることから。
  中国原産。
 「風車」は花の形から。日本原産。

 (でも、7枚のものを
  ときどき見かける。
  これって、どっち?)

・5月19日、6月19日の
 誕生花(クレマチス)
・花言葉は
 「精神的な美しさ、旅人の喜び」
    (クレマチス)
(季節の花300より)



季節の花「金雀枝 (えにしだ)」

2013-05-27 05:04:43 | インポート

一日一言

さればこそ

僧だからこそ、と言う意味で、前の事柄を

強く肯定しることによって、後ろの事柄を

それに続ける場合の接続の言葉として用

いる。

★円安・株高に気を許して消費を煽るのは

困る。株価大暴落に泣きを見る事になる。

さればこそ第三の矢の実効が待たれる。


4月から咲いている花「金雀枝 (えにしだ)」

開花時期は、 4/20 ~ 5/25頃。
・黄色い蝶形の花がいっぱい咲く。
 赤い種類もある。
・枝葉の形は「ほうき」形。

・ヨーロッパ原産。
 日本へは江戸時代に渡来。
・”エニシダ”の読みは、
 オランダ語の「genista」
 (ヘニスタ または ゲニスタ)
 あたりが語源らしい。

・英語では「Broom(ほうき)」。
 伝説の魔女が
 夜中にまたがって飛ぶほうきは
 この金雀枝のことであるらしい。
 また、昔は実際にこの枝を束ねて
 ほうきをつくっていたらしい。

・聖母マリアが
 赤ちゃんの頃のイエスを抱いて
 逃げている時に、
 エニシダの草とすれる音で
 つかまりそうになった、
 との伝説がある。


・花びらの脇の方が赤い、
 「頬紅金雀枝
  (ほおべにえにしだ)」が
 園芸品種としてよく知られる。
・「金雀児」とも書く。


・「えにしだの
  黄色は雨も さまし得ず」
   高浜虚子
   (たかはまきょし)
(季節の花300より)