人生日訓(442)
「君子の過つや人みなこれを見る」
子貢という孔子の弟子の言葉である。君子、立派な人でもたまにはしくじりを
するがみんなの目につく。そしてじき改めるので、世人によくわかるというの
である。外のところに「小人のあやまつや、必ず之を文(かざ)る」といって
いるのと、まことに、いい対照である、本文はこうである。「君子の過ちや日
月の食の如し、過つや人みなこれを見る」というのである。君子がしくじるの
は日や月が蝕でなくなるようなもので、万人の目にはいる。万人は驚いて見上
げている。さうると、日蝕や月蝕が時がたつと、又元通りになるように、君子
のしくじりはほどなく改まるので、誰の目にもはっきり入ると言うのである。
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8月に咲いている花「枸杞 (くこ)」
夏から秋にかけて紫色の花が咲き、 そのあとで赤い柔らかい実がなり 食べられる。 (実の赤い色は、干しても なかなか色落ちしない) この実を酒や焼酎に漬けて 「クコ酒」にする。 ・薬効 高血圧症、動脈硬化予防 ・薬用部位 葉 ・生薬名 「枸杞葉(くこよう)」 ・薬効 疲労回復、強壮 ・薬用部位 実 ・生薬名 「枸杞子(くこし)」 ・薬効 血糖低下、解熱、強壮 ・薬用部位 根の皮 ・生薬名 「地骨皮(じこっぴ)」 中国と日本では古くは 「沼美久須利(ぬみくすり)」と 呼ばれるなど、薬として有名で、 栽培も盛んだった。 ・枝にはとげあり。 とげが多いところから 生垣としても植えられる。 ・中国名「枸杞」の 音読みが「くこ」。
(季節の花300より)