季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「エゾムラサキツツジ [蝦夷紫躑躅]」

2023-05-31 04:41:04 | 暮らし
一日一名言(259)

日本人は武を尚(とうと)び、とかく事を企て、興奮し易く、栄耀栄華を

夢み、名誉欲が強く、極端から極端に走る傾向がある

冒頭の言葉はまさしく客観的だが、ケンペルは親日家だった。「手先が器用

で頭の働きがよい点で、日本人は他の諸国民より勝れている」は一例。

自主独立と言う観点から鎖国に理解を示し、「破られることのない国内の

平穏」に加え富士山や大和なでしこの美しさに讃嘆を惜しまなかった。

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5月に咲いている花「エゾムラサキツツジ [蝦夷紫躑躅]」

花の特徴 葉の展開に先立って花をつける。 花の色は紅紫色で、花径は25ミリから30ミリくらいである。 花冠は5つに裂けて平らに開く。 雄しべは10本である。

葉の特徴 葉は長い楕円形で、互い違いに生える(互生)。 ただし、枝の先に集まってつくので一見すると輪生しているように見える。 葉には艶がある。

実の特徴 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。

その他 環境省のレッドリスト(2007)では、絶滅危惧II類(VU)に登録されている。 

(花図鑑より)

        

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季節の花「ウマノアシガタ(キンポウゲ) [馬の足形]

2023-05-30 04:28:42 | 暮らし
一日一名言(258)

泣きたい時は、何時でも先生のところへいらっしゃい。

先生も一緒に泣いてあげる

大石久子先生は女学校の師範科を出たばかり、昭和三年四月に小豆島の小村の

分教場に配属される。実家から八キロの道のりを自転車で往復するハイカラ

さんだが、小柄ゆえに子供たちに「小石先生」とあだなされる。『二十四の

睛』はそんな彼女が激動の「ふた昔」を経て、「なきみそせんせ」とあだな

されるまでの物語だ。

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5月に咲いている花「ウマノアシガタ(キンポウゲ) [馬の足形]

花の特徴 枝分かれをした花茎の先に1つずつ黄色い花をつける。 花弁は5枚で横に開き、光沢がある。 花の真ん中には雄しべと雌しべがたくさんある。 八重咲きのものは雄しべや雌しべが花弁に変化したものである。

葉の特徴 根際から出る葉は手のひら状に3つから5つに深く裂け、束になって生える(束生)。 茎につく葉は非常に深く裂けている。

実の特徴 花の後にできる実は球状をしたそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)の集合果で、金平糖のような形をしている。

この花について 茎は中空で直立し、毛が生えている。

その他 面白い名前は花の形を馬の蹄につける馬沓にたとえたものである。 漢字では「馬の脚形」とも書く。 一般にはキンポウゲ(金鳳花)の名前で知られている。 キンポウゲは八重咲きの品種に限定して呼ぶという説もあるようである。 有毒植物で、誤食すると腹痛や下痢、嘔吐などの症状が現れる。 また、汁液が付着すると皮膚の弱い人は赤く腫れ上がったりするから注意が必要である。 俳句の季語は春である。 属名の Ranunculus はラテン語の「rana(蛙)」からきている。この属の水生の種が蛙の棲むような所に生えることから名づけ 

(花図鑑より)
       

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季節の花「ウツギ(ウノハナ) [空木]」

2023-05-29 04:41:31 | 暮らし
一日一名言(257)

成功は天なり、死生は命なり、失敗して死すとも

豈(あに)後世に恥じんや

冒頭は六十七年のクーデター「王政復古の大号令」で薄氷を渡っていた頃の

岩倉具視のことば。

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5月に咲いている花「ウツギ(ウノハナ) [空木]」

花の特徴 枝先に円錐花序(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)を出し、白い花を垂れ下げてつける。 花弁は5枚、雄しべが10本、花柱(雌しべ)は3、4本ある。 雄しべの花糸には狭い翼がある。

葉の特徴 葉は細長い卵形で先が尖り、向かい合って生える(対生)。 葉の長さは3センチから6センチくらいである。 葉の縁には浅いぎざぎざ(鋸歯)がある。

実の特徴 花の後にできる実は緑白色をした球形のさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、熟すと3つから4つに裂ける。

その他 和名は、枝が中空になっていることからつけられたものである。 材質は硬く、木釘や楊枝などに用いられている。 別名はウノハナである。 これは、卯月(陰暦4月)に花が咲くということからつけられた名である。 葉や実を乾燥させたものには利尿効果があり、生薬名を溲疏(そうじょ)と言う。 俳句では、「卯の花」「空木の花」「花空木」「卯の花垣」などが夏の季語である。 属名の Deutzia はツンベルクが後援者の「ドイツさん(Johan van der Deutz)」にちなんで名づけた。 種小名の crenata は「円 

(花図鑑より)
        




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季節の花「インパチェンス」

2023-05-28 04:38:43 | 暮らし
一日一名言(266)

うつくしき世を神さりましゝ大君の みあとしたひて

我はゆくなり

午後八時、霊柩車が宮城を出発したことを告げる号砲の直後だった。学習院長

を務めていた陸軍大将、乃木希典が夫人ととともに自刃した。冒頭は乃木が

残した二つの辞世のうちの一つである。

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5月に咲いている花「インパチェンス」

花の特徴 花は3枚の萼片と3枚の花弁からなる。 花の色は朱色、紅色、赤紫、桃色、白などがある。 絞りや八重咲きもあり、斑入りの品種もある。

葉の特徴 葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。 葉の先は尖らない。

実の特徴 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。

この花について よく枝分かれをして茎先に次々と花をつけインパチェンスは属名だが、園芸的にはインパチェンス・ワレリアナのことを言う。 多くの園芸品種がある。 和名はアフリカホウセンカという。 園芸上は一年草として扱う。 属名の Impatiens はラテン語の「impa(否定)+tient(忍耐)」からきている。「我慢できない」という意味で、さく果にさわると急に弾けることから名づけられた。、花期も長い。 


(花図鑑より)
       

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季節の花「イロハカエデ(イロハモミジ) [いろは楓]」

2023-05-27 04:34:51 | 暮らし
一日一名言(255)

もっと真実に喰い入りたい、もっと深くなりたい、現在のようでは

どうしてもいけない

四年半を過ごした、愛蔵の故郷、信州をあとにした。前日に二十六歳になった

ばかりの相馬黒光は、大きな転機にいた。当時、身心とも疲労の極にあった

彼女を支えたのは、冒頭の一念だっただろう。

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5月に咲いている花「イロハカエデ(イロハモミジ) [いろは楓]」

花の特徴 若葉の展開と合わせて、柄のある小さな花を下向きにつける。 花は雄花と両性花が交じるが、両性花の数は少ない。 萼片は暗い紫色を帯びており、5枚ある。 花弁は黄緑色で萼片よりも短く、やはり5枚ある。 雄しべは8本ある。

葉の特徴 葉は向かい合って生え(対生)、手のひら状に5つから7つに深く裂ける。 裂片には不規則なぎざぎざ(鋸歯)があり、先が長く伸びる。 この裂片を「いろはにほ」と数えたというのが名の由来である。

実の特徴 花の後につく実は翼果(翼のある実)である。

この花について 秋の紅葉が美しい。

その他 別名をイロハモミジ、タカオカエデともいう。 タカオカエデは京都の高雄に多いことからきている。 俳句では「紅葉」が秋の季語である。 属名の Acer は「裂ける」という意味のラテン語に由来する。 種小名の palmatum は「手のひら状の」という意味である。 

(花図鑑より)

        


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