季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「オイランソウ(フロックス) [花魁草]」

2023-07-31 04:51:34 | 暮らし
一日一名言(320)

戦争は第一に憎悪と悪意を伴った原始的な強力行為であり、

第二に確からしさと偶然が糾(あざな)う博戯(はくぎ)、第三に政治の道具

である。

クラウゼビッツは、プロイセン(のちのドイツも中核)のエリート軍人。弱冠

十二歳の年に入隊し、ナポレオン戦争を始め、百三十を超える戦場を踏んだ。

その経験と戦史研究をもとに十数年をかけて書き継いだのが代表作『戦争論』

である。

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7月に咲いている花「オイランソウ(フロックス) [花魁草]」

花の特徴 茎先にやや丸い円錐花序を出し(下のほうになるほど枝分かれする回数が多く、全体をみると円錐形になる)、ピラミッド状に固まって花径2~3センチの花をたくさんつける。 花冠は筒部が長く、先が5つに深く裂けて横に開く。 花冠の裂片は襞状に互いに重なる。 萼片は5枚で緑色である。 雄しべは5本である。 花の色は赤紫色や白が中心だが、改良が進んでピンクや紅色など多くの園芸品種が作出されている。

葉の特徴 葉は細長い卵形で、向かい合って生える(対生)。 時に3枚が輪生することもある。 葉の柄は短く、茎の上部では茎を抱く。 葉の縁にぎざぎざ(鋸歯)はない(全縁)。

実の特徴 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。

その他 和名の由来は、華やかに咲く様子を花魁の姿に見たてたもの、あるいは花の香りが花魁の白粉に似ていることによる。 別名をクサキョウチクトウという。 これは花がキョウチクトウに似ていることからきている。 また、宿根フロックスの名でも流通している。 シバザクラも同じ仲間である。 俳句の季語は夏である。 属名の Phlox はギリシャ語の「phlogos(火炎)」からきている。リクニス属の古名であったものが転用された。 種小名の paniculata は「円錐花序の」という意味である。 

(花図鑑より)

       


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季節の花「エーデルワイス(セイヨウウスユキソウ)」

2023-07-30 04:42:30 | 暮らし
一日一名言(319)

同志をつのり、朝廷より先ヅ神州をたもつの大本をたて

日本を今一度せんたく(洗濯)いたし申候


薩長同盟の礎を築き、大政奉還と維新後の国家体制の原案を練り、当時、通商

と軍事の主役だった海運に着目し、海援隊を組織するーーーー。そんな業績に

もまして、坂本龍馬という人間が我々をひきつけ。彼は、後世最も愛された

幕末の志士であろう。

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7月に咲いている花「エーデルワイス(セイヨウウスユキソウ)」 

花の特徴 白い綿毛に覆われた苞葉が星形に見えて美しい。 花びらに見えるのは苞葉で、中心の球形のものが花である。

葉の特徴 葉は先がやや尖った披針形(笹の葉のような形)で、根際から生える葉はロゼット状となる。

実の特徴 花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)

その他 映画「サウンド・オブ・ミュージック」でおなじみの花である。 日本産のミヤマウスユキソウなどの近縁種である。 セイヨウウスユキソウの名で呼ばれることもある。 花の名はドイツ語で「高貴な白」を意味する。 

(花図鑑より)

            
       

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季節の花「ウメモドキ [梅擬き]」

2023-07-29 04:34:16 | 暮らし
一日一名言(318)

一国の政治の方針と運用竝(ならび)に政治家の態度と心術とが、

一国文化の上に及ぼす所の其の影響は実に広大無辺

冒頭の言葉は、「これぞ骨太」の浜口雄幸のエッセー『随感録』にある。

誠治は物質面だけではなく、国民の精神も豊かにするのが任務、そのためには

先ず、政治家がえりを正さなねばならないと論じた「国民生活とは何か」にある。

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7月に咲いている花「ウメモドキ [梅擬き]」

花の特徴 雌雄異株である。 葉の脇に淡い紫色ないし白の小さな花をつける。 花弁数は4枚である。 雄花には4本の雄しべがある。 雌花には雌しべと一緒に小さな雄しべが4本ある。

葉の特徴 葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。 葉の縁には小さな尖ったぎざぎざ(鋸歯)がある。

実の特徴 花の後にできる実は球形の核果(水分を多く含み中に種が1つある)で、秋には真っ赤に熟する。 実の色が黄色や白の品種もある。

その他 和名の由来は梅に似ているということなのだが、どが似ているかには諸説があるという。 俳句の季語は秋である。 属名の Ilex はholly(セイヨウヒイラギ)の古代ラテン名からきている。 種小名の serrata は「鋸歯のある」という意味である。

(花図鑑より) 

      

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季節の花「 ウツボグサ(カコソウ) [靫草]」

2023-07-28 04:28:16 | 暮らし
一日一名言(317)

自分の中では、最後の四十二勝が挫折前の二百三十四勝に

匹敵する宝物になっている。

四十二勝という、もう永久に破られることはないだろう年間最多勝記録。三連

敗後の四連投四連勝で日本シリーズ優勝。西鉄のエース。稲尾和久は記録にも

不滅の歩みを刻む大投手だった。でも、稲尾の稲尾たるゆえんは、肉体だけで

なく、心も鋼(はがね)のように強く、また仏様を思わせる広さを持っていた

ことだろう。

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7月に咲いている花「 ウツボグサ(カコソウ) [靫草]」

花の特徴 茎先に紫色の唇状をした花が穂状に固まって咲く。 上唇は帽子のような形になる。 下唇は3つに裂け、真ん中の裂片は細かく切れ込む。 萼片は5枚で、先が鋭く尖る。

葉の特徴 葉の形は長い楕円形で、向かい合って生える(対生)。 葉の縁には低いぎざぎざ(鋸歯)がある。

実の特徴 花の後に花穂のみが枯れたように褐色に変わる。 これは結実するためだが、そのためカコソウ(夏枯草)の別名がある。 花の後にできる実は分果(複数の子房からできた果実)である。

この花について 茎は根元から群がって生える。 茎の断面は四角形である。 茎や葉には白い毛が生える。

その他 和名の名の由来は、毛ばだった花穂を靫(矢を携帯する用具)に見立てたものである。 花穂を乾燥させたものを生薬で夏枯草(かこそう)といい、利尿薬として利用される。 俳句の季語は夏である。 属名の Prunella はドイツ語だが意味がはっきりせず、語源について議論の多い言葉である。 種小名の vulgaris は「普通の」という意味である。 亜種名の asiatica は「アジアの」という意味である。 

(花図鑑より)

         

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季節の花「ウズアジサイ [渦紫陽花]」

2023-07-27 04:32:59 | 暮らし
一日一名言(316)

滅多に死ぬか虎のふんどし 死んだら死んだで生きてゆくのだ

(ヤマカガシの腹の中から仲間に告げるゲリゲの言葉)

草野心平が「蛙の詩人」と呼ばれる一因となったのが、カエルを主人公にした

初詩集『第百階級』だった。冒頭もそのなかの一節。ゲリゲとはカエルの名前

で、ヤマカガシはヘビの一種。食いちぎられながらも、ゲリゲは見得を切り、

”俺の死に際に君たちの万歳コーラスがきこえるやうに/ドシドシガンガン

唄ってくれ”と仲間に呼びかける。

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7月に咲いている花「ウズアジサイ [渦紫陽花]」

花の特徴 萼片が内側にまるまって渦を巻くように見える。 花の色はピンクや青紫色のものがある。

葉の特徴 葉は卵形で、向かい合って生える(対生)。 葉の色は艶のある淡い緑色で、葉脈がはっきりしている。 葉の縁にはぎざぎざ(鋸歯)がある。

その他 ウズアジサイはアジサイの園芸品種の1つである。 特徴は萼片が内側にまるまって渦を巻くように見えることである。 ウイルスに侵されたものが園芸品種として定着したという。 属名の Hydrangea はギリシャ語の「hydro(水)+angeion(容器)」からきている。さく果の形からから名づけられた。 種小名の macrophylla は「大きな葉の」という意味である。 

(花図鑑より)
     
        

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