季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「オオバギボウシ(トウギボウシ) [大葉擬宝珠]」

2022-08-31 04:53:20 | 暮らし
一日一言(361)

あなたの心に

一筋の光を与えるものは、

信念の知的到達点である

確固たる目的意識以外には

何もない。

メアリー・シェリー(作家)

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88月に咲いている花「オオバギボウシ(トウギボウシ) [大葉擬宝珠]」

花の特徴 茎先に総状花序(柄のある花が花茎に均等につく)を出し、下から順に開花する。 花の色は白ないし淡い紫色で、やや下向きに咲く。 一日花で、朝咲いて午後にはしぼむ。

葉の特徴 葉は根際から生え、柄がある。 形は大きな卵形で、弧を描くように走る葉脈が目立つ。 長さは30~40センチくらいあり、つけ根の部分は心形で先は尖る。

実の特徴 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)で、種子には翼がある。

その他 「擬宝珠」というのは、橋の欄干に付ける葱坊主のような形をした装飾のことである。 蕾の形が似ているというので「擬宝珠」の名がつけられた。 若い芽や茎は山菜として利用されている。 別名をトウギボウシという。 俳句では「擬宝珠」が夏の季語である。 属名の Hosta はオーストリアの医師で植物学者の「ホスト(N. Host)さん」にちなんで名づけられた。 種小名の sieboldiana は日本植物の研究者「シーボルトの」という意味である。 

(花図鑑より)
      


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季節の花「オオセンナリ(センナリホオズキ) [大千成]」

2022-08-30 04:55:15 | 暮らし
一日一言(360)

幸せと不幸の違いっていうのは、

その人が人生を

楽しんで見ているか、

敵意を抱いて見ているかの

違いでしかない。

モーリス・メーテルリンク(作家)

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8月に咲いている花「オオセンナリ(センナリホオズキ) [大千成]」

花の特徴 葉の脇から細長い花柄を出し、その先に1つずつ花をつける。 合弁花で、花径は3~4センチあり、先が浅く5つに裂ける。 裂片は淡い青色で、筒部は白い。

葉の特徴 葉は卵形で、互い違いに生える(互生)。 葉の先は尖り、縁には不規則に粗いぎざぎざ(鋸歯)がある。 長さは5~10センチくらいで、まばらに毛が生え、互い違いに生える(互生)。

実の特徴 実は酸漿(ホオズキ)と同じように球形の液果(中身に液をたくさん含む果実)で、袋のような大きな萼に包まれている。 有毒なので食べられないが、切り花やドライフラワーなどに用いられる。

その他 別名をセンナリホオズキともいう。 英名はアップル・オブ・ペルー(apple of Peru)である。 属名の Nicandra は2世紀頃のギリシャの詩人「ニカンドロス(Nikandros)」にちなむ。 

(花図鑑より)


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季節の花「 オオケタデ(オオベニタデ) [大毛蓼]」

2022-08-29 04:56:35 | 暮らし
一日一言(359)

人生で、一番楽しい瞬間は、

だれにもわからない

二人だけの言葉で、

だれにもわからない

二人だけの秘密や楽しみを

ともに語り合っているときである。

ヨハン・ヴォルフカング・フォン・ゲーテ(詩人)

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8月に咲いている花「 オオケタデ(オオベニタデ) [大毛蓼]」

花の特徴 花径6ミリから7ミリの紅紫色の小さな花が集まり、穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)となる。 イヌタデを大きくしたような花である。 先の丸い花びらが5枚あるが、花びらは花弁ではなく萼片である。

葉の特徴 葉は卵形で先が尖り、互い違いに生える(互生)。

実の特徴 花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。

この花について 茎に毛が多いのが特徴で、名の由来にもなっている。

その他 属名の Persicaria はラテン語の「persica(モモ)」からきている。この属の植物の葉がモモの葉に似ていることから名づけられた。 種小名の orientalis は「東方の(中近東の)」という意味である。 

(花図鑑より)



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季節の花「オオキバナカタバミ(オキザリス・ペスカプラエ) [大黄花片喰]」

2022-08-28 04:44:01 | 暮らし
一日一言(358)

真の幸福に至れるのであれば、

それまでの悲しみは、

エピソードい過ぎない。

宮沢賢治(作家)

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8月に咲いている花「オオキバナカタバミ(オキザリス・ペスカプラエ)
 [大黄花片喰]」

花の特徴 茎先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、大きな黄色い花をつける。 花径は3~4センチくらいあり、花びらは5枚である。 花も葉も陽が射すと開き、曇ると閉じる。

葉の特徴 根際から生える葉は3出複葉(1枚の葉が3つの小さな葉に分かれた形)である。 小葉の形は倒心形である。 色は明るい緑色で、暗い紫色の斑が入る。

実の特徴 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。

その他 英名はバターカップ・オキザリス(buttercup oxalis)である。 「バターカップ」はキンポウゲの仲間のことである。 学名からオキザリス・ペスカプラエないしオキザリス・セルヌアとも呼ばれる。 属名の Oxalis はギリシャ語の「oxys(酸っぱい)」に由来する。この属の植物にはしゅう酸を含み酸っぱいものが多いことからきている。 種小名の pes-caprae は「山羊の足」という意味である。先が割れた形をたとえている。 キロハナカタバミという別名もある。 

(花図鑑より)
       


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季節の花「オオキツネノカミソリ(リコリス) [大狐の剃刀]」

2022-08-27 04:31:08 | 暮らし
一日一言(357)

大切なのは、

どれだけたくさんのことを

したかではなく、

どれだけ心を込めたかです。

マザー・テレサ(修道女)

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8月に咲いている花「オオキツネノカミソリ(リコリス) [大狐の剃刀]」

花の特徴 茎先に淡いオレンジ色の花をつける。 花被片は6枚である。 基本種よりも花が大きく、花冠の長さは9センチくらいある。 また、雄しべが長く、花の外につき出すのが特徴である。

葉の特徴 花に先立って早春に生える葉は線形で、葉先は丸い。 葉はヒガンバナよりも幅が広い。

実の特徴 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。

その他 分類上は、キツネノカミソリの変種とされている。 和名の由来は、葉の形を剃刀に見立て、花の色を狐に見立てたものである。 ヒガンバナと同じように、花の咲くころには葉はなく、茎が伸びて花だけが咲く。 属名の Lycoris はギリシャ神話の海の女神「リコリス(Lycoris)」の名からきている。花の美しさを称えて名づけられた。 種小名の sanguinea は「血のように赤い」という意味である。 変種名の kiushiana は「九州の」という意味である。 
(花図鑑より)
      


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