季節の花と言葉の花束

写真付きで季節の花や言葉の意味をを書くならgooブログ

季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「 コブシ [辛夷]」

2022-03-31 04:43:07 | 暮らし
一日一言(209)

一日一日を大切にしなさい。

毎日の僅かな差が、

人生にとって大きな差となって

現れるのですから。

ルネ・デカルト(哲学者)

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3月に咲いている花「 コブシ [辛夷]」

花の特徴 葉の展開に先立って花を咲かせる。 花は白くてよい香りのする大きな6弁花である。 花びらの形はへら形で、花のつけ根の部分は紅色を帯びる。 萼片が3枚あり、花弁に似るが小さい。 雌しべは花の真ん中にたくさんあり、緑色をしている。 雄しべは橙色で雌しべの周りを取り囲むようにして、これもたくさんある。

葉の特徴 葉は倒卵形で、互い違いに生える(互生)。葉の質は薄い紙質で、先は急に尖る。

実の特徴 実は袋果(熟すと果皮が自然に裂けて種子を放出する)を集めた瘤状である。 10月ころに熟し、集合果が裂けて赤い種子を白い糸で垂らす。

その他 漢字では「拳」とも書く。 和名の由来は、蕾の形や実の形を「拳」に見立てたものである。 蕾を乾燥させたものを生薬で辛夷(しんい)と言い、鎮痛剤として利用される。 材は床柱や器具材とされる。 俳句の季語は春である。 属名の Magnolia はフランスの植物学者「マニョルさん(Pierre Magnol)」にちなむ。 種小名の praecocissima は「最も早い」という意味である。

(花図鑑より)
 

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季節の花「ゴクラクチョウカ(ストレリチア) [極楽鳥花]」

2022-03-30 04:47:02 | 暮らし
一日一言(208)

99回倒されても、

100回立ち上がればよい。

フィンセント・ファン・ゴッホ(画家)

ウォーキングの思い出


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3月に咲いている花 「ゴクラクチョウカ(ストレリチア) [極楽鳥花]」

花の特徴 黄橙色の鶏冠のように見えるのが花(萼片)である。 くちばしのように見えるのは苞(花のつけ根につく葉の変形したもの)である。

葉の特徴 長い茎のように見えるのは葉の柄である。 葉は長めの楕円形で、長さ40センチ、幅15センチくらいある。

実の特徴 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。

その他 今では温室に咲く植物の定番となっている。 和名の由来は、花の姿を「極楽鳥」の鶏冠に譬えたものである。 英名はバードオブパラダイス(bird of paradise)である。属名の Strelitzia はイギリスのジョージ3世の皇后の出身家「ストレリッツ(Strelitz)」にちなむ。種小名の reginae は「女王の」という意味である。

(花図鑑より)
 

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季節の花「 コオニタビラコ(ホトケノザ) [小鬼田平子]」

2022-03-29 04:58:00 | 暮らし
一日一言(207)

成功を喜び、

失敗の中にユーモアを見出しなさい。

あまり真剣に考えてはいけない。

うまくいかないときには

衣装を着て、

バカげた歌を歌いなさい。

サム・ウォルトン(実業家)

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3月に咲いている花「 コオニタビラコ(ホトケノザ) [小鬼田平子]」

花の特徴 花は、花径5~6ミリの小さな黄色い花(頭花)である。 舌状花の数は6~9枚で、先が5つに裂ける。 花は陽を受けて開く。

葉の特徴 根際から生える葉はロゼット状となり、地面を這って伸びる。 葉は羽状に裂け、先端の葉は亀甲状となる。 若葉は食用になる。

実の特徴 花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。

その他 タビラコ(田平子)の名もあるのだが、これはキュウリグサ(胡瓜草)の別名でもあるためコオニタビラコ(小鬼田平子)と呼ばれることが多い。 「田平子」の名は、田に平らに張りつくように這うことからつけられた。 ほかにオニタビラコ(鬼田平子)という草もあるのだが、これはオニタビラコ属に分類され仲間が異なる。 春の七草の1つ「仏の座」は本種のことである。 葉のつきかたが仏様の円座に似ていることからつけられた名前である。 しかし、今ではホトケノザ(仏の座)と言えばシソ科のサンガイグサ(三階草)を指すことが多い。 属名の Lapsana はヨーロッパでのダイコンの名を転用したもの。葉の広がりの全形が似ることからきている。 種小名の apogonoides は「ノグサ(apogon)に似た」という意味である。

(花図鑑より)
 

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季節の花「クロッカス(ハナサフラン) 」

2022-03-28 04:43:35 | 暮らし
一日一言(206)

信じるのだ。

こんなちっぽけな人間でも

やろうとする意志さえあれば、

どんなことでも

やれるということを。

マクシム・ゴーリキ(作家)

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3月に咲いている花n「クロッカス(ハナサフラン) 」

花の特徴 花びら(花被片)は6枚である。 花の大きさは4~6センチくらいである。 花の色には黄色、紫色、白、白と紫の絞りなどがある。

葉の特徴 葉は細い線形で、真ん中に白い筋が入る。

実の特徴 花の後にできる実はさく果(熟すると下部が裂け、種子が散布される果実)である。この花についてクロッカス属には80種くらいがある。 クロッカスの名で流通しているものは、「花サフラン」とも呼ばれるダッチ・クロッカス(Dutch crocus)とその近縁種の春咲き品種をさす。 花柱が生薬や食用として使われるサフランと似ているが、こちらのほうは秋咲きである。 俳句の季語は春である。 属名の Crocus はギリシャ語の「croke(糸)」からきている。雌しべが糸状となることから名づけられた。 種小名の vernus は「春咲きの」という意味である。

(花図鑑より)
 

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季節の花「キンセンカ [金盞花]」

2022-03-27 04:33:01 | 暮らし
一日一言(205)

すばらしい人生、

それは青年時代に考えたことが

壮年になってから

実現されることである。

アルフレッド・ヴィニー(詩人)

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3月に咲いている花「キンセンカ [金盞花]」

花の特徴 花の色は黄色、オレンジ色、クリーム色などである。 花径は7~12センチくらいである。 一重咲きのものと八重咲きのものがある。 日の出とともに開き夜には花を閉じる。  

葉の特徴 葉はへら状で、互い違いに生える(互生)。  

実の特徴 花の後にできる実はそう果(熟しても裂開せず、種子は1つで全体が種子のように見えるもの)である。この花について和名は中国名の「金盞花」を日本語読みしたもので、「盞」には盃の意味がある。 花の色と形を「金の盃」にたとえたものである。 別名のカレンデュラは学名のCalendulaからきている。 この名前はラテン語のCalendae(毎月の第1日)に由来する。 どの月の初めにも咲いているほど花期が長いということから名づけられたのであろう。 英名のポットマリーゴールド(pot marigold)である。 ヨーロッパでは、古くから食用や薬用(虫さされの薬)として使われてきた。 種小名の officinalis は「薬用の」という意味である。 俳句の季語は春である。

(花図鑑より)
 

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