人生日訓(421)
「人は傷(そこな)へりやと馬を問わず」
孔子が役所に出仕している留守中、自分の家の馬屋が火事をだした。孔子は帰宅し
て、そのことを聞き知って先ず尋ねられたのは「馬はどいした」ということで
なく、ただ人間には」怪我はなかったということだけであったというのであ
る。それっきりの話ではあるが。その聞き方がいかにも面白い。先ず我々凡
人だったら、馬屋が焼けたと聞けば、すぐピンとくるものは大金かけて買っ
た馬のことである。その馬屋の番人や下回りの若者の安否は二の次であ
る。ところが孔子はそんな下司な考え方を持たずに。人間の被害があった
か、どうかを尋ねていられた。
さて、今日は私の誕生日、70歳代最後の年でもある。昔は人生五十年と言ったが、今や日本人男性の平均寿命も81歳となり、あと二年は頑張たいと思っている。
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8月から咲く花「水引 (みずひき)」
開花時期は、 8/ 5 ~ 10/10頃。 ・上から見ると赤く見え、 下から見ると白く見える花を、 紅白の水引に見立てた。 ・日陰に生える。 ・葉っぱは、 変わった斑入り(ふいり) のものがある。 ・「水引草(みずひきそう)」 ともいう。
(季節の花300より)