masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

問題視はしているそうです。

2016年10月04日 | ガソリンスタンド2

元売Aのマークを掲げたガソリンスタンドが元売Bのガソリンを売っている・・・

9月30日ぜんせきより(※青系文字がmasumi)


16年度4~6月期元売ヒアリング 業転仕切格差2.3円に小幅拡大
仕切り算出根拠透明化促す


仕切価格は特約店にフォーミュラを示す社と仕切価格の構成要素を示さず総額のみを通知(非フォーミュラ)する社に分かれており、エネ庁からは特約店が仕切価格を充分に理解し、元売と特約店の双方が納得できる交渉を行うため、非フォーミュラ型を含め仕切り価格の算出根拠の透明性確保を求めた。


販売子会社の仕切価格については、各社とも一般特約店と同じ仕切り決定方式を採っているとした。
販社の安値販売についても不当廉売にならないようにしていると回答した。


国内スポット価格では、プラッツ社やOPISといった複数の価格情報会社が新たな価格評価を開始しているが、その利活用について、前回15年度1~3月期のヒアリングでは1社のみだったが、新たに1社が製品調達で利用を開始した。


一方、自社業転玉の取り扱いについて、全社が独占禁止法上問題となる(拘束条件付き取引)行為は行っていないとした。
他社業転玉については、全社が商標権、品質保証などの問題からその取り扱いを問題視しているものの、一方的な取引の停止やサインポールの撤回はせず、取引の回復に向けて特約店と十分な協議を行っているとした。


(中略)


エネ庁では、総合資源エネルギー調査会資源・燃料分科会の中間論点整理を踏まえ、ガソリン卸取引の透明化・適正化、そして国内需給を適切に反映した卸価格指標の構築と仕切価格決定方式の見直しに向け、議論の場を設けて具体的に検討していく方針だ。

 
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>販売子会社の仕切価格については、各社とも一般特約店と同じ仕切り決定方式を採っているとした。
>販社の安値販売についても不当廉売にならないようにしていると回答した。

※全国各地での販社の安売りに対する批判は常に業界紙に載っています。


>自社業転玉の取り扱いについて、全社が独占禁止法上問題となる(拘束条件付き取引)行為は行っていないとした。

※契約やルールは“あってないもの”ということですね。

全量系列仕入れでブランド料を負担するのが本当に馬鹿らしく腹立たしい。



>他社業転玉については、全社が商標権、品質保証などの問題からその取り扱いを問題視しているものの、一方的な取引の停止やサインポールの撤回はせず、取引の回復に向けて特約店と十分な協議を行っているとした。



>問題視しているものの...協議、
つまり、
ENEOSのガソリンスタンドで出光のガソリンが売られているかも知れない
コスモのガソリンスタンドでENEOSのガソリンが売られているかも知れない
出光のガソリンスタンドでシェルのガソリンが売られている かも知れない(統合はまだでも)


公取委が認めた事とはいえ、

これを問題にするマスコミや消費者団体はないのでしょうか?


「口に入らないものだから」
「マスコミも消費者もそんなもんやろ」
こうちゃんはそう言いますが、





「系列でも業転OK」の業転は当初は“出荷元が同一と証明された玉”のことでした。
そのための流通経路証明書の導入でした。

その流通経路証明書は誰も見たことがないままで、
販売店への周知をエネ庁が組合に要請しましたが、組合からは何の音沙汰も無いまま時は過ぎました。


「業転は命綱」と言われているこの業界で、業転に手を出さずに系列仕入れを貫いている販売店がどんな気持ちで店を続けているのかー。

私は、(時間稼ぎのパフォーマンスだと割り切るようにしてはいても、)やはり心は乱れます。





PS
このヒアリングでの元売の回答とは裏腹に、
他社買い行為に対して「警告を受けた」という販売店もあります。