masumiノート

何を書こうかな?
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業転玉への見方さまざま

2019年12月16日 | ガソリンスタンド4


(12月16日燃料油脂新聞より)

◆2者特約店は距離置く
(卸格差が縮小して)2~3円前後の価格差のために業転玉購入というリスクを冒したくなない。
大半の2者特約店がSS店頭については系列玉100%ではないだろうか。

◆3者販売店 重要な仕入れソース 「まだ半分くらい購入」
2者特約店経由で仕入れるため系列仕切りと業転玉の価格差が2~3円を大きく超えてしまうことが少なくない。5~6円以上あるのではないだろうか。そのためガソリン、軽油、灯油の全販売量のうち半分くらいは業転玉を購入している。


「業転抜きに石油流通可能か」


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私は2013年11月28日、当ブログでこう書きました。
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/cd9a84ba4512d8507b6b138bbc1e5535

「業転玉は必要悪」と言われます。
けれども私は業転玉は困った時の神様だったと思うのです。

不測の事態や非常事態、系列玉では間に合わない、そんな困った時の助け舟になる存在が業転玉だったのではないか、と。

それが・・・

業界では流通経路証明書の導入が進められています。
(そのことを歓迎する向きもあるようですが、)
それによって大切な“逃げ道”を封じられてしまうのではないだろうか・・・



*おまけ*

2015年07月31日の記事
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/e696202d2616b748cf084760f59aea82


2015年07月11日の記事
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/ef80d2a1fa7e11976e8d014dbd02dac2
大手販売業者の実態は、事後調整、戻し、特価があるから経営が成り立っている。
(※↑原価計算が疎かになった理由ですね)



3者販売店より仕入優位の2者特約店(中小)ですら「業転は命綱」でした。
(商圏にもよりますが)そのような状況下でも全量系列仕入れを貫いてきた3者販売店は凄い偉い!!!!!

20年以上よく頑張ったと思います。


相互協力あっての・・・

2019年12月16日 | ガソリンスタンド4

12月16日燃料油脂新聞より

経産省 SSの半数を「住民拠点」化 
2019年度補正予算案 石油流通関係に177億円




徳島県那賀町 過疎地対策協議会 低コストでSS設置模索
>坂口町長が「タンクローリーからの直接給油が報道された時、エネ庁を訪れて相談させていただいた。“経済産業省では実証実験を兼ねており100%補助金が出るが、1年経てばすべての設備は撤収される”と言われた。“町としては永久的におきたい”と話すと、“将来のことを含めて計画策定してはどうか”とご意見をいただいた。

(※画像が切れているので手入力します)
>2005年に鷲敷町、相生町など5町村が合併して誕生した那賀町は、現在11SSが営業中だが、4SSが後継者不在などを理由に廃業を検討しているという。
とくに役場本庁がある旧鷲敷町では、昨年以降SSがゼロのために、補助金を活用してSS設置を求める声が出ていた。


「町役場本庁の敷地内に町営SSを開設して町役場の職員が職務として給油作業を行えばよい。そうすれば災害時の緊急車両優先給油云々も災害時協定も問題解決や」byこうちゃん。



“灯油難民”の移住懸念
「SS廃業が過疎化招く」 愛媛





灯油需要 燃転で激減 「灯油離れ本番これから」横浜


原価計算の出来ない元売のセルフSSが、灯油の価格破壊を行った。
そのせいで灯油の低マージンはもはや後戻りできない状態になっている。




異業種参入誘引する原因に 価格商売でSS淘汰も


>異業種でも運営は可能だ。
費用対効果と過剰な競争から、いまでこそ「様子見」の業種も、SS淘汰が進み、“儲かる”“勝てる”と判断すれば「参入の動きが加速する可能性がある」



今でこそ卸格差縮小&マージン回復だけれど、全国では参入した異業種vs広域大手vs元売販社みたいな感じでの価格競争がまだ存在している。
今でこそ価格差が縮小した市場とはいえ、力を蓄えた大手がいつまた価格競争に走るとも限らない。

燃料油粗利で20%を目指す?
それが可能となったら一気に異業種参入ですよ。


そういう不安材料があるうちは後継者不在も解消されないでしょう。





「社説」相互協力あっての災害協定






「地方自治体や国の機関」=「消費者」




小口配達を担い、ライフラインとして必要とされていたって地場店が存続し続けることは非常に困難です。




1SS運営の3者店の性

2019年12月16日 | ガソリンスタンド4

12月14日燃料油脂新聞より

新時代のエネルギーシンポジウム



高速道2週ぶり上昇 ガソリン156円60銭



「社説」中小事業者も会社記念日を







ずーーーーーーっと言ってきました。
「月に1回くらい連休にしても良いんじゃない?」

でもこうちゃんは石頭。

義父が亡くなったときも休業したのはお葬式の日だけでお通夜は営業を終えてから。
末娘のMちゃんが結婚式を土曜日にしたいと言った時も「土曜日は仕事や」と言ったこうちゃん。
私が「おめでたい事なんだから前以てお知らせしておけば大丈夫じゃよ。お客さんも分かってくれはるよ」と言っても首を縦には振らなかった。
地域の夏祭りの日(土曜日)のBBQも、こうちゃんが娘さんや孫たちと触れ合えるようにと考えて始めたものなのに・・・
「せめて皆と一緒に揃って食べられるように閉店時間を1時間早めたら?」と言っても聞いてくれなくて・・・


・・・ということで、

今年の年末年始もこれまでと同じ。
年末最後の日曜日は休日返上で31日まで営業で年始は3日から。

・・・
・・・・
・・・・・
早く店を畳んでくれないかな。

でないと北斗の拳のラオウみたいに「我が生涯に一片の悔いなし」って、店の仕事しながら力尽きるんじゃないかと心配になってくる。
というよりそれよりも、
私が「店だけの人生なんて嫌」だから。





悲願の平準化へ前進 最大格差6円まで縮小
>最大17円まで拡大していた価格差が6円まで縮小



これ以上にも、これ以下にも出来ない。」値付けで、17円もの販売価格差になった。

それでも利用して下さる有難い顧客が存在しているのだから、そのままの価格差で売ることを続ければそれだけマージンを得られるのに、そうはせずに価格差を縮小。

それが自分が生まれ育った地元で生業として商売をしている1SS運営の3者店の性みたいです。