masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

役所側の危機意識の無さ

2019年12月26日 | ガソリンスタンド4

12月25日26日燃料油脂新聞より


JXTG 11月末系列SS数 前月比プラスマイナス2で1万2811ヵ所に
※セルフは12ヵ所増加




静岡 セルフ151円




12/25 週間コスト1円超す上昇
12/26 JXTG・出光昭和シェル 全油種1円50銭値上げ




都石商調べ レギュラー系列仕入れ118円10銭
※中間マージンが上乗せされる3者店はまた別です。




24時間セルフ「給油のみ」も



「常連優先」で失う販売機会




深刻化するSS過疎化 既存業者に任せきり問題視
エネルギー安定供給の観点で、地方議会でも議論を


>これまでSSに取材を重ねるなか「お客さまのことを考えれば、できるだけ事業を続けたいが、いつまでできるかはわからない」という切実な声には返す言葉がみつからない。
もはや1SSの問題を超えている。

>業界側として自治体と過疎化対策の協議を進めるにあたり「正直言って役所側の危機意識のなさを感じる」という声が少なくない。

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私の、「この商売はもう言うほど儲からないんですよ」に対して、「そんなわけないやろ、儲からないのに店を続けているわけがない」と返されたのは役所にお勤めの方でした。


先日、工業用潤滑油(ペール缶)を購入に来られた方と店主が事務所内で世間話をしているときに灯油の配達の話になりました。
(遠方の方なので普段の取引(給油)はなく、工業用潤滑油だけ当店に買いに来られます)

私が「今配達してもらっているお店を大事にしてあげてくださいね」と言うと、「何でや?」「そんなもんどこでも(配達に)来よるわ!」と...。

市内のフルサービスのお店が続けざまに2店舗廃業したこと、全国では灯油難民が問題になっていることを説明したのですが、
「ほなアンタとこも今の代で終わりか?じゃあ〇〇(灯油を配達してもらっている店)はまだ兄ちゃんが若いから大丈夫やな。それにうちは量が多いから、どこでも来よる」

こんな感じです。


恐らく地場フル店が無くならない限り危機感なんて無いのでしょう。





組織ぐるみで不正を行ってきた業界だから、の「今」です。

2019年12月26日 | ガソリンスタンド4

St31掲示板にmasumiさんがよく言われてる卸格差について問題提起されてる方がいましたが、マーク下ろす覚悟くらいの勢いで交渉しないと打開できないから諦めろ!的な感じで書いて有りましたが、どう思われます?
私としては特約店変えるか交渉出来ないような販売店は無能だ!的な発言のように感じました。

2019年12月21日 災害に対処できなければ社会インフラと認めて貰えないのでしょうか?に頂いたコメントです。





むらっちさんへのお返事を記事として載せます。

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あの掲示板は元々は「赤信号みんなで渡れば怖くない」と他社買いを推奨するかのような人たちが集う板で、
「業転は経営努力」「業転を取らない経営者は無能」という書き込みもありました。
その掲示板の主催者である管理人さんも当然そのようなお考えの持ち主だと思います。

しかしこの20年以上に渡る過当競争の中を、10円以上もの卸格差を課されながらも正規仕入だけで存続してきた販売店の経営は無能な経営者では決して続けられていないでしょう。

あの頃、販売子会社ですら業転を仕入れていたところがあるくらいです。
特約店も言わずもがなです。

特約店にすれば「元売=優越的地位」であり、販売店からすれば「特約店=優越的地位」なのです。

交渉で解決するくらいならこの業界の今はもっと違ったものになっているでしょう。

 

>フォーミュラーの研究をして特約店に教えることが出来るほどの知識を得たハズの系列販売店でも、
元売マークを下ろしてPBにならざるを得ない現実が、そういった仕入れ努力だけでは解決できない業界の歪みを現しているのではないでしょうか?
https://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/8e3f8dddb8c90e41d9db6a49149ae91c
2012年6月に「仕入れ努力(つづきのつづき)」に書いたものです。


というか、
本当の意味で安定供給を担っているのは独居老人宅等へポリ容器1つ2つでも灯油を配達している地場店です。

大人しい?交渉が出来ない?無知で無能?
それでも構わないじゃありませんか?

「儲けてやろう」なんていう気はなく、ただ生業として、地域社会の一員として、毎日働いている。
それだけで良いじゃないですか?

満足な休みもなく、低マージンでも、誤解している消費者の言動に疲弊しながらも、営業を続けている。
それのどこが悪いんですか?



卸格差の是正を訴える声を「無能」だとか「愚痴」と言って封殺しようとする卑怯な者たち。

これまでに廃業・撤退した地場店だって、私は敗者だとは思いません。

系列店に業転を斡旋するような組合。
「系列店でも業転OK」としたような公取委。
2枚舌の元売。

言ってみればこの業界は組織ぐるみで不正を行ってきたのです。

卸格差の中で必死に営業を続けた末に廃業せざるを得なくなった地場店は、その被害者と言えます。











個人情報保護に関する責任問題には耐えられない

2019年12月26日 | ガソリンスタンド4

>小分け販売を断ることにしたセルフが多いのは当然だと思います。

前記事でこう書きましたが、
フルサービスSSでも・・・

「ガソリン携行缶販売から撤退」



>個人情報保護に関する責任問題には耐えられない

>フルサービスSSが減り、元々携行缶販売を行わないセルフSSが大多数を占める。このため顧客は携行缶給油が可能なSSを探し求めていると聞く。


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そうですよね。
断る理由は「人手不足」&「リスク回避」

都市部ならその方が賢明だと思います。

当店のように“田園都市”の商圏ではその決断はなかなか難しいですが、携行缶販売全面撤退とはいかなくても、携行缶への小分け販売を行う顧客を限定する可能性は大いにあります。




前記事より再掲

>小分け販売(特に混合ガソリン)は当店の経営を支えて下さっている常連客の利便性のために継続してきたことで、“車はセルフ”のような方には給油手数料を頂戴したいくらいだと思いながら、また一見さんへの販売は出来れば止めたいくらいの気持ちで行ってきたことです。

>なんでそんなことしてまで売らなアカンねん。