masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

>使命感などという、弱者にとっての武器、というより拠り所

2018年09月27日 | ガソリンスタンド4

9月26日燃料油脂新聞より

灯油宅配は社会的使命
「販社など不配達店も自覚を」「業務維持へ自燃油の粗利改善必要」

SS過疎地問題、使用世帯数の減少、独居老人世帯の増加などにともなうポリ缶配達の増加、そして配送員の人手不足など
配達灯油を取り巻く環境は年々厳しさを増している。

他方、安値量販で店頭販売の効率化を図るため配達業務を行わない店もあるように、灯油配達の対応は二分されている。

増え続ける買い物弱者や災害時対応を円滑に進めるためにも「灯油配達の維持は業界の社会的使命という共通認識を持つべき。通年での燃料油販売の黒字化が配達業務を維持する大前提。ガソリンマージンには配達灯油の供給責任を果たすための利益が織り込まれてしかるべき」と言う声があがる。

しかしここで問題となるのが、配達を当然の業務とするSSと、店頭販売に特化したSSが市場に併存していることだ。


規制緩和(自由化)は価格競争。
価格競争は、非効率で不採算な消費者(小口配達)を切り捨てた方が勝者となる。

ガソリンスタンド業界の価格競争は、「卸格差」というハンデが小規模業者に科せられた上でのコト。



教訓残した北海道胆振東部地震 急がれる降雪時期への対策
休日出勤や泊まり込み SSスタッフには賞賛も


本当に降雪時期でなくて良かったです。

でも・・・
働き方改革との折り合いも考えなくてはなりませんね。



ガソリンスタンド給油大行列 北海道胆振地方東部地震



ドラレコ 北海道地震!停電の影響でガスリンスタンドに大行列ができて燃料売り切れ

※自分の手前で在庫切れになるかも知れないのに並んでいるんですね・・・
しかしこの行列の中に“本当に”“この時”給油が必要だった車は何台くらいなんでしょうね。

そういえば、札幌にも灯油難民? 過去記事ですが、
本当に時期に救われましたね。




↓ガソリンスタンド 手動給油の動画です↓
https://kachimai.jp/video/index.php?vno=1536196112




普段は過当競争の環境下に据え置かれて、

災害時には最後の砦として供給責任を負わされる。

それが、ガソリンスタンドです。







災害対応早急に検討 正確な情報 冬季対策不可欠
地震が落ち着いたあと、需要家からさまざまな話が持ち込まれている。
「全て燃料油の供給を優先してほしいというものだ が 、地元の中小病院からの話は検討したい」

今回の地震ではSSスタッフの冷静な対応や、ドライバーが秩序正しく並んで給油を受けるなど、双方が混乱なく対応したことで大きな問題は発生しなかった。
しかし、「冬季でなかったことが幸いした」という声もあがり、灯油配達や除雪などの仕事もある冬季の災害対策の必要性を指摘している。



北見石協 臨時会議で対応協議
郡部市場では掛け売り比率が高く、ガソリン以外の燃料取引も多い。
そのためSSでもガソリンだけでなく軽油需要家への対応も必要だ。
地元SSでは地下タンクの在庫量にも限界がありSS間で在庫を融通しあう関係を検討する余地もある。

郡部市場の在庫問題は都市部以上に重要性は高い。
今回の臨時会議では緊急時にはSS業界全体で対応することを確認したが、具体策は今後の課題として検討していく予定だ。



発電機用燃料切れ事業所へ燃料油納入に奔走
発電機を有していたが発電機の動力となる燃料油を備蓄していなかったー






エネ庁 災害時情報収集報告訓練


週間コスト1円上昇


今週の元売仕切りは、昭和シェルが1円50銭、JXTGと出光が1円。
値上がりです。
・・・市況に反映されるのはいつかな?







チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷 (新潮文庫)
塩野 七生
新潮社


>使命感などという、弱者にとっての武器、というより拠り所

この記事のタイトルは、この本の中にあった一節です。


以前にも書きましたが、
サラリーマン家庭で春夏秋冬それぞれのレジャーを楽しみながら生きてきた私には、休みもない儲けもない(過去数年間は大赤字)この商売を続けるというこうちゃんを全く理解できませんでした。

「働くのは生きるため(楽しむため)で、働くために生きているようなこんな暮らしは嫌だ」と、常々こうちゃんに言っています。

昨日もちょっとしたキッカケがあり、「もし今こうちゃんが死んだら棺桶蹴飛ばすからね。そしてもし私が今死んだら毎晩化けて出てきて呪ってやる~~~!」と、こうちゃんに言いました。



この土地で育ったわけでもなく、子育てをした土地でもなく、数年前に後妻としてこうちゃんの家に入ったので近所で特に親しい人もなく、地域住民とも大したお付き合いはありません。

そうです。そういう立場の人間の、
私には地域への燃料油供給という使命感はあまりありません。



ですから過去にはこうちゃんに他社買いを
勧めたこともありますし、「早く店を畳んでほしい」という思いは今も持っています。




昨日、棺桶蹴飛ばすし化けて出てきてやると言ったとき、ぼそっとこうちゃんは言いました。


「もし地元で商売しているのでなかったら、多分もっと気楽やったやろうな..」




オイルショックのときも、阪神淡路大震災のときも、「油を切らすわけにはいかない」と供給を続けたこうちゃん。
「うちの店を信用して来てくれている顧客のためにも業転玉を混ぜるわけにはいかないのだ」と正規仕入を貫いたこうちゃん。

当商圏での規制緩和後の15年という歳月は、筆舌に尽くしがたい。

その間のこうちゃんを私は見てきた。


確かに使命感などというものは弱者にとっての武器、というより拠り所だと思う。
力のある野心家からすればお笑い種かも知れない。

だけど、
だからこそ、

地場3者店はしぶといのだと思う。

使命感は弱者にとっての武器であり、拠り所であり、

大いなる力、だと思います。


こうちゃんの意志は強い。


全国の地場3者店は強い。





PS

>その間のこうちゃんを私は見てきた。

だったら、棺桶蹴飛ばすとか化けて出てくるとか言うなよ~~~~~!
って、自分でも思いますです。はい(汗)






早くも配達シーズン到来?

2018年09月27日 | ガソリンスタンドでの出来事

朝夕めっきり涼しくなりましたね。
今朝はもう布団から出たくないほど。


私が出勤すると、「いっぺんに忙しくなった」とこうちゃん。

ノートを見るとT市への配達もあるし、ナルホド(汗)

「とりあえず行ってくるわ」「はい行ってらっしゃい気を付けて」

そこに電話の着信音。
灯油の配達依頼に「明日になってもいいですか?」(爆)
まだ朝の9時台だっちゅーの(^^;;;


手掛けワックス洗車の注文も2台入り、結局こうちゃん今日はお昼抜きです。


午後1時を回っていましたが、私はしっかり食べましたw


今午後4時40分。
こうちゃんは2台目のワックス掛けを開始。
私は振り込みチェックのあとこうしてブログってます。
もちろんボンネットが終わったら後を追いかけて拭き上げしますす。


ブログは1行づつ、2行づつ、合間を縫って。


さてと、
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