8月17日ぜんせきより
変わるPBの販売姿勢 “採算優先組”が漸増
かつて全国最安値を続けてきたPB-SSは現在、周辺の系列SSよりも高い価格設定となっている。
一部に見られるPBの価格上方修正の動きについて、商社は「最近ではPB業者が倒産する事例も増えている。無理に安値で拡販しても経営できないと実感する業者も増えているのではないか」とし、PBSSが極端な安値拡販姿勢を続ける時流が終焉に向かっていると指摘している。
業転業者“再編不発”を待望 閉まる蛇口に戦々恐々?
「ショートポジション」といわれ、業転間口が狭い元売が主体的に再編をリードすれば、これまでよりも業転の蛇口は絞られるというのは取扱業者の共通した見方となっていた。
「従来の元売再編には危機感を抱く業転業者は多いはず。一部の業者は再編後を予測し、新たな仕入れのあり方を研究していた」という。
ガソリンの製品輸入を含め、いかに生き残るのかについて真剣に検証しながらも、元売再編が不発に終わることを望むという結果に、系列業者からは「それではあまりに情けない」との声も出ている。
8月19日燃料油脂新聞より
減少 歯止めかからず
本紙集計「2015年度末(2016年3月末)時点 元売系および非系列SS数」によると、2014年度末から減少が加速した(JA系を除く)非系列SS(PB-SS)数は、さらに減少数が拡大。前年度比565ヵ所減の4949ヵ所となり5000ヵ所を割り込んだ。
SS総数そのものが減少するなかで、元売系列入りによる系列化が進んだとみられる。
***以下masumi***
※時流を読んでマークを下ろすのも、再編を睨んでマークを上げるのも、経営者として当然の判断ではないかと思います。
追記
>PBSSが極端な安値拡販姿勢を続ける時流が終焉に向かっている
ガソリンスタンドではないですが、規制緩和直後、
「向こうは家の前まで来てくれて○○円やのに、お前の所は買いに来てやって●●円も取るのか!」と消費者に言わしめた巡回販売業者の灯油(業転玉)の値段も、昨年の冬は当店と同じ値段になっていました。
(注)当店が粗利を削って巡回業者の値段に合わせたわけではありません。
♪♪♪
こっちは電話もらったら曜日に関係なく配達して●●円、向こうは○曜日の○時にしか来ないのに●●円ですヨッ♪www
注:今年の冬はどうなるかわかりませんけどね(汗)
価格が逆転することだけはないように祈っています。
「お宅の方が安いから」と注文されても、
配達用ローリーの数を減らし、従業員も居なくなった今、そういう方の注文に対応するのは困難かと思われますので。
追伸
セルフとの価格差も一時期に比べると縮小しています。
(注)当店が粗利を削ってセルフの値段に近付けたわけではありません。
安値で流れてくる客は取りつくして、
(これ以上安くしても、もう流れてくる消費者はいないとなって)
採算に舵を切ったのではないでしょうか!?