masumiノート

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チャンスvsピンチ

2016年08月18日 | ガソリンスタンド2

8月17日燃料油脂新聞より(※青系文字がmasumi)

店頭以下の灯油配達価格に衝撃


今冬商戦への影響懸念

店頭販売価格より安値の新聞の折り込みチラシが物議を醸している。
同地方では冬場の灯油は貴重な収入源の一つ。豪雪地帯で配達に要する時間やコストがかさむため最低でも15円から20円の粗利益の確保が経営基盤の安定には欠かせない。
「シーズン入りはまだ先だが、安易な行動としか言いようがない」と口を揃えている。


配達灯油はビジネスチャンスとしてチラシ(安値集客)を入れる業者があれば、その周辺で安定供給を担っている他の業者はピンチに...。


考え方も様々で、賛否両論あるけれど、
地場で、1SSで、全量系列仕入れで小口配達も昔ながらに続けている店主は“安値で集客”とか“チラシで集客”はしない。
何故なら、
そんなことをしてバランスを崩せば(同じようにその地域への小口配達を担っている他店が廃業するようなことになれば)、そこに新たな灯油難民が生まれることになるかも知れないと危惧するから。

・・・だから今、規制緩和で、弱肉強食の業界で、そういった地場店が大手と同じ商圏で経営を維持していくのは大変なのです。



価格多極化が定着


各地で安値が点在するなか「よく踏ん張っている」が地場業者の率直な意見だ。
市場にはガソリンリットル106円から135円程度までが混在しているが、こうした状況に「価格の多極化が定着している」と受け止める向きが支配的だ。


st31掲示板より



※価格の多重化も当然の流れですね。
仕入れ値もバラバラだし、店の経営を維持するために必要な粗利もその店毎に違うから。

ユニーやコストコのように安値で販売しても、量販すれば大きな利益になる。
それが分かっていても、地場店の規模ではそのような量販は無理だから。

何より販売価格を決める元になる仕入れ値は大手優遇だから、規制緩和後の20年で廃業した地場の零細店は多いし、この流れは今後も続くと思われます。