masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

一部特約店は元売の支援金なしには経営困難なようす。

2016年05月09日 | ガソリンスタンド2

5月7日 燃料油脂新聞より (※青系文字がmasumi)



系列内移籍を検討
元売に対する発言力が弱い特約店に見切りをつけ、有力特約店から商社系の傘下に軸足を切り替える系列内移籍が新たな問題として浮上してきた。
元売の再編で特約店の勢力図も大きく変わりつつある。



事後調整 意見分かれる
好市況地域では歓迎姿勢

※当地の今現在は好市況地域ですが、当店は事後調整が恒常化するような現況には反対です。
特約店によって仕切りもバラバラだし、事後調整もバラバラだし、
何より、販売時点で仕入れ値が分からない商売なんてありえない。





元売依存に警鐘
「言いなり」が業界改善阻む

すでに一部の特約店は、販促支援金なしには経営困難となっている。
元売依存の危険性を訴える声が増幅中だ。

「元売の資金援助があるから経営を続けられている」。
匿名を条件にある特約店幹部はこう証言した。
救済措置と言えば聞こえは良いが、支援金のために元売の言いなりになる業者が増えているのも実情だ。

警鐘の背景には、業界の健全化を阻んでいることへの危惧がある。
仕切り調整をしてもらうため、元売社員の反感を買うようなことは言わず、不透明な卸価格にも目をつぶる業者は少なくない。
その結果、仕切り体系は不透明さを極め、健全な販売環境構築を阻んでいる。

支援金は業転格差問題の一つの解決策との見方はできる。
しかし今回は公取委が取引方法や流通動向を問題提起するまでに事態を放置したことへの元売の責任は大きい。
本気の自浄作用が期待されている。


※特約店(2者店)の一部には元売からの支援(事後調整や数量インセンティブやマージン保証etc.)があり、一部の特約店はそれ無しには経営困難とのこと。

販売店(3者店)のなかには、業界新聞で発表された調整すらなかったところもある。
調整があったとしても、その額も、時期もバラバラ。特約店によって違う。


多くの3者店(地場業者)は元売から何の支援も無くとも、“それぞれの努力で”、営業を続けています。




元売再編で“大変化”到来の予感
流通秩序回復なら地場業者に追い風

東日本大震災時には、SS閉鎖による流通在庫の減少から安定供給に支障が生じたほか、SS過疎化問題が生じてライフラインともいえる冬場の暖房用灯油配達業者が姿を消し、燃料転嫁を迫られた高齢者宅は少なくない。
それにもかかわらず採算面や先行きの経営を考慮し、SS撤退、閉鎖に歯止めはかからないままだ。
しかもSSが最盛期のほぼ半数になったのに、自動車燃料がガソリンから、地球温暖化を踏まえて環境に優しい電気、水素ガスなどで走行するクルマが増える方向にあり、2万ヵ所を割り込むのも時間の問題と話す業界関係者も多い。

(中略)

(需給がタイト化すれば)地場系列店の経営には追い風となるはず。
それまでは知恵を出し、希望を持ち続け、朝日が昇るのを待つー
「待てば海路の日和あり」とばかり、厳しい環境を乗り切る決意を新たにし、並々ならぬ意欲で健全経営に臨む地場業者は少なくない。


※規制緩和後、自店の仕切りでは???の市況になって、特約店は「業転です」と言いました。
「今だけです」と言いました。
「あと1-2年の辛抱です」と言いました。

あれからもう20年近く経ちます(笑)



SS経営を効率化 スタッフの負担も軽減 

沖縄県市場では効率化経営に着手するSSが増加中だ。
効率化を掲げる背景には、競争力向上を高めるというメリットだけでなく、スタッフの負担を削減することも大きい。

これまで業転玉の流通も少なく、仕切り価格の格差もほとんどなかった。沖縄県は、これから・・・








労働事情は過去最悪 SS部門新入社員ゼロ続出


そのガソリンスタンドが無くなった理由は、

2016年05月09日 | ガソリンスタンド2

以前は発券店値付けカードでの原付バイクへの給油を行っていました。

10年程前に、
「乗用車での利用も無くなるんじゃないか」という不安はありましたが、
原付バイクでの発券店値付けカードはお断りすることにしました。






アクセス解析の検索キーワードを見て、時々自分でも検索してみます(微笑)


(↑昨日のアクセス解析の一部)


今回、「バイク給油 10円増し 理由」で検索してみた。


au暮らしお悩み交差点
http://qa.life.auone.jp/qa4333322.html
※2008年の投稿です。

『あるガソリンスタンドで給油をすると、乗用車の値段より、バイクは一律リッター5円高いと説明されました。理由を聞いてみると、手間賃と給油量が少ないことをあげられました。
店によって価格設定の違いはありますが、車種によって値段が違うのは初めての経験で、びっくりしました。「いやならもう来るな!」と言われもっとびっくりしましたが・・・。
価格の設定は、どこまで店に任されているのですか?』



この質問に、
心配しなくても、そういう店は早晩潰れますから。。
など、いくつかの回答がありました。





これもガソリンスタンドのまぬけなサービスと同じですね。
仕入れ値の格差に苦しんでいる(いた)業界事情を知らなければ「まぬけ」だし、「潰れます」と言われても仕方がないと思います。


しかーし!!

言わせて頂きます。


そんなことでは潰れません。

そのお店が今現在もし仮に廃業されていたとしても、それは「潰れた」のではなく、
「嫌気がさして、撤退した」のだと思います。




何故そう思うのか?

当店も同じだからです。
原付バイクは「現金価格」、乗用車の満タン給油は現金価格より2円安い「現金会員価格」です。


セルフとの価格差が顕著になった頃、原付でずっと給油に来られていた主婦の方がセルフの単価と比べて「高い」とクレームを付けて来ました。
業転も仕入れ値の格差も公にはなっていない頃です。

こうちゃんが「車なら2円安い」ことを説明すると、今度は「同じ店で値段に差を付けるなんておかしい」と更に怒り出しました。


「嫌なら来るな」とは口にしませんでしたが、「ならセルフへ行って」とは言いました。

セルフの売り値が自店の仕入れ値なのですから、(業転を入れない限り)「高い」と文句を言われてもどうしようもなく、又、そのような相手に煩わされている時間もありませんでしたから。


一見さんの「ここは今いくら?」に対しても、「安いのが良いのならこの先にセルフがありますからそちらへどうぞ」と言うようになっていました。

そのくらいの精神状態でした。

(※毎日のように何度も「高い!」「ぼったくり!」と罵声を浴びせられたからです)

***


「もう来てやらんからな!」「そんなことでは潰れるぞ」

あの頃何度も耳にした言葉です。
価格差だけが、それを言われた原因ではありません。

こうちゃんが配達中のランプ交換や洗車など所謂“油外”をお断りしたとき、
Tカードを給油後に出されたとき、

もっと遡れば、13年前、「ガソリン・混合油は、消防法適合缶のみ」を始めたときからです。


要するに、自分が気に入らなければ「潰れる」と言いたいのです。
自分を不愉快にさせた店は「潰れればいいのに」と思うのです。
そういう部分が、人にはあるのではないでしょうか。




とはいえ、
先日載せたSS倒産件数19年ぶりに減少の記事のように、確かに倒産した(する)SSはあります。

でもそれは恐らく、「嫌なら来るな」「ならセルフへ」というような店ではなく、
全てのお客さんに同じ“サービス”を行っている、消費者からは評判の良いような店なのではないかと思います。


何故そう思うのか?

業転に手を出さずにいた当店も、あのままなら恐らく同じことになっていたかも知れないと思うからです。


社員やアルバイトがいて、全てのお客さんに同一のサービスを提供していたときは大黒字でした。

社員やアルバイトがいて、全てのお客さんに同一のサービスを提供していたときは大赤字でした。


★大黒字が大赤字になった理由は、仕入れ値に格差があるなかでの価格競争が始まったからです。


現在、
お客さんを選び、又、お客さんによってサービスを省いた お客さんによってではなく、ケースバイケースでサービスを省かせてもらった今、当店は大赤字を脱出しました。


連鎖倒産や思わぬ事故など、リスクはゼロとは言いませんが、

潰れる気配はありません。




*****



以下、au暮らしお悩み交差点の回答の中から一部抜粋



心配しなくても、そういう店は早晩潰れますから。。

本当にこちらが困るくらいあちこち潰れています。






念押ししますね。

潰れているのではなく、「撤退」です。



PS
店が営業を続けているのは、その店のほんとうのお客さんのお蔭です。

窓を拭いてくれるセルフもありますが、ポリ容器1つの灯油配達はしてくれません。

地場のガソリンスタンドは燃料供給という使命感もあって、店の営業を続けています。

利益はほとんどなく、満足に休むこともできず、それでも「やれるところまでやる」と、踏ん張っています。




2018年2月17日追記

以下は、伝えたいことは、 のコメント欄に書いたものです。



「店を畳んでくれないのなら、もういっそのこと潰れてしまえばいいのに!!」と、私自身が本気でそう思っていたのです。

うつ状態のとき、それは当然接客にも表れていました。

でも潰れなかった。


地下タンク改正消防法対応工事をして店を続けるかどうか話し合ったとき、
「相手によっては給油拒否や来店拒否をする」と言った私を主人は容認してくれました。

そして実際にそれを行いました。


それでも店は潰れないのです。




2019年10月12日追記

昨日のアクセス解析(検索キーワード)「バイク 給油拒否」で検索してみました。