masumiノート

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理不尽な仕組み

2015年10月13日 | メモ(GS業界紙より)

**********(青系文字がmasumi)

セルフ解禁後、10円以上の価格差が開いた頃、原付バイクのお客さんのなかにたまにこんな方がいらっしゃいました。

POSの操作からこちらの動きをじっと観察して、給油を始めると「それ(ノズル)は、握ったら出るんですか?」と...。

そう、セルフに行くための準備ですね。

はい、教えて差し上げましたよ。

「店によって機械は操作方法も違うようなので説明が書いてあるからそれを見てやって下さい。もし分からなければスタッフが教えてくれるはずなので聞いて下さい。ノズルはあまり強く握ると吹きこぼれるかも知れないから気を付けて下さいね」


そして、その中にはセルフに行ってみたものの、「自力で蓋が開けられなかった」と、当店へ給油に来られる方もいらっしゃいました。



ガソリンスタンドの2重(3重)価格看板は問題にされているようです。
当店は価格看板は出していません。(その理由は過去記事に書きました)

当店の現金価格は2種類です。
単車や少量給油の現金価格と、乗用車や現金会員さんの現金会員価格。
当店のその価格差は2円です。
単価の話をするときは現金会員価格が主になりますが、よくよく考えたら“基本”は現金価格だと思うんですよね。
2円安いのは“おまけ”だと思うんです。

***

OKWaveの、ガソリンスタンドの「バイク料金」は合法?

昨晩ネットサーフィンをしていて目にしたものです。

「威力業務妨害罪」・・・知りませんでした。

そして、セルフで8円の価格差?
以前紹介した、「単車は10円増し」の大阪のPBSSは、フルサービスだからまだアリかな、と思えましたが。
自分で給油作業するセルフで8円?!

・・・やりますね~(笑)


ハナシは戻りますが、
セルフ解禁後、セルフと10円以上の価格差が開いた頃、原付バイクのお客さんのなかに当店の価格が高いことに対して店頭でかなりしつこく文句を言われた方がいらっしゃいました。
(当時は業転や差別対価が公になっておらず価格差の説明が出来ない時期でした)

この方もそれ以来ご来店されておりませんが、
「10円増しのPBSSのハナシと、8円増しのセルフのハナシを聞かせてあげたい!」と思うmasumiさんなのであります。


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さて上の画像は、10月10日の燃料油脂新聞です。

特約店に縛られ姿消す販売店

仕入れを特約店に牛耳られ、価格交渉は皆無。


“のど元過ぎれば”の自治体へ嘆きの声

(東日本大震災を機に安定供給を念頭に組合契約を結んだ自治体が、4年を過ぎ、財政事情を理由に一般競争入札に切り替えていることに対して、)

大震災後には市長を交え、災害時の優先供給や平時からの安定供給に関する協定書に調印。
がっちり握手を交わしただけに「残念でならない」と関係者は嘆く。

と、あります。



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一般競争入札問題も、発券店値付けカード問題も、1日に4軒が閉鎖していくのも、
3者店レベルでは常に10円前後もの仕切り格差が存在することが主な原因だと思います。

お客さんは値段が高くて気に入らなければその店を利用するのを止めて他の店へ行けば済みますが、
系列店はそうはいかないのです。
正規ルートで仕入れるためには、契約している特約店から買うしかないのです。

仕入れ値の格差と特約店制度が無くなれば、大方の問題は解決すると思います。
(※当店は今の特約店の存在価値を認めていますし、特約店がなければ困るので訂正します)

仕入れ値の格差の是正と、
元売から調整があってもそれを販売店へ適用しなかったり、欠減補助すら販売店へ渡さないような特約店が存在している、
現特約店制度の是正、

それが行われれば、大方の問題は解決すると思います。