(※青系文字がmasumi)
老舗SS突然の事業停止
大阪府北河内地区で長年にわたり地域密着経営を続けてきたフルSSが1月下旬に事業停止し、自己破産の手続きを開始している。
これまで経営内容は堅実とみられており、周辺業者ほか関係者は突然の事業停止に一様に驚きの声を上げている。
※この販売店は数年前に系列を離れ、フルサービスの形態はそのままでPB(プライベートブランド)になっていたそうです。
地域に数少ないフルサービスとして優良固定客が多かったそうなんですが、
商圏に大手広域事業者や元売子会社のセルフが立ち並ぶ環境下で、ガソリン減販に加えて市況水準の低下で次第に資金繰りが悪化したとみられている、とあります。
地場店には「業転玉が救世主」ではないのです。
府内大手業者は「いつまでもガソリン量販にこだわって安売り競争していては、利益を重視して真面目に頑張って商売に取り組んだ者が報われない。
業界全体が意識を変えなければ、近い将来次の犠牲者が出ることは目に見えている」と指摘する。
※本当に、この報われない環境下で長年よく頑張ってこられたと思います。
その結果が自己破産・・・
どれほど悔しいことでしょう。
私は、
悔しいです。
足元では10円以上に広がっている業転格差。
原油価格の下落スピードが速く、かつ大幅なため周回遅れの系列仕切りとの格差が広がった。
スポット市況の相場で全量業転玉を仕入れるPB業者など、非系列業者の価格優位性は続き、業転玉を仕入れる一部特約店もマージンを広げた。(系列内仕切の格差も拡大し、同一都道府県内で5円60銭)
2月16日 燃料油脂新聞「社説」より
*地場で小口配達を担っている3者店は、これだけの仕切高のなかで営業を続けているのです。
3週連続で仕切り値上げがされました(約7円の値上げです)
当市の市況はまだ動いておりません。
組合からの連絡もありません。
市況が動いていない中で当店だけが丸々転嫁することも出来ず・・・かといって全て被るわけにもいかず、
(系列店は15年以上この繰り返しデス)
本日より2円だけ値上げすることに致しました。
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昨日、買い物の道中でセルフの価格看板を見ながら、こうちゃんとの会話
ま、
「まだ値段そのままや」
こ、
「そやな」
ま、
「でも軽油の値段が変わってるで、ほら、めっちゃ安くなってる」
こ、
「ほんまやな、やっぱり今までがおかしかったんちゃうか」
ま、
「それはそうと、なんで値上げの連絡ないんやろ?」
こ、
「そら、業転(※)があんなけ安かったらセルフは上げる必要ないねやろ」
(※ここでの業転は浮気買いでの業転というより、当市のセルフはCAや販社、2者大手ばかりなので差別対価による業転並みの系列仕切り、という意味です)
ま、
「そうか・・・ん? こうちゃん今の間違ってるで。セルフは、じゃなくて、フルでも3者店でも業転取ってたら(格差が広がっている分)まだ上げる必要はない、やろ」
チャンチャン。
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2月13日 ぜんせきより
(自民党本部で行われた役員会での出席議員からの意見)
「13円などという業転格差になっているようであれば、これまでの議連の取り組みがすべて無になってしまう。その分を系列に安く吐き出してほしい」
「廉売SSとの価格差がひろがっている。流通証明書によって94%のガソリン流通を把握しているにもかかわらず、なぜこのような状況になっているのか」
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元売から商社や燃料卸商までは証明書が渡っているのかもしれないけど、その先は・・・・・?
誰も見たことがない、のですよね。。。
で、
「系列でも出荷元が同じで流通証明でそれが証明されるなら業転取ってもいいよ」とおっしゃられましても、
化管法での証明書が必要な顧客を抱えている系列店には、それは出来ません。
PS
透明な仕切り・・・あったこと、あったっけ?