masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

自分がここにいる。

2015年02月12日 | 本・映画
怒り(上)
クリエーター情報なし
中央公論新社

お客さんが読んでいたので、読み終えたら返すってことで“神去なぁなぁ”と交換してもらった(笑)

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思春期に太宰治の「人間失格」を読んで「これは自分だ」って思う人が多いでしょ。
この「怒り」も、今の時代の、社会に出てからのソレじゃないかな...って気がした。

親子の情の希薄さ
格差社会での・・・

捻くれた心の、澱(おり)のようなモノは、1度のビーフシチューくらいじゃあ解けない。



絶対的に自分に自信が持てたら、
自分を信じることができたら、
きっと相手の事も信じることができるんだ。

そういう人間は幸せだ。




札幌にも灯油難民?

2015年02月12日 | ガソリンスタンド2

札幌にも灯油難民?真冬の配達に密着!今日ドキッ!HBC北海道放送



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(※青系文字がmasumi)

北海道なら殆ど一年中灯油の需要があるでしょうね。

当店のお客さんで 若い頃から毎年バイクで北海道に行かれている方がいます。
「数年前から、ガソリンスタンドを探すのが大変になった。ナビ上ではあるんだけど行ってみたら廃業している確率が高いからガス欠が怖くて(ちょっとこっち行ってみようかな)って感じで予定外の道を走るってことが出来なくなった」と言ってました。

でも、その廃業したガソリンスタンドも、それが地場の個人業者なら 下記の販売店と同じように最後まで頑張っておられたと思います。

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申し訳ない (2013年1月11日 燃料油脂新聞より)

「長年お世話になった客に今後、給油で不便を強いることはたいへん申し訳ない」と大晦日をもってSSを廃業した和歌山市内の販売店主は強調する。

改正消防法の猶予期限である今月末を待たず、区切りとして昨年内で廃業を決めたという。
店頭に廃業告知を掲げてから、地下タンクの改修義務など消防法にからむ事情を知らない大半の客から「なぜやめるのか」という声があがった。

消防法改正前の廃業、閉鎖を含め商圏のフルサービスSSの減少が加速。
元売マークを掲げるフルSSが少ないため、近年は他府県ナンバーなど元売カードを利用する客の来店が増えていた。
フルサービス志向の地元消費者だけでなく、県内外の企業車両にとっての存在価値が高まっていたといえる。
灯油を配達してくれるSSがなくなることで消費者は一層不便を強いられそうだ。

 



国、政府に「やめさせられた」 (2013年2月5日 燃料油脂新聞より)

「半世紀以上も続けてきた商いを廃業、やめなくてはならないことを一言で言えるはずがない。ただただ悔しいという思いです」
(廃業した六十歳代の店主)

静岡県内でも老朽化地下タンク規制の猶予期限を迎えて廃業した地場SS業者が少なくない。
山間部で営業中の有力SS業者は「1月末までにうちの地区でも数ヶ所の廃業、閉鎖があった。一般マスコミも取材に来たがそんなに簡単にコメントができるわけがない。
数十年間も続けてきた商売をやめるのである。
もっといえばSS事業を“やめた”のではなく、国、政府によって“やめさせられた”のである。

別の支部長も、
「SS業者はガソリン税の実質的な徴収など、国、政府に対してさまざまな貢献をしている。
増税、タックスオンタックスなどSS業者への負担はこれからますます増してくるだろう。
国、政府はSS業者が置かれている環境を配慮すべきだと思う」と話した。

セルフSS化を進めてきた大手はコストに見合わないと言って配達業務をバッサリ切り捨ててきた。
そのコストに見合わない配達業務を地場フルサービスSS業者がこれまで担ってきた。
今まさに、その地場フルサービスSS業者が追い詰められているのだ。

 
廃業で“過疎化”問題に 災害時 供給不安も (2013年3月1日 燃料油脂新聞より)

愛知県山間部では、消防法の地下タンク規制強化にともなう廃業でSS過疎化の問題が出てきている。
豊田市旭地区では2軒あったフルサービスSSのうち1軒が昨年9月末に廃業し、同地区住民は「災害が起きた場合に燃料調達ができないのでは」と心配している
また同地区は高齢化率が41%(今年1月末現在)で、行動範囲の狭い高齢者が不便を強いられている。

廃業したSS社長は
「お客様からなぜ廃業するのかと言われ、つらく申し訳ない気持ちだった。
一生懸命経営し、採算ギリギリで商売してきたが、ふって沸いたように地下タンク問題が出てきた。
廃業するきっかけになったが寂しかった」と話す。

同SSは地価タンク5本中3本が規制に該当した。
同社長は「過疎地SSに補助金が他より多く出たとしても経営続行は厳しい」という。

※地下タンクの工事代が工面出来ないことが廃業の原因なら補助金で工事を行えば済む話です。
例え全額補助金で新設したとしても、安値店との価格差が10円以上もあるような今の卸格差では経営は難しいと思います。
お客さんは地元の店を守る必要性は分かっていたとしても、節約志向が勝って安値店に車を走らせてしまうから。

豊田市役所旭支所は公用車を6台所有し、給油は豊田市役所本庁に行く時か、旭地区唯一のSSでするようになった。
同支所員は「SSの廃業でガソリン給油の利便性が悪くなっただけでなく、灯油の配送先が減り不便になった」と感じている。

別の市内業者は、昨年末に地下タンク規制に対応するために高精度油面計を取り付けた。
同社社長は「地域貢献のための延命措置であって、投資した分は回収できないと思っている」とつぶやく。


※当店も消防法改正対応工事をして営業を続けるかどうかを夫婦で話し合ったとき、「今後も業界の過当競争は続くからコスト回収はできないよ」と言う私に、主人は「分かってる」と言いました。




消防法改正による地下タンク改修は、
多くの3者店が廃業か営業継続かを本当に悩み、迷い、苦しんだ末に決断したのです。