masumiノート

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SS減に歯止めかからず

2014年02月27日 | ガソリンスタンド2

昨年2月のSS危機と報道された改正消防法完全施行から1年、
補正予算でSS支援の補助金が用意されていますが、SS減少に歯止めはかからず、埼玉県ではすでに廃業・撤退した事業者(石油組合員)は1月末時点ですでに20者に達したそうです。
SS減少は埼玉に限ったことではないと思われます。




公平な取引を目的とした議員立法も近く制定される見込みで、さぞ「喜びに沸く業界」と思いきや、広島市内の関係者からは「小売りの利益が盛り込まれていない」という厳しい声だけが漏れてくるそうで、私も同感です。

この議員立法を無条件に喜べる人の気が知れません。



上の画像にチラリと見える、「特約店を支配する元売へのあきらめ」。

「元売に一言も言えない」のではなく、「言っても始まらない」・・・

いつだったか、元売の支店に陳情を述べても放置され、(それなら)と本社へ出向くと「そういうことは支店で」とたらい回しにされるという記事もありました。


「市況が改善されなければ相次ぐ閉鎖もあり得る」・・・というより、確実にそうなるでしょう。

しかし、市況の改善を阻むものが元売子会社や大手量販店の安値看板です。
大阪でも東京でもマークを掲げている“系列店”が145円という、我々3者店からしたら信じられない安値で販売している。

※因みに当店(3者店)の今の仕切りは税抜き143.6円、税込みなら約150円です。


そんなこんなで「系列の“恩恵”薄まり」「PBへの“関心”が高まる」わけです。
だけど「安定供給」や、「元売のカード戦略」のこと、また、「エネルギー高度化法」などもあり、なかなか決断できない販売店が多い。
しかし、この記事の締めくくりは「PB化は生死を掛けた選択肢のひとつとなりつつある」です。

※作り話「請負人越後屋」に書いたようにmasumiさんもそう思います。
元売はブランドイメージにそぐわない昔ながらの古い店にはマークを掲げていて欲しくない。
本当は安定供給も約束したくない。(出来ない)
これまでの“動き”からそう思わざるを得ません。

ただPB化で生き残れるかどうかは地域性がかなり重要だと思います。
“大手”が進出していないような地域でなければ、あまりメリットはないかと・・・
要するに大手が進出している地域では系列でもPB(無印)でも、このままでは、先は無い。



※2月27日 燃料油脂新聞 


PS


この記事にある、「(掛け会員や現金会員と)同じ客としてサービスをせざるを得えず」

※masumiさんはとりあえず「思い込みを捨てること」をお勧めします。




密造軽油で年間脱税数億円

2014年02月27日 | ニュースから一言二言

軽油密造の容疑 尼崎の石油製品販売会社捜索(神戸新聞) - goo ニュース

2014年2月26日(水)22:17

軽油密造の容疑 尼崎の石油製品販売会社捜索
(神戸新聞)

 軽油引取税を免れるため、兵庫県知事の承認を受けずに不正な軽油を密造した疑いが強まったとして、県警生活環境課と尼崎北署、県税務課などは26日、地方税法違反の疑いで、尼崎市南武庫之荘11の石油製品販売会社「林石油」、同市水堂町4の同「イワモトオイルフロー」両社の事務所など約10カ所を捜索した。

 県警生活環境課によると、2社は軽油引取税を年間数億円脱税していた可能性があるという。

 捜索容疑は昨年12月、県知事の承認を受けずに、同税のかからない灯油を軽油に混ぜ合わせ、不正な軽油数十リットルを密造した疑い。

 同課や県によると、不正軽油は県内や大阪府内などへ販売され、運送会社や建築現場で使用されていたという。灯油には不正を見抜くための識別剤が添加されているが、製造の過程で除去されていたとみられる。地方税法は軽油の販売者に1リットル当たり32・1円の納税を義務付けている。

 捜索では捜査員らが書類などを押収。県警は今後、不正軽油の販売ルートなどについて解明を進める。

*****

他府県ナンバーのトラック(建築関係)のお客さんが、現場仕事の帰りに当店へ給油に来られたときに、よく発せられた言葉。
(※最近はあまり聞かなくなりましたが^^;)


「ええっ!?ガソリンちゃうで!軽油やで!!」


確かにうちの軽油は系列100%仕入れだけあって、高いですけどね...(汗)

「俺らがいつも入れてるとこ、○○円やで?!」

・・・普段、どんな軽油を買われているのやら.....(汗)


で、こういうのは流通経路証明なんて・・・関係ないですね。


※燃料油っていうやつは、数量もそうだけど、やり方(不正)によって、
「儲け」に天と地ほどの差が生まれる商品なんですねぇ・・・(溜息)