私の住んでいる宮城県大崎市は、市民病院の移転問題で揺れています。大崎市民病院は、宮城県の北部、大崎、栗原、登米地域の地域医療、救急医療を担う中核的な病院です。いまは、古川の中心地に病院があります。数年後にも予想される大地震に対して、病院の建て替えが必要ですが、これまで市議会、住民の中で、くりかえし議論が行われ、現在地で病院を建て替えることに決まったのです。
現在の伊藤市長も3年前の市長選挙では、「現在地で建て替える」と公約していました。ところが、伊藤市長は、突然、これまでの市民の合意を覆して、古川の「穂波の郷」に移転することを強引に決めたのです。移転先にされた「穂波の郷」は、地盤が軟弱で実際に地盤沈下が起こっている場所です。浸水などの水害地域でもあります。古川のことを少しでも知っている人ならば、ここに病院を建てるなど、考えられない場所です。多くの問題を含んでいる場所に、公約を破り、市民合意を踏みにじる横暴勝手な市長をやめさせようと、大崎市民は、市長の解職請求権(リコール)の署名運動を決意しました。
今日は、その署名スタート集会です。これから、1ヶ月で有権者の3分の1、37000を集めるたたかいがスタートします。私も、集会に参加してきました。(写真は、実行委員長の小原茂さんの訴えです)