安倍改造内閣の発足。たたかいは、新たなステージへ

2016-08-04 11:50:10 | 平和

昨日発足した安倍改造内閣。選挙中はほとんど封印してきた憲法「改正」を一気に進めようとする内閣だ。その象徴が、稲田朋美前政調会長を防衛大臣に抜擢したことだ。マスコミでは、次期総裁の最有力候補だという。

稲田氏といえば、参院選挙中、2度も宮城県入りし、共産党攻撃の演説をくり返していた人物。選挙中、改憲はほとんど言わなかったが、稲田氏こそ、自民党の改憲派の最右翼である。2004年8月15日に靖国神社境内で行われた日本会議の集会で「総理の参拝」をもとめ、「神州不滅」と気迫の演説をし、その姿勢が買われて、05年8月の「郵政選挙」で安倍幹事長(当時)に「刺客」としてスカウトされ、衆院福井1区から出馬。

これまでの発言が凄まじい。

「現憲法は今すぐ廃棄して、自主憲法を制定しなければならない」(2012年5月10日 創成「日本」東京研修会あいさつ)

「祖国のために命を捧げても、尊敬も感謝もされない国にモラルもないし、安全保障もあるわけがない。そんな国をこれからも誰が命を懸けて守るのですか」(「致知」2012年7月号)

「靖国神社というのは、不戦の誓いをすることころではなくて、『祖国に何かあれば後に続きます』と誓うところでないといけないんです」(「WILL」2006年9月号)

「長期的には日本独自の核保有を、単なる議論や精神論ではなく、国家戦略として検討すべきではないでしょうか」(「正論」2011年3月号)

「教育体験のような形で、若者全員に一度は自衛隊に触れてもらうという制度はどうか。国防への意識を高めてもらうきっかけになると思う」(同)

 

歴史を偽造し、憲法を壊そうという安倍政治とのたたかいは、新たなステージに入った。

 


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