[5月5日16:00.天候:晴 アルカディアシティ6番街 カブキンシタウン]
〔まもなく6番街、6番街です。お出口は、左側です。軌道線カブキンシタウン方面、6系統はお乗り換えです〕
1番街からアルカディアメトロの地下鉄に乗って、6番街へ向かったイリーナ組。
因みに昼食後は魔王城内で過ごした。
許可された者だけが入れる大図書館があって、そこで蔵書を閲覧した。
あくまでカブキンシタウンに向かうまでの間の時間潰しであったが、イリーナとしては、ただ単に遊びに来たのではないというアピールをしたかったのだろう。
1番街駅から乗り込んだ地下鉄は3号線、やってきた電車は開業当時の東京メトロ銀座線の車両だった。
旧・東京地下鉄道の方の黄色い電車である。
最初に乗った開業当時の丸ノ内線と比べて、更にもっと古い電車の為か、車内は薄暗かった。
それもそのはず。
前者は蛍光灯なのに対し、後者は電球だからである。
イリーナ:「6番街に到着ぅ!」
マリア:「はしゃがないでください。それに、カブキンシタウンは乗り換えでしょ?」
稲生:「繁華街なんですよね?そんな所でクエストを?」
イリーナ:「ふっふーん♪色々あるのよねー」
稲生:「コロナウィルスの自粛要請も、魔界じゃ無縁か……」
先頭車より先にある階段に向かう。
ふと稲生が運転室を見ると、そこにいたのは少年のような運転士であった。
若かりし頃のキムタクみたいな髪形に、制帽を浅く被っている。
耳が尖って小さな角も一本生えていることから、小鬼の一種かもしれない。
マニュアル通り、発車ブザーが鳴り終わると、客用ドアを閉め、乗務員室ドアを閉めて発車させていった。
マリア:「おっと!」
出て行く電車と、入って来た対向電車が持って来た強風にマリアはスカートの裾を押さえる。
稲生:「気をつけなよ」
マリア:「きゃっ」
稲生はマリアのスカートの裾を引っ張った。
マリアはびっくりした様子だったが、別に嫌な顔をするわけでもない。
もう、今はそういう関係になれたのだ。
イリーナ:「あー、コホン。キミ達、イチャつくなら、宿に着いてからね」
稲生:「あっ、すいません!」
イリーナ:「マリアもミドルマスターになったら、いい加減、schoolgirlのコスプレは卒業しないとね」
稲生:「僕のせいですね」
マリア:「別にいいじゃないですか。勇太が喜んでくれるんですから」
稲生:「というか、マリアさんも階級上がれるんですか?」
イリーナ:「課題(クエスト)の達成率が高ければね」
地上に出て駅の外に出ると、すぐ目の前のロータリーに1台の路面電車が停車していた。
その電車は満席状態で発車していった。
稲生:「タッチの差で……。案内してる割には接続悪いな」
マリア:「でも、もう次の電車来たよ」
稲生:「あっ、本当ですね」
稲生達を見切り発車していったのはヨーロッパのどこかで運行されていたと思われる車両だったが、今度やってきたのは日本のどこかで運行されていたものと思われる電車だ。
クリーム色に青いラインが入っていることから、横浜市の市電だった車両なのだろうか。
軌間の違いについては、【お察しください】。
尚、この色については市営バスに継承されている。
因みに留置線には東京都電の旧型車両もいるが、横浜市のそれと軌間は合っている(1372mm)。
更にこれは、京王線と都営地下鉄新宿線も同じである。
軌道線の場合、2両以上で運転される場合はツーマン、1両単行の場合はワンマンであることが多い。
この電車も1両であったから、ワンマン運転であった。
ワンマンの時は前乗りで、先に運転士に運賃を払う。
稲生:「大人3枚、乗り継ぎで」
運転士:「はい、ありがとうございます」
鉄道会社が同じなので、路面電車の運転士も地下鉄の運転士と同じ制服を着ている。
路面電車の場合は人間の運転士か魔族の運転士かは半々であるそうだが、どうやらこの電車は人間であるようだ。
駅で購入した乗り継ぎ乗車券を運賃箱に中に入れる。
これは既に乗り継ぎ先の路面電車の運賃も含まれた乗車券で、多少の割引率がある。
乗り込んでから、黄緑に近い色をしたロングシートに腰かけた。
運転士:「この電車はカブキンシタウン直通、シャトル便です」
次々と乗り込んで来る乗客達にそう案内する運転士。
客層は人間もいれば、魔族も多い。
特に、互いに干渉することもない。
本当に人魔一体の王国なのだ。
その為に憲法や法律が厳しく運用されている。
どんな為人(ひととなり)であろうと法律さえ守っていれば良く、違反すれば即犯罪者として捕縛される。
なので王国憲法も日本国憲法が参考にされつつも、よくよく条文を見ると、日本国憲法にも明記されている『公共の福祉による制限』がもっと詳しく書かれている。
とはいえ、基本的に日本の法律が守れて、且つ司法官憲の警告に素直に従っていれば捕縛されることはない。
運転士:「お待たせ致しました。まもなく発車致します」
どうやらシャトル便には明確な時刻表があるわけではなく、だいたい座席が埋まったら発車するシステムのようである。
さっきの電車も満席になったから発車したのだろう。
ドアが閉まって発車した。
釣り掛け駆動のモーター音が車内に響く。
地下鉄と比べてフワフワとした揺れが特徴的である。
アルカディア王国には自動車が無く、道路交通は専ら馬や馬車である。
SFとファンタジーを足して2で割った文明だというのが分かる。
マリア:「着いたら、どうするんですか?」
イリーナ:「まずは宿を取りましょう。大丈夫。ああいう所には、泊まる所なんて一杯あるから」
稲生:「でしょうね」
繁華街には往々にしてホテルが林立しているものだ。
もちろんラブホも多々あるだろうが、ちゃんとビジホも存在しているので心配無い。
稲生:「一体、先生は歓楽街でどんなクエストをさせる気でしょうかね?」
マリア:「色々と想像は付くけど、こればっかりはねぇ……」
電車は石畳の道路の中央に敷かれた軌道の上を走行して行く。
〔まもなく6番街、6番街です。お出口は、左側です。軌道線カブキンシタウン方面、6系統はお乗り換えです〕
1番街からアルカディアメトロの地下鉄に乗って、6番街へ向かったイリーナ組。
因みに昼食後は魔王城内で過ごした。
許可された者だけが入れる大図書館があって、そこで蔵書を閲覧した。
あくまでカブキンシタウンに向かうまでの間の時間潰しであったが、イリーナとしては、ただ単に遊びに来たのではないというアピールをしたかったのだろう。
1番街駅から乗り込んだ地下鉄は3号線、やってきた電車は開業当時の東京メトロ銀座線の車両だった。
旧・東京地下鉄道の方の黄色い電車である。
最初に乗った開業当時の丸ノ内線と比べて、更にもっと古い電車の為か、車内は薄暗かった。
それもそのはず。
前者は蛍光灯なのに対し、後者は電球だからである。
イリーナ:「6番街に到着ぅ!」
マリア:「はしゃがないでください。それに、カブキンシタウンは乗り換えでしょ?」
稲生:「繁華街なんですよね?そんな所でクエストを?」
イリーナ:「ふっふーん♪色々あるのよねー」
稲生:「コロナウィルスの自粛要請も、魔界じゃ無縁か……」
先頭車より先にある階段に向かう。
ふと稲生が運転室を見ると、そこにいたのは少年のような運転士であった。
若かりし頃のキムタクみたいな髪形に、制帽を浅く被っている。
耳が尖って小さな角も一本生えていることから、小鬼の一種かもしれない。
マニュアル通り、発車ブザーが鳴り終わると、客用ドアを閉め、乗務員室ドアを閉めて発車させていった。
マリア:「おっと!」
出て行く電車と、入って来た対向電車が持って来た強風にマリアはスカートの裾を押さえる。
稲生:「気をつけなよ」
マリア:「きゃっ」
稲生はマリアのスカートの裾を引っ張った。
マリアはびっくりした様子だったが、別に嫌な顔をするわけでもない。
もう、今はそういう関係になれたのだ。
イリーナ:「あー、コホン。キミ達、イチャつくなら、宿に着いてからね」
稲生:「あっ、すいません!」
イリーナ:「マリアもミドルマスターになったら、いい加減、schoolgirlのコスプレは卒業しないとね」
稲生:「僕のせいですね」
マリア:「別にいいじゃないですか。勇太が喜んでくれるんですから」
稲生:「というか、マリアさんも階級上がれるんですか?」
イリーナ:「課題(クエスト)の達成率が高ければね」
地上に出て駅の外に出ると、すぐ目の前のロータリーに1台の路面電車が停車していた。
その電車は満席状態で発車していった。
稲生:「タッチの差で……。案内してる割には接続悪いな」
マリア:「でも、もう次の電車来たよ」
稲生:「あっ、本当ですね」
稲生達を見切り発車していったのはヨーロッパのどこかで運行されていたと思われる車両だったが、今度やってきたのは日本のどこかで運行されていたものと思われる電車だ。
クリーム色に青いラインが入っていることから、横浜市の市電だった車両なのだろうか。
軌間の違いについては、【お察しください】。
尚、この色については市営バスに継承されている。
因みに留置線には東京都電の旧型車両もいるが、横浜市のそれと軌間は合っている(1372mm)。
更にこれは、京王線と都営地下鉄新宿線も同じである。
軌道線の場合、2両以上で運転される場合はツーマン、1両単行の場合はワンマンであることが多い。
この電車も1両であったから、ワンマン運転であった。
ワンマンの時は前乗りで、先に運転士に運賃を払う。
稲生:「大人3枚、乗り継ぎで」
運転士:「はい、ありがとうございます」
鉄道会社が同じなので、路面電車の運転士も地下鉄の運転士と同じ制服を着ている。
路面電車の場合は人間の運転士か魔族の運転士かは半々であるそうだが、どうやらこの電車は人間であるようだ。
駅で購入した乗り継ぎ乗車券を運賃箱に中に入れる。
これは既に乗り継ぎ先の路面電車の運賃も含まれた乗車券で、多少の割引率がある。
乗り込んでから、黄緑に近い色をしたロングシートに腰かけた。
運転士:「この電車はカブキンシタウン直通、シャトル便です」
次々と乗り込んで来る乗客達にそう案内する運転士。
客層は人間もいれば、魔族も多い。
特に、互いに干渉することもない。
本当に人魔一体の王国なのだ。
その為に憲法や法律が厳しく運用されている。
どんな為人(ひととなり)であろうと法律さえ守っていれば良く、違反すれば即犯罪者として捕縛される。
なので王国憲法も日本国憲法が参考にされつつも、よくよく条文を見ると、日本国憲法にも明記されている『公共の福祉による制限』がもっと詳しく書かれている。
とはいえ、基本的に日本の法律が守れて、且つ司法官憲の警告に素直に従っていれば捕縛されることはない。
運転士:「お待たせ致しました。まもなく発車致します」
どうやらシャトル便には明確な時刻表があるわけではなく、だいたい座席が埋まったら発車するシステムのようである。
さっきの電車も満席になったから発車したのだろう。
ドアが閉まって発車した。
釣り掛け駆動のモーター音が車内に響く。
地下鉄と比べてフワフワとした揺れが特徴的である。
アルカディア王国には自動車が無く、道路交通は専ら馬や馬車である。
SFとファンタジーを足して2で割った文明だというのが分かる。
マリア:「着いたら、どうするんですか?」
イリーナ:「まずは宿を取りましょう。大丈夫。ああいう所には、泊まる所なんて一杯あるから」
稲生:「でしょうね」
繁華街には往々にしてホテルが林立しているものだ。
もちろんラブホも多々あるだろうが、ちゃんとビジホも存在しているので心配無い。
稲生:「一体、先生は歓楽街でどんなクエストをさせる気でしょうかね?」
マリア:「色々と想像は付くけど、こればっかりはねぇ……」
電車は石畳の道路の中央に敷かれた軌道の上を走行して行く。
稲生:「ネット動画でも白人女優のJKモノって結構あるんだ……」(´∀`*)
鈴木:「エレーナ、制服買ってあげるからキミも着てみてくれ!」
エレーナ:「アホか!誰が着るか!」
リリアンヌ:「……あ、ハイ。私は既に魔界の学校の制服着てますけど……。セーラーブレザーって言うんですか?セーラー服とブレザーの折衷デザインです。フフフ……」
参詣に誘うことでどうにか信心を繋ぎ止めている信徒も少なからずいるわけで、その頼みの綱が使えないとなると、いざ行事が再開されたとしても、それなりの退転者は出るだろう。
私も登山の機会を奪われている中、ブログを続けることで信心を繋ぎ止めている状態だ。
登山参詣の習慣が無くなれば、私もフェードアウトするかもしれない。
お疲れ様です。
御無事で、本当に良かった。
何て表現すれば良いのか、難しいんですけどホンマ
“戦時下”に匹敵するんちゃうかなぁ~って個人的には
考えていました。
色んな事、考えさせられましたし。
あ、そうだ。
可能であれば、なんですけど是非理由をお聞かせ
頂けたら嬉しいです。
個人情報の、洩れない範囲でお願いします。
>登山参詣の習慣が無くなれば、私もフェードアウトするかもしれない。
この前提条件が取っ払われた場合、フェードアウトして
しまう恐れがあるのは、一体何故なのでしょうか。
御手隙のお時間で構いませんので、何卒宜しくお願いします。
フェードアウトしてしまう恐れがある理由、それは正に「繋ぎ止める物が無いから」ですね。
如何に毎日勤行をしていようが、所詮は壁や窓に向かっての勤行です。
いくらその先に大石寺があるとはいえ。
私はまだ御本尊を御下附されておりません。
それ故、寺院参詣はとても大切な事なのです。
顕正会の場合、それを会館参詣に置き換えて説明するでしょうが。
しかし現在、コロナ騒ぎにより、大石寺はもちろん末寺への参詣も自粛要請が出ております。
眼前に御本尊がある環境に置かれていない者にとっては、とても不利なことなのです。
では、「御本尊下附されればいいじゃん」と思うかもしれませんが、やはりそんなことでフェードアウトするような信心の持ち主には御下附が許されないというジレンマもあるのです。
私みたいに、信心が無くなったら御本尊をぞんざいに扱う輩も出てきますからね。
え~、御本尊様を下附されてないんですか・・・。
眼前に、御本尊様がない・・。
不安になったりしませんか・・?
何て表現すれば良いのか・・僕やったら
絶対アカンやろな・・・。
その状況でも、信仰を続けたいという意思は
ホンマに凄い。
だからこそのブログなんですよ。
ある人から、私のブログを読んで頂けないのは、「更新頻度が高過ぎてついていけないから」だと言われたことがありました。
ブログの更新速度、早過ぎても遅過ぎてもダメだということですね。
でもこれは、更新しないと自分が不安になるからでしょうね。
だから既にどっしりと構えていらっしゃるトチロ~さんは、更新頻度を落としていらっしゃる。
反対に例のブログの人は……【お察しください】。
それと、「信仰を続けたいという意思」よりも、「信仰を辞めたい理由」が無いから続けているだけのことです。
御本尊様が私を結婚させないのも、今は結婚=退転の図式が成り立っているからですよ。
法統相続はどうするんだろう?と思っていたんですが、過去にんっ?さんからお答えを頂いて納得できました。
トチロ~さんに見解を求めましたが、無回答であった為、んっ?さんの見解が正しいことが判明しました。
お疲れ様です。
トチロ~さんの事やないんですけど、法華講の
方(特にガチ勢)って、何て言うんだろう・・
都合が悪くなると、思いっきり「無視」します
よね。
何だろう・・祈って解決せぇ!みたいな。
答えが見つからんから、聞いとんねんって
何度思ったことか。
んっ?さんのほうが真摯に向き合ってら
っしゃいますし、精一杯ご回答下さる。
悩んでる人間にとって、どれだけ有り難い事か。
答えは、自分で見つけなあかん事は分かっとん
ねん。背中にそっと、手を添えたったらエエや
んか。
そんなんやから、退転者も出るし幽霊講員が
沢山出んねん。僕はそう思います。
だからこそ、分かりやすいじゃないですか。
都合の良い所と悪い所が。
悪質な所だと、都合が悪くても何やかんや言って誤魔化そうとしますからね。
顕正会なんかいい例でしょう?
私はそれでいいと思っていますよ。
好きなことをやらせてもらえるんですから。
お疲れ様です。
同感です。
ちょっと話がズレるかもしれませんけど、
仮に僕が復帰させて頂いた場合、他人様
を折伏する気なんか、全くないですもん。
自分で自分を救えてない状態で、他人様
を救えるはずがない。
まぁ・・嫌がられるでしょうから、再入
信には至ってないんですが。
上が喜ぶような、信心なんて意味がない。
うちはそれでOKですよ。
そんなこと言ったら、折伏もせずに創作文ばっかり書いてる私なんか、とっくにクビですよw
「仏の縁 創作物に 非ずなり 彼方より出で 舞い込むもの也」というのが私のモットーです。
つまり、仏縁は作るものではなく、向こうから来るものです。
気にしなくていいですよ。