報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
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 実際のものとは異なります。

ザッピング現象

2013-10-08 02:41:12 | 日記
 “顕正会版人間革命”より。 ザッピングという名のネタ流用w

「……というわけで、こうなりました」
「ほお……」
 ユタこと、稲生ユウタの通う高校は、威吹から見ても異常なほど霊気や妖気に満ちた所であった。よく“学校の七不思議”なんて言葉があるが、百不思議くらいあってもおかしくない所である。偏にそれは、学校が霊道の入口や魔境の入口に立地しているからに他ならない。
 今回は学校に展示されている日本人形(人形師となったOBが寄贈した)が、(威吹から見れば)下等な妖怪に憑依されて学内を暴れまわるようになったため、それを退治したものである。しかしながら夜な夜な髪が伸びるという霊現象は別物だったらしく、威吹では対応できないし、それ自体は何の実害も無いので、いっそのこと開き直って、『めざせ!髪の毛1メートル!!』と書かれたたすきを人形に掛けてあげた次第。
「因みに週番が毎回、メジャーで測ります」
「何だかんだ言って、最近の人間達はこの程度では驚かなくなったわけか……」
 威吹は呑気にメジャーで測るユタの写真を見て、呆れた顔をした。
「人形自体が襲ってくるわけじゃないからね」
「まあ、ね……」
「たまにゲームなんかじゃ、人形を操って襲ってくるモンスターとかがいるけど、実際はどうなの?」
 興味津々に聞いてくるユタに、威吹は考え込むフリをしながらも、
「いやあ、あんまり聞いたこと無いなぁ……」
 袂に手を突っ込んで答えた。
「今回みたいに、人形に何かが憑依して、直接襲ってくるのが通例さ。それだったら、ボクも封印前に対処したことがある」
「江戸時代にもそんなのがいたのかい?」

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 “ボカロマスター”より。 上記から数年後に書いたもの。

「さあ、行きなさい!バージョン達!」
 シンディが操るは、ずんぐりむっくりした体型の破壊兵器ロボット、バージョン・シリーズだった。新旧問わず、一大軍団が町を破壊した。
「シンディ!」
 そこへ、エミリーがやってくる。しかし、バージョン達がそれを妨害した。シンディがバージョン達を操る電気信号を送っている間、彼女は何もできないからである。
 それはまるで、音楽のようだった。歌詞の無い音楽をシンディが歌い、バージョン達に命令を与え続ける。エミリーはそれを強制解除させるために、また別の電気信号を送る。それもまた、周囲の者にはアップテンポの音楽に聴こえたという。
 電気信号のぶつかりあい。
「ボーカロイドの皆、聞こえるか?エミリーに援護射撃してくれ。あいつらは音楽を奏でることはできても、歌は歌えない。電気信号を歌で送れる、お前達の出番だ!」
 敷島は緊急避難で乗り捨てられた路線バスの影に隠れて、ボーカロイド達に指示を送った。

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 考えることは皆同じなのか、東方Projectではアリス・マーガトロイドなる若い女魔法使いが、魔法を使って自身の製作した人形を複数使い、プレイヤーと勝負をしてきたりする。

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