報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
 尚、ブログ内全ての作品がフィクションです。
 実際のものとは異なります。

“新アンドロイドマスター” 「スーパーロボット大戦」 2

2015-09-04 19:35:59 | アンドロイドマスターシリーズ
[8月31日18:30.天候:晴 宮城県仙台市青葉区台原森林公園・野外音楽堂 3号機のシンディ&敷島孝夫]

〔「時計塔の♪歯車の音♪それは彼女が生きている証♪……」〕

 ステージではMEGAbyteがアルエットをバイオリニストとしてゲスト出演させ、“ハードビート・クロックタワー”を歌い出した。
 元はKAITOの持ち歌である。
 アップテンポの歌で、バイオリンがメイン伴奏として演奏されている。
 まだキール・ブルーが執事ロボットとしての用途で稼働していた頃、ディナーショーに出演したKAITOの伴奏としてバイオリンを演奏したところ、とても好評だった。
 しかし、テロリズムの用途として変更された今では、もう見る影もない。
(来た!)
 シンディのスキャナーにキールの反応があった。
 距離は約100メートル。
 光線銃をステージに向けている。
 やはりアルエットを狙っているようだ。
「!」
 ステージ裏にいる敷島は、シンディに動きがあったことで、キールがやってきたことを察知した。
 MEGAbyteとアルエットを遠隔監視しているノートPCが長机の上にあるが、
(観客を巻き込む恐れがある。アルエット、もう少し右へ移れ)
 敷島はキーボードを叩いた。
 アルエットが敷島の操作通り、右へ移る。
(アルエットが狙われてるのか?……未夢、お前はアルエットの前に移れ)
 今度はMEGAbyteの方のキーボードを叩く。
 マウスの操作で、アルエットの前に未夢を移動させた。

 シンディはライフルに換装した右手をキールのいる方向へ向けた。
 合図は“ハートビート・クロックタワー”で、「るりらら」とコーラスに入る部分。
 本来は鏡音リン・レンのパートだが、ここでは未夢とゆかりが代役する。
 シンディの右目は、まるでライフルのスコープのようにズームしてキールの頭に照準を合わせている。

〔「……るりららっららら♪るりららっららら♪」〕

「!!!」
 シンディがキールの頭に向かって撃つのと、キールがアルエットに向かって撃つのは同時だった。
 未夢はアルエットを抱えて、転がり込む。
「しまった!」
 シンディが悔しそうな声を上げた。
{「どうした、シンディ!」}
「ちくしょうっ!ハズした!まさか、同じタイミングで撃って来るなんてっ……!」
{「一切、当たらなかったか!?」}
「いや、多分、肩とかには当たったと思う。追うわ!」
{「お、おい、シンディ!」}
 シンディは緊急用の超小型ジェットエンジンを吹かすと、キールがいた森林公園内にそびえる大木の上に向かった。
 因みにステージだが、観客達には未夢達の動きもダンスパフォーマンスの一環として見る者がほとんどだったという。

「くそっ!あの野郎……!」
 キールは煙のように消えてしまった。
 だが、それでも完全にシンディの負けではなかった。
 シンディのライフル弾は、一応当たってはいたのだった。
 キールがいた所の周辺には、ロイドが使用する部品の残骸が落ちていたし、慌てて逃げ出したのだろう。
 キールの持ち物が散乱していた。
 その中にはシンディと同じライフルまで落ちていた。
 ロイド換装用に改造されたものではなく、普通に人間が使用するタイプのライフルだ。
「!」
 その近くに鍵が落ちていたので、シンディはそれを拾い上げた。『KR』と書かれている。KR団関係の鍵か。

[同日19:00.埼玉県さいたま市西区・デイライトコーポレーション・ジャパン埼玉研究所 マリオ&ルイージ]

 敷島のアメリカ人妻、アリスが製造したバージョン・シリーズの最新型5.0。
 アリスの養祖父が設計したものの、本人の手で製造することは叶わず、この世を去っている。
 代わりに養孫のアリスが後を継いで、養祖父の設計図に自分なりのロボット技術のアレンジを加えて完成させたのが、マリオとルイージである。
 それまでの4.0とは違い、長身でスマートになり、当然動きも素早い。
 1号機の方は赤く塗装され、2号機の方は緑色に塗装された兄弟機であるため、アメリカでも大人気の任天堂のテレビゲーム、“スーパーマリオ・ブラザーズ”のキャラクターから名前を拝借した。
 戦闘力はマルチタイプに及ばないものの、それまでの旧型機とは遊べるほどの差が付いた力は持っている。
 今はサイボーグ・ケンショーレンジャーの襲撃から避難してきたアリスとその息子のトニー、その他の避難者の護衛役を担っている。
 が、今は芋掘りロボットと芋掘りの手伝いをしているだけだった。
 何故なら、ここに逃げ込んでから、ケンショーレンジャーはもちろんのこと、バージョン4.0の襲撃すら無かったからである。
 一応、西区でもケンショー・ホワイトなどの襲撃があったので、ここも避難命令は出ていたのだが、19時を以って避難勧告に引き下げられた。
「アー、暇ダナ、兄貴。誰モ来ナイッスヨ」
「ドウヤラ、ケンショーレンジャーハ、サイタマ市ノ市街地ニ集中シテイルラシイナ」
「ソレナラ……」
「マダ油断ハデキナイ。警戒ヲ怠ルナ!」
「ア、兄貴……」
「何ダ、ルイージ?」
「芋掘りロボットの手伝イヲシナガラ言ウ台詞ジャナイヨネ?」
「ウ、ウルサイ!」
 その時、兄弟機のスキャナーに強大な力を持ったロイドの接近反応があった。
「ウォッ!?コ、コノ気ハ……!?」
「ア、兄貴!スカウターノ数値ガヤバイッス!」
「落チ着ケ!」
 上空からヘリコプターが近づいて来る。
「アレハ……!?」
「警視庁のヘリでス」
「救助隊カ?」
 ちょうど兄弟機の近くが広場になっていたので、そこにヘリコプターが着陸した。
「マリオ!ルイージ!」
 ヘリから降りて来たのはエミリー。
「エミリー様!」
「エミリー様!」
 兄弟機はエミリーの姿を認識すると、パッと敬礼した。
「アリスはいるか!?」
 更にその後ろから平賀が降りて来る。
「平賀博士!」
「平賀博士!」
 平賀に対しては挙手の敬礼ではなく、腰を折る方の敬礼。
「アリスに聞きたいことがある。案内してくれ」
「カ、カシコマリマシタ!」
「コチラデス!」
 兄弟機は畏まってVIP1名と1機を案内した。

 サツマイモ畑には、その様子をポカンと見つめる芋掘りロボットの姿があった。
コメント (6)
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“新アンドロイドマスター” 「スーパーロボット大戦」

2015-09-04 15:16:55 | アンドロイドマスターシリーズ
[8月31日18:00.天候:晴 宮城県仙台市青葉区台原森林公園・野外音楽堂 3号機のシンディ]

〔「みなさーん、こんばんはー!MEGAbyteでーす!!」〕

 MEGAbyteのライブがシンディの“眼下”で始まる。

〔「MEGAbyteのミニライブも、今日で最後となりました。そこで今日はサプライズなゲストを用意していますので、皆さん、最後まで聴いていってくださーい!」〕

 MEGAbyteのデビュー曲からスタートする。
 シンディは高所作業車の上にいた。
 本来、そこからはMEGAbyteの巨大な垂れ幕がぶら下がっている。
 取って付けた形だが、あくまでこれは敷島の作戦によるものだ。
 スナイパーとして、やはり高い所に陣取る必要がある。
 キールがこちらに向かって来るとなれば、狙うのはここだろう。
 特に今日はゲストとして、アルエットをステージに立たせることになっている。
 MEGAbyteよりも、キールはアルエットを狙う可能性が高い。
 或いは、シンディかもしれないが。
(早く来な……。頭フッ飛ばしてやるよ……!)
 シンディは右手をカスタマイズしたライフルに変形しながら、キールの到着を待った。

[同日同時刻 埼玉県さいたま市大宮区某所にある某高校 ケンショーブルー、ケンショーグリーン、ケンショーレッド]

「クフフフフフ……。横田です。先般の総幹部会における大感動は、未だ冷めやらぬものであります」
 グリーンが口を開く相手は1人の女子高生。
「さすがだぜ、グリーン!ああっ!?ガッコに取り残されてる女子高生がいるって分析、さすがだぜ、ああっ!?」
「ぇボクぅ、どっちかってぇとォ、ぇお母さんみたいな先生がぇ取り残されてないかなってぇ……」
 横田とはまた違う性欲を剥き出しにするブルーと、熟女萌えで女子高生にはそんなに興味の無いレッド。
「クフフフフ……。JSはさすがに親と一緒に避難したでしょうが、親とは上手くいっていないJCやJKは取り残されていると踏んだのです。お嬢さん、怖がらなくても大丈夫ですよ。ええ。私の分析によりますと、あなたはまだ経験のない様子。私の“下半身の折伏”を受けて、一緒に“成仏”しましょう」
「ああっ!?グリーン、てめー!たまにはいいこと言うじゃねぇか!処女マ◯コ、俺様がブチ抜くぜっ、ああっ!?」
「ボクぅ、ぇ処女よりもぇ滑らかなおマ◯コがいいからぁ、ぇ職員室でもぇ捜してくるね」
「ああっ!?レッド、てめー!逃げんのかよっ、ああっ!?意気地なしだぜ!ああっ!?」
「まあまあ、ブルー。いいではありませんか。ついでにレッドにあっては、他にも隠れている女子高生がいないか探してもらうというのは?」
「ああっ!?今日のグリーンは冴えてるぜ、ああっ!?」
「レッド。私の分析によりますと、職員室ではなく、保健室に滝川クリステル似の保健の先生が取り残されている可能性があります」
「ぇ滝川クリステル……!?ぇちょっと、行ってくるね!」
 レッド、鼻息を荒くして教室を飛び出して行く。
 それはもうイエロー譲りの大きなお腹を揺らしながら。
「きゃあああああああ!」
 と、同時に女子高生の悲鳴とブルーが制服のブラウスを引き裂く音が響いた。
「ああっ!?いい声出しやがんじゃねーか、ああっ!?俺様の“下半身の折伏”、受けてみやがれーっ!」
「では私はスカートとパンティをば……」
「うわああああっ!!」
 と、そこへ、今しがた教室を出て行ったレッドの悲鳴が聞こえ、教室の窓ガラスをブチ破って飛び込んで来た。
 自分から飛び込んできたのではなく、誰かに飛ばされて突っ込んで来たといった感じだ。
「ああっ!?レッド、てめー!俺様のお楽しみを邪魔するんじゃねぇぜ、ああっ!?」
「おお……赤いリボン付きのブラジャーに紐パン……!そうですか。やはり、あなたも大人の階段を駆け上がりたかったのですか。ええ。もちろん、それに対して協力は惜しみませんよ。ええ。まずは処女膜の破瓜をば……ハァハァ……(#^^#)」
 ↑目の前の女子高生だけに1点集中で、レッドの惨状に気づいていない。
「た、ぇ大変だ……」
 頭から血をダラダラ流すレッド。
 バンッとドアを突き破って現れたのは……。
「そこまでだ、お前達!」
「お、お前は……!?」
「わ、私の分析によりますと……ケンショーセピア(浅井克衛)!?」
「キミ、立てるかい?大丈夫、私は敵ではない。今のうちに逃げるんだ」
 ブルー達にレイプされそうになった女子高生を逃がすケンショーセピア。
「ああっ!?セピア!てめー、余計なことするんじゃないぜ、ああっ!?」
「ハァハァ……ハァハァ……」
 ↑件の女子高生から奪ったバッグの中に入っていた換えの下着の匂いを嗅いで、それどころではないグリーン。
「ぇサ……ぇサイボーグ実験に……ぇ失敗して……ぇ廃棄されたはずじゃ……!?」
「そう。廃棄されたはずだった。だが、私はこうして“稼働”している。その理由は分からなかったが、稼働してみてその理由が分かった」
「ああっ!?」
「お前達によって衰退し、迷走した顕正会を是正する為に!」
「ああっ!?てめー、正義の味方ヅラしてんじゃねーぞ、ああっ!?」

 この間、セピアがブルーとグリーンとレッドを秒殺しています。
 少々お待ちください。

「……ふん、口ほどにもない。だが、反応がして来てみたが、肝心のイエローの姿が無い。どこに行ったのだ?倒す前に聞けば良かったな。まあいい。JARA……おっと、これはもう解体されたのか。あの十条伝助博士によって」

[同日18:30.同高校 平賀太一、1号機のエミリー、村中課長]

「サイボーグ反応がしたから駆け付けてみたんだが……。何だ?もう誰か、倒したのか?」
 平賀とエミリーが駆け付けた時、そこにあったのは火花を散らして稼働停止に追い込まれたサイボーグ・ケンショーレンジャーの無残な姿だった。
{「あー、こちら村中。どうやら1階の保健室に、養護教諭が取り残されているらしい。警官隊を向かわせているが、一応念の為に教授達も向かってもらえませんか?」}
「えー、了解」
 予め通信機を手に、ヘリに残っている村中と交信している平賀達。
「行くぞ、エミリー」
「イエス。ドクター平賀。先ほどの・サイボーグ達は・同じ・サイボーグに・破壊された・形跡が・あります」
「何だそりゃ?仲間割れか?」
「その・可能性が・高いと・思われ・ます」
「何だかよく分からんな。だが、他に敵がいるんだとしたら、注意しなきゃいかん。自分は敷島さんみたいに不死身じゃないからな」
「イエス。私が・お守り・致します」

 で、1階の保健室に駆け付けると、既に警官隊が突入していて、中に隠れていた養護教諭を保護していた。
「早く病院へ運べ!」
「はい!」
 だが平賀が救急隊に搬送される養護教諭を見た時、その姿はどちらかというとマツコデラックスに似ていたという……。
コメント (5)
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コメントレス&雑記 0903

2015-09-04 02:43:37 | 日記
 山門入り口さんの所のパクりみたいなタイトルだが、私も思う所があるので、御容赦頂きたい。
 ANPさんの掲示板のカキコみたいなコメントに関しては、そのままコメント欄に返すだけでいいと思ったが、問題はムーディ☆アポ山さんと山門入り口さんだ。
 書いているうちに長くなったので、このままブログ更新のネタに使わせて頂こうと思った次第である。

 まずムーディ☆アポ山さん。
 どうしても顕正会を許せないというコメントに返信させて頂きます。

「お気持ち、お察し致します。
 本当に騙されている現役顕正会員は、意外と少ない。
 薄々間違いに気づいてはいるのだが、それまでの自分の人生を否定することになるから決断できず、洗脳されたフリをしているパターンは意外と多いわけです。

 私が折伏を受けたトチローさんはそういう人ではないので私は幸運な方でしたが、中にはそれまでのケンショー人生を全否定して偉そうに折伏していく人も中にはいるんでね、それじゃ却って法華講のイメージは悪くなりますよね。
 私は却って、
『プロパー信徒やケンショー畑を歩いたことの無い元学会達が経験できないことを俺達はしてきたんだ。これをステータスに宗門で頑張ろうぜ』
 みたいな折伏の文言を付け加えていますがね。

 プロパー達に新興宗教に染まる気持ちは所詮分からないのです。
 だからと言って、逆に自分のケンショー人生を全否定したいが為に、他人のケンショー人生を否定する権利は無いと思いますね。
 “あっつぁの顕正会体験記”が最後、大火災を起こしたのはそれが原因ではないかと。
 元々は自分のケンショー人生を面白おかしく公開して、
『お互い、アホなことしたなぁ』
 なんて(ネット越しに)肩を叩き合う場だったと思うのですが、いつの間にか他人のケンショー人生を全否定する場になってしまいましたな。
 私なんかはまだケガが少ない方でしたのでそんな気持ちにもなれるのですが、だからと言ってムーディさんの気持ちも分からないでもないのです」

 山門入り口さんへ。

「アドバイス頂き、ありがとうございます。“となりの沖田君”でも巫女さんは全否定されていますが、だからと言って自己主張の強い(強過ぎる)法華講の女性にはドン退きすることがしばしばあるので、私はそれよりマシだと思っているんですがね。大石寺に登山参詣を続けていて、それが記憶に残るということは、つまりそういうことなんですよ。『日蓮正宗内において、異性運向上は諦めろ。その代わり、他の福運は上げてやる』ということですね。
 鶴岡八幡宮は微妙で、靖国神社と伊勢神宮は大丈夫そうですね。英霊の御霊供養は日蓮正宗ではやっていないだろうし、大聖人が100日行を行った場所なら行ってもOKってことですね。
 さすがに合掌はしませんよ。警備員らしく、敬礼にしておきます」

 ここからは雑記。
 ポリ銀さんもブログで在日朝鮮人に関する記事を時々アップされている。
 創価学会の池田名誉会長も、朝鮮人名付きで在日だとしておられる。
 で、そこで気づいたことがある。
 もし仮に池田名誉会長が本当に在日朝鮮人だとするならば、仏法で朝鮮人は救われないということだ。
 他に、出自がそこであることが濃厚であるB氏(K氏→W氏)もおかしいだろう?
 そして自称顕正会員であるものの、やはり在日を自称している茜オバハンも顕正会員にしたってヒド過ぎる文面だ。
 学会員の沖浦さんにあっても、出自を疑う者がいる。
 もし沖浦さんもそうだとして、つまりこれって、朝鮮人は救われない、成仏できないことの現証じゃないのかなぁ……と思った次第だ。
 池田名誉会長も沖浦さんも、入信した当初は、創価学会は問題はあっても正式な宗門所属の団体であったわけだから、普通に信仰していれば冥益があるはずなのだ。
 沖浦さんは度々、厳虎さんのブログで功徳のようなものを紹介しているが、あれは功徳ではなく、本人の努力なだけだと思う。
 だから茜オバハンは法華講に来ても無意味どころか、却ってそこでの和をメチャクチャにしそうな気がしてしょうがないのだ。
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