中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

債務超過の大きい企業ほどデフォルト率が高まる!!

2019年06月15日 05時01分22秒 | 2019年版中小企業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2019年版「中小企業白書」37ページ「第1-3-9図 自己資本比率から見た、中小企業の業績変化(2007年度-2016年度)」を読みましたが、今日は38ページ「第1-3-10図 自己資本比率とデフォルト率の関係(2007年度-2016年度)」を見ます。

下図について白書は、2007 年度に財務データが確認できる企業数は約 113 万社存在しており、2016 年度までにデフォルトが確認された企業数は約 13 万社(11.2%)であった。

次に、2007 年度から 2016 年度までにデフォルトした企業約 13 万社について、2007年時点の自己資本比率の水準について確認すると(第1-3-10図)、自己資本比率▲20%未満の企業の約 17%が、▲20%以上0%未満の約 14%が 10 年以内にデフォルトしており、債務超過の大きい企業ほどデフォルト率が高い傾向にあることが分かる、とあります。

デフォルトとは、実質破たん、破たん、代位弁済の三つの事象を指すとあります。債務超過は確実に経営力を蝕んでいくということなのでしょうね。。。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

経営も早期発見早期治療!!

2019年06月14日 04時53分59秒 | 2019年版中小企業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2019年版「中小企業白書」36ページ「第1-3-8図 自己資本比率の水準別に見た、企業数の分布状況の比較」を読みましたが、今日は37ページ「第1-3-9図 自己資本比率から見た、中小企業の業績変化(2007年度-2016年度)」を見ます。

下図から2007 年度から 2016 年度にかけての業績の変化を見ると、2007 年度時点において自己資本比率▲20%未満の企業の約 79%は10年後においても自己資本比率は▲20%未満であり、大幅な債務超過に陥っている企業の経営改善の難しさが分かる。

他方、2007 年度において自己資本比率▲20%以上0%未満の債務超過企業に関しては、約 32%の企業が資産超過に転じており、債務超過が軽微なうちに経営改善を進めることの重要性が示唆される、とあります。

債務超過の原因が先代であったりすると、なかなか経営改善に着手できない。その結果、ズルズルとしてしまう。早期発見早期治療が経営にも良いと言うことなのでしょうね。!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

中小企業は二極化が進んでいる!!

2019年06月13日 05時02分26秒 | 2019年版中小企業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2019年版「中小企業白書」35ページ「第1-3-7図 CRDデータから見た、資産超過/債務超過企業の割合の推移」を読みましたが、今日は36ページ「第1-3-8図 自己資本比率の水準別に見た、企業数の分布状況の比較」を見ます。

下図から2007 年度と 2016 年度の2時点において、それぞれの自己資本比率の水準に対する企業数の構成割合の変化を見ると、2007 年度、2016 年度ともに、自己資本比率0%以上 20%の中小企業が最も多いことが分かります。

この結果について白書は、しかしながら、2007 年度と 2016 年度の2時点比較をすると、自己資本比率▲20%以上+40%未満の企業割合が減少し、▲40%未満の企業、+40%以上の企業割合が増加している。

この 10 年間、中小企業の間で、利益を確保し自己資本比率を改善できている企業と、そうでない企業の二極化が進んでいる可能性がある、とあります。

昨日は商工会で「小規模事業者持続化補助金」の個別相談を行っていましたが、今日の白書のテーマ通り、10年間で自己資本が大幅に悪化している事業者がとても多かったのが非常に気になりました。このように外務環境が大幅に悪化し債務超過となっている企業はどのような方向性を取るべきなのか、この点を白書から学びたいですね。読み進んでいきましょう!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

御社は資産超過ですか?それとも債務超過ですか??

2019年06月12日 05時06分58秒 | 2019年版中小企業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2019年版「中小企業白書」35ページ「第1-3-6図 CRDデータから見た、10年間の営業赤字の回数」を読みましたが、今日は35ページ「第1-3-7図 CRDデータから見た、資産超過/債務超過企業の割合の推移」を見ます。

下図から資産超過/債務超過企業の割合について見ると、営業利益で見たときと同様に、リーマンショック後の 2009 年度から 2011 年度にかけて債務超過企業の割合が増加したが、その後、緩やかに債務超過企業の割合は減少していることが分かります。

企業を第一印象で判断するポイントは債務超過状態になっているかどうかです。営業黒字であっても、債務超過になっている企業は非常に多いのが私の実感でしたが、この図の通り、3割強が債務超過になっているとは驚きですね。債務超過から脱するのは容易なことではないので、十分に気をつけないといけませんね!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

御社は何年連続で営業黒字ですか?

2019年06月11日 04時30分24秒 | 2019年版中小企業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2019年版「中小企業白書」34ページ「第1-3-5図 CRDデータから見た、営業利益の黒字/赤字企業の割合の推移」を読みましたが、今日は35ページ「第1-3-6図 CRDデータから見た、10年間の営業赤字の回数」を見ます。

下図から2007 年度から 2016 年度まで連続で財務情報を確認できる約 47 万社について、当該10 年間に記録した営業赤字の回数を見ると、2007 年度から 2016 年度の 10 年間のうち、5回以上赤字を記録した企業は約 17 万社であり、全体の 36%存在していることが分かります。

他方、リーマンショックや東日本大震災などの外的ショックに見舞われながらも、10 年間連続で黒字計上を続けている企業も 15%存在していることが分かります。

我々を含め、第三者は企業の信用力をまず決算書を見て判断します。特に営業赤字になっている企業は警戒心が強くなるので、中小企業は信用力を担保するためにも、若干でも黒字を捻出しつづけることが大事だと思います!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

景気回復を背景に赤字企業の割合は減少している!

2019年06月10日 05時21分14秒 | 2019年版中小企業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2019年版「中小企業白書」31ページ「第1-3-1図 CRDデータから見た、中小企業の売上高の分布(2016年度)」を読みましたが、今日は34ページ「第1-3-5図 CRDデータから見た、営業利益の黒字/赤字企業の割合の推移」を見ます。

下図から2007 年度から 2016 年度における営業利益の黒字/赤字企業の割合の推移を見ると、2008 年に発生したリーマンショックの影響により、2009年度の赤字企業は一時的に約50%近い水準まで増加したものの、その後は景気回復を背景に赤字企業の割合は緩やかに減少し、2016 年は 35.3%にまで低下していることが分かります。

この図を見ると、今年がリーマンショック10周年(?)であることが分かりますね。10年に一度は大きな経済危機が起こると聞いたことがありますが、この後、そういうことが起きるのでしょうか。身構えるのではなく、起きるとことを想定して準備しておくことが、この図のようにその後の利益回復につながっていくのでしょうね!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

全体から見て自社のポジションはどこだろうか?

2019年06月09日 05時05分58秒 | 2019年版中小企業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2019年版「中小企業白書」29ページ「第1-2-10 図 付加価値額の変化の内訳(2011年~2015年)」を読みましたが、今日は31ページ「第1-3-1図 CRDデータから見た、中小企業の売上高の分布(2016年度)」を見ます。

下図から売上高から見た中小企業の企業構成割合の分布を見ると、中央値は9千9百万円で、売上高1億円以下の中小企業が全体の 50%強を占めており、構成比として最も多いのは売上高3~4千万円の企業であることが分かります。

また 1-3-2 図は営業利益の分布から営業利益で見ると中央値である1百万円近傍に企業が集中しており、総資産の分布を見ると(第 1-3-3 図)、総資産の中央値が約7千万円であ
るのに対して、構成比として最も多いのは総資産2~3千万円の企業である。最後に、純資産の分布を確認する(第 1-3-4 図)と中央値である 6.9百万円近傍に企業が集中している、とあります。

自分のポジションがどこにあるのか、客観的に知るのもいい機会ですよね~!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

創出された付加価値額、失われた付加価値額・・・

2019年06月08日 05時29分59秒 | 2019年版中小企業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2019年版「中小企業白書」28ページ「第1-2-9図 開廃業・存続企業別従業者数の変化(2012年~2016年)」を読みましたが、今日は29ページ「第1-2-10 図 付加価値額の変化の内訳(2011年~2015年)」を見ます。

下図から、付加価値額の推移について開廃業企業、存続企業別に内訳を見ると、2011 年から 2015 年にかけて、開業企業によって創出された付加価値額と、廃業企業によって失われた付加価値額にさほど差は生じていない一方、存続企業が 157.8 兆円から 192.4 兆円へと約 35 兆円付加価値額を伸ばしており、存続企業が稼ぐ力を身につけていると考えられます。

この章を踏まえ白書は、我が国全体の稼ぐ力をより強いものとするためには、存続企業が付加価値額を増やすことはもちろん重要であるが、稼ぐ力を持っていながら後継者が確保できず廃業せざるを得ない経営者の事業や経営資源の引継ぎ、あるいは新たに創業した企業が軌道に乗るまでの創業支援によってこれらの層の付加価値額を伸ばしていくことが極めて重要といえる、とあります。

納得ですね~!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

廃業企業から開業企業へ人材が流れている!!

2019年06月07日 05時01分12秒 | 2019年版中小企業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2019年版「中小企業白書」28ページ「第1-2-8図 企業規模別従業者数の変化(2012年~2016年)」を読みましたが、今日は28ページ「第1-2-9図 開廃業・存続企業別従業者数の変化(2012年~2016年)」を見ます。

下図から、存続企業、開業企業、廃業企業別に、従業者数の増減について見ると、存続企業のうち、従業者が増加した企業では 494 万人増加し、減少した企業では 464 万人が減少したことで全体として 30 万人従業者が増えていることが分かります。

この結果について白書は、開業企業では中規模企業を中心に 356 万人の従業者が増加し、廃業企業では中規模企業と小規模企業を中心に 503 万人の従業者が減少した。これを見ると、廃業によって失われた雇用の多くは、開業企業が吸収していることが分かる、とあります。

なるほど!廃業企業から開業企業へ人材が流れていると言うことですね。読み進んでいきましょう!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

小から中・大企業へ移動している!!

2019年06月06日 05時08分39秒 | 2019年版中小企業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2019年版「中小企業白書」27ページ「第1-2-7図 存続企業の規模間移動の状況(2012年~2016年)」を読みましたが、今日は28ページ「第1-2-8図 企業規模別従業者数の変化(2012年~2016年)」を見ます。

下図から2012 年から 2016 年にかけての従業者数の推移について見ると、小規模企業においては148 万人減少しているが、中規模企業については 152 万人、大企業については 62 万人の従業者数が増加しており、大企業や中規模企業に従業者が集まってきていることが考えられます。

このような人の動きはどのような影響を与えているのでしょうか。明日、見ていきましょう!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

小から中規模へ拡大する事業者が7万者いる!!

2019年06月05日 05時12分41秒 | 2019年版中小企業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2019年版「中小企業白書」25ページ「第1-2-6図 企業規模別開廃業企業の内訳(2012年~2016年)」を読みましたが、今日は27ページ「第1-2-7図 存続企業の規模間移動の状況(2012年~2016年)」を見ます。

下図から存続企業内における規模間移動の状況について見ると、存続企業のうち 95%を超える企業については規模の変化は無いが、規模を拡大させた企業が 7.3 万者、規模を縮小させた企業が 6.7 万者存在し、それらのうちほとんどが小規模企業から中規模企業への拡大、中規模企業から小規模企業への縮小で占められていることが分かります。

中小企業は規模の変化が激しいということですね。確かに急成長する企業があるので、この結果には納得ですね。読み進んでいきましょう!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

廃業の9割超が小規模企業である!!

2019年06月04日 04時54分38秒 | 2019年版中小企業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2019年版「中小企業白書」25ページ「第1-2-5図 企業数の変化の内訳(2012年~2016年)」を読みましたが、今日は25ページ「第1-2-6図 企業規模別開廃業企業の内訳(2012年~2016年)」を見ます。

下図から開廃業企業の規模別の内訳について見ると、開業企業は、大企業開業が 0.1 万者、中規模開業が 7.6 万者、小規模開業が 38.65 万者と、計 46 万者の開業企業のうち 8 割超が小規模企業であることが分かる。

一方、廃業企業について見ると、大企業廃業が 0.1 万者、中規模廃業が 7.5 万者、小規模廃業が 75.8 万者と、計 84 万者のうち 9 割超が小規模企業となっている。

開業企業、廃業企業の両者において、そのほとんどが小規模企業で占められている点は共通しているが、廃業企業における小規模企業の数が開業企業における小規模企業の数を上回り、総じて見ると 37 万者が減少していることが分かります。

やはり中小企業の中でも小規模企業を取り巻く環境は一段と厳しいということなのでしょうね!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

2012年から企業数が減少している!!

2019年06月03日 04時53分47秒 | 2019年版中小企業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2019年版「中小企業白書」23ページ「第1-2-1図 企業規模別企業数の推移」を読みましたが、今日は25ページ「第1-2-5図 企業数の変化の内訳(2012年~2016年)」を見ます。

下図から開廃業が企業数に与えた変化についてその内訳を見ると、2012 年に存在した企業について、このうち 295 万者は 2016 年時点でも存在しており、50 万者は 2012 年から2014 年に廃業し、33 万者は 2014 年から 2016 年10 の間に廃業しているため、2012 年から 2016 年にかけて、廃業により計 83 万者の企業が減少していることが分かります。

同様に 2016 年について見ると、2012 年に存在しなかったが 2012年から 2014 年にかけて 26 万者の企業が開業し、2014 年から 2016 年にかけ 20 万者の企業が開業しているため、2012 年から 2016 年にかけて、開業により計 46 万者の企業が増加している。

これらを総じて見ると、2012 年から 2016 年にかけて 27 万者の企業が減少していることが分かる、とあります。

やはり開業よりも廃業の方が多い現状には変わりはないということですね。この長年の課題について今年の白書はどのように考えているのでしょうか。読み進んでいきましょう!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

小規模企業の企業数は減少傾向を強めている!!

2019年06月02日 05時01分20秒 | 2019年版中小企業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2019年版「中小企業白書」「2019 年版 中小企業白書の概要」を読みましたが、今日は23ページ「第1-2-1図 企業規模別企業数の推移」を見ます。

下図について白書は、我が国の企業数の推移を確認すると、1999 年以降は年々減少傾向にあり、直近の 2016 年には 359 万者となっている。このうち、中小企業は 358 万者であり、その内訳は小規模事業者 305 万者、中規模企業 53 万者となっている。2014 年から 2016年の2年の間に企業数は 23 万者(6.1%)の減少となった(第 1-2-1 図)、とあります。

規模別に内訳を見ると、大企業が 47 者増加、中規模企業が3万者減少、小規模企業が 20 万者減少しており、特に小規模企業の減少数が大きいことが分かる。また、1999 年を基準として規模別の減少率を見ても、小規模企業は調査年毎にマイナス幅を拡大させており、減少傾向を強めている(第 1-2-2 図)。

小規模企業は減少傾向を強めている。やはり中小企業の中でも小規模企業を取り巻く経営環境は厳しいということなのでしょうね。読み進んでいきましょう!!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

2019年版「中小企業白書」を読む!!

2019年06月01日 04時46分00秒 | 2019年版中小企業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

今日から2019年版「中小企業白書」を読んでいきます。

まずは「2019 年版 中小企業白書の概要」を見ます。

概要として、第1部では、最近の中小企業の動向についての分析に加え、中小企業の人手不足や開廃業の状況などについて分析を行う。

第2部では、経営者の高齢化を踏まえ、引退する経営者や、新たに経営者になる者について、その現状や課題などについて分析する。

第3部では、社会が大きく変化する中で、中小企業・小規模企業の経営者に期待される自己変革や、周囲の関係者との関わり方の再構築について、検討材料を提供する。また、その典型例として、災害対策について分析を行う。

とあります。

今年のテーマの中心は「第2部 経営者の世代交代」の

●経営資源の引継ぎ
 事業承継や、廃業に伴う経営資源の引継ぎについて、特に引退する経営者に着目して分析する。
 具体的には、若い世代への事業承継が企業の業績にプラスの影響を与えること、事業承継や経営資源の引継ぎのためには早めの準備が必要であることなどを明らかにする。

●次世代の経営者の活躍
 起業や事業承継により、新しく経営者になる者に着目して分析する。具体的には、経営資源を引き継いでの起業や事業承継の際の課題や取組、売上高の成長や雇用の拡大を志向する企業の傾向などについて示す。

になるのでしょうか。今、10社のうち9社はなんらかの形で後継者問題があると思っているので、どのようにとりくむべきか具体的な示唆が欲しいですね!ということで、明日から読んでいきます!


☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆