中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

労働生産性と付加価値の向上

2019年06月21日 05時35分58秒 | 2019年版中小企業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2019年版「中小企業白書」52ページ「第1-4-14図 業種別中小企業の従業員一人当たり付加価値額(労働生産性)の推移」を読みましたが、今日は52ページ「第1-4-15図 業種別規模別労働生産性上昇率の要因分解」を見ます。

下図について白書は、2016 年から 2017 年にかけての労働生産性上昇率の内訳について、業種別、規模別に見ると、まず製造業について、従業者を増やしたことによ5 る従業者要因の下げ幅は大企業と中小企業との間で差は生じていないが、付加価値額を伸ばしたことによる付加価値要因についてはおよそ3倍の差が生じているとあります。

非製造業について見ると、中小非製造業は付加価値要因も従業者要因も大企業の約半分の水準ではあるものの、付加価値要因が従業者要因を上回り、総じて見ると労働生産性はわずかに上昇していることが分かります。

中小企業は労働生産性による付加価値の向上方法が大企業に比べて劣っているということですね。これは昔からの指摘ですので、その差は縮まることはないのかもしれませんが、コンサルティングを行う際には労働生産性の向上に着目して取り組んでいきたいですね。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
お役に立った記事には「いいね!」をお願いします!
ご質問やコメントはFACEBOOKまで!
↓応援クリックお待ちしています!
にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆