中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

製造業では過半数が不足を感じている!!

2017年11月29日 04時40分12秒 | 2017年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2017年版「中小企業白書」466ページ「第2-4-1図 本章における人材の定義」をみましたが、今日は468ページ「第2-4-3図 事業展開の方針別に見た、人材の過不足状況」をみます。

下図から事業展開のために人材を必要とする「成長・拡大」と「安定・維持」の二類型について、人材の過不足状況を見ると、成長・拡大を方針とする企業にとっては、中核人材、労働人材共に過半数の企業が不足を感じており、成長への制約要因となっていることがうかがえます。

次に、製造業のうち、「成長・拡大志向企業」の状況を確認すると、通常フロントオフィス部分となる「営業・販売・サービス」や、現業部門である「生産・運搬」については中核人材、労働人材共に過半数が不足を感じていることが分かります。

白書は、特に「生産・運搬」の領域においては労働人材の不足が 58.3%と、現業の人手不足感が強い。また、「研究開発・設計」が 44.8%、「内部管理」が 35.8%、「経営企画」が31.7%と、これらの領域においては労働人材に比べ中核人材の不足感が相対的に強く、成長のコアとなる専門業務や、マネジメントを担うべき人材が不足していることが分かる、とあります。

地方の中小製造業の「生産・運搬」の現場へ行くと、そこで働くのは年配の方ばかりで、若手をみるだけで思わず活気を感じてしまいます。労働人材の働き場所が日本には少なくなったことも地方が衰退してしまう要因のように感じてしまいますね。

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