中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

設備投資を抑制する理由は何ですか??

2018年10月09日 04時32分36秒 | 2018年版「小規模企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「小規模企業白書」98ページ「第 2-3-16図 今後 3年間の設備投資見通し(人手不足感別)」をみましたが、今日は98ページ「第 2-3-17図 経営者の設備投資の抑制感」をみます。

下図から小規模事業者と中規模企業別に経営者の設備投資の抑制感について見ると、中規模企業に比べて小規模事業者の方が、設備投資の抑制感が強いことが分かります。

次に、小規模事業者と中規模企業別に設備投資を抑制している理由について見ると、「現状で設備は適正水準である」が小規模事業者・中規模企業ともに最も多い回答となっていることが分かります。

この結果について白書は、小規模事業者と中規模企業を比べた場合、「手持ち現金が少ない、借入負担が大きい」、「後継者が不在で事業存続が不透明である」とする企業の比率は、特に小規模事業者の方が高くなっている。

第 2-3-15図で後継者不在企業では積極的な設備投資を行いにくい傾向にあることを確認したが、小規模事業者に対して事業承継支援や、より円滑な金融支援を行うことは、設備投資を活発化させるきっかけになると推察される、とあります。

小規模事業者は将来が不確定なので、そのリスクを避けようとするために設備投資に消極的になる。しかし、何らかの支援があれば、その姿勢は変えることができるということですね。これは現場でも強く感じる考え方です。読み進んでいきます!!

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