おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は中小企業白書(2014年版)の308ページ「第3-4-15図 輸出を成功させるために最も重要と考えている(成功と失敗の分かれ道となる)取組」をみましたが、今日は320ページ「第3-4-26図 直接投資の時期別の、黒字化している企業の割合と投資資金が回収されている企業の割合」をみます。
直接投資をした時期別に、単月で黒字化した経験のある企業の割合と、投資資金が回収されている企業の割合を見ると、「調査・検討から投資まで」はおよそ1年間、「投資から事業稼働まで」におよそ9か月程度、平均で掛かっており、具体的な準備を行ってから事業稼働のスタートラインに立つまでには、2年近くの期間が掛かっていることが分かります。
また、単月で黒字化した経験のある企業の割合を見ると、2010年以降に直接投資をした企業では約4割であるものの、1994年以前に直接投資した企業では9割弱が単月での黒字化を経験していることが分かります。
さらに、「単月で黒字化してから投資資金が回収されるまで」は、平均で3年以上掛かっており、直接投資してから投資資金が回収されるまでには平均でおよそ6年掛かっていることが分かります。
逆から見ると、20年以上経っても単月で一度も黒字化しておらず、直接投資先では追加資金を必要としている企業が1割以上おり、20年以上経っても3割以上の企業はまだ投資資金が回収できていないということです。
直接投資を決断する場合には、その開始によって資金繰りが悪化する可能性が高いということを踏まえなくてはならないということですね!
昨日は中小企業白書(2014年版)の308ページ「第3-4-15図 輸出を成功させるために最も重要と考えている(成功と失敗の分かれ道となる)取組」をみましたが、今日は320ページ「第3-4-26図 直接投資の時期別の、黒字化している企業の割合と投資資金が回収されている企業の割合」をみます。
直接投資をした時期別に、単月で黒字化した経験のある企業の割合と、投資資金が回収されている企業の割合を見ると、「調査・検討から投資まで」はおよそ1年間、「投資から事業稼働まで」におよそ9か月程度、平均で掛かっており、具体的な準備を行ってから事業稼働のスタートラインに立つまでには、2年近くの期間が掛かっていることが分かります。
また、単月で黒字化した経験のある企業の割合を見ると、2010年以降に直接投資をした企業では約4割であるものの、1994年以前に直接投資した企業では9割弱が単月での黒字化を経験していることが分かります。
さらに、「単月で黒字化してから投資資金が回収されるまで」は、平均で3年以上掛かっており、直接投資してから投資資金が回収されるまでには平均でおよそ6年掛かっていることが分かります。
逆から見ると、20年以上経っても単月で一度も黒字化しておらず、直接投資先では追加資金を必要としている企業が1割以上おり、20年以上経っても3割以上の企業はまだ投資資金が回収できていないということです。
直接投資を決断する場合には、その開始によって資金繰りが悪化する可能性が高いということを踏まえなくてはならないということですね!