おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は「平成24年度森林・林業白書」の52ページ「新しいまちづくりに木材を活用」をみましたが、今日は55ページ「エネルギー等への木質バイオマスの活用」をみます。
東日本大震災では、地震と津波により、多くの建築物や構造物が破壊され、木くずやコンクリートくず、金属くず等の災害廃棄物(がれき)が大量に発生しました。
震災による災害廃棄物の総量は、13道県で2,039万トンと見積もられており、平成24年12月末時点で、災害廃棄物のうち約47%に相当する965万トンが処理・処分を完了しているとのことです。
このような状況を受け、平成23年5月に環境省が策定した「東日本大震災に係る災害廃棄物の処理指針(マスタープラン)」では、木くずについては、木質ボードやボイラー燃料、発電等に利用することが期待できるとされており、各地の木質ボード工場や木質バイオマス発電所では、ボード原料や燃料として、木くずの利用が進められています。
下は、宮城県石巻市の木材加工工場における、木質系災害廃棄物を、合板やパーティクルボードの原料とボイラー燃料に利用している例です。

”がれき”や”くず”と呼ぶことに抵抗を感じますが、廃棄物として処理を進めないと復興が進まないことも悲しい現実ですね。
昨日は「平成24年度森林・林業白書」の52ページ「新しいまちづくりに木材を活用」をみましたが、今日は55ページ「エネルギー等への木質バイオマスの活用」をみます。
東日本大震災では、地震と津波により、多くの建築物や構造物が破壊され、木くずやコンクリートくず、金属くず等の災害廃棄物(がれき)が大量に発生しました。
震災による災害廃棄物の総量は、13道県で2,039万トンと見積もられており、平成24年12月末時点で、災害廃棄物のうち約47%に相当する965万トンが処理・処分を完了しているとのことです。
このような状況を受け、平成23年5月に環境省が策定した「東日本大震災に係る災害廃棄物の処理指針(マスタープラン)」では、木くずについては、木質ボードやボイラー燃料、発電等に利用することが期待できるとされており、各地の木質ボード工場や木質バイオマス発電所では、ボード原料や燃料として、木くずの利用が進められています。
下は、宮城県石巻市の木材加工工場における、木質系災害廃棄物を、合板やパーティクルボードの原料とボイラー燃料に利用している例です。

”がれき”や”くず”と呼ぶことに抵抗を感じますが、廃棄物として処理を進めないと復興が進まないことも悲しい現実ですね。