おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は「ハイテク輸出額の推移」をみましたが、今日も49ページの「アジア太平洋の主な工業国間の中間財の貿易構造」をみます。
この図は、日本を中心とした米国、中国、韓国等との貿易構造を10年毎に確認することができるグラフです。
1990年には多くの国にとって日本は中間財の主な輸出先となっており、アジア太平洋の貿易構造において、最終財の生産拠点としても、我が国が枢要な地位を占めていたことを示しています。
ところが、時間が経過するに従って徐々にこの構造が崩れ始め、2010年にはかつての日本の位置を、かつて以上に強固な形で中国が獲得していることが分かります。
この点について、白書は、日本は中国に部素材を供給する中間財の生産拠点として新たな役割を担えば良いとする議論も散見されるが、実際には中間財輸出においても新興国の成長は著しく、必ずしも楽観視できない状況とあります。
2000年時点では、我が国の中間財輸出額は中国、韓国及び ASEANを上回っていましったが、直近の2010年には中国及び ASEANにも追い抜かれています。
また、1990年、2000年、2010年のいずれの時点でも、我が国は中国への最大の中間財輸出国だが、その伸び率は他の国と比べると緩やかであり、2010年には韓国及び ASEANに肉薄されているとあります。
世界が中国に向かっている強く太い潮流の存在が改めて確認できますね。
昨日は「ハイテク輸出額の推移」をみましたが、今日も49ページの「アジア太平洋の主な工業国間の中間財の貿易構造」をみます。
この図は、日本を中心とした米国、中国、韓国等との貿易構造を10年毎に確認することができるグラフです。
1990年には多くの国にとって日本は中間財の主な輸出先となっており、アジア太平洋の貿易構造において、最終財の生産拠点としても、我が国が枢要な地位を占めていたことを示しています。
ところが、時間が経過するに従って徐々にこの構造が崩れ始め、2010年にはかつての日本の位置を、かつて以上に強固な形で中国が獲得していることが分かります。
この点について、白書は、日本は中国に部素材を供給する中間財の生産拠点として新たな役割を担えば良いとする議論も散見されるが、実際には中間財輸出においても新興国の成長は著しく、必ずしも楽観視できない状況とあります。
2000年時点では、我が国の中間財輸出額は中国、韓国及び ASEANを上回っていましったが、直近の2010年には中国及び ASEANにも追い抜かれています。
また、1990年、2000年、2010年のいずれの時点でも、我が国は中国への最大の中間財輸出国だが、その伸び率は他の国と比べると緩やかであり、2010年には韓国及び ASEANに肉薄されているとあります。
世界が中国に向かっている強く太い潮流の存在が改めて確認できますね。