中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

先代経営者と現経営者との間で密接なコミュニケーションを!

2015年12月24日 04時52分38秒 | 小規模企業白書(2015年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は小規模企業白書(2015年版)59ページ「現経営者による後継者の確保状況」をみましたが、今日は60ページ「事業承継をする以前に、先代経営者から事業に関する引継を受けた現経営者の経験」をみます。

下図から、事業承継をする際に現経営者は先代経営者からどのような形で引継を受けていたのかを見ると、「先代経営者と同じ会社で働きながら、事業の引継や指導を受けていた」とする回答は8割を超えており、多くの事業の引継が同じ職場環境に身を置き、顔を合わせながら、日常的な仕事や業務を通して行われていることが分かります。

次に、事業承継をする前に行われる引継が実際の経営にどのような影響をもたらしているかを見ると、「先代経営者と同じ会社で働きながら、事業の引継や指導を受けていた」場合、経営に「非常にプラスに働いている」、「どちらかと言えばプラスに働いている」とする回答が合わせて約8割を占めています。

対照的に、「先代経営者と同じ会社で働いた経験はなく、経営や事業に関する会話も殆どしたことはない」場合、それらの回答は2割弱に落ち込むことが分かります。

この結果について白書は、事業の引継に際し、先代経営者と現経営者との間で、常日頃からの密接なコミュニケーションを取っておくことが、経営に好影響を与える、とあります。

最近はプロ経営者と呼ばれる人がいますが、彼らはこのようなこともするのかな、と思いながら、この結果を見てしまいますね!

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