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中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

研究開発部門は交流を活発にする!

2012年01月26日 04時47分24秒 | 2011年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日の続きで、ヒット商品のある企業と無い企業の研究開発にはどのような差があるのかを見ています。

今日は研究開発部門の交流についてです。

ものづくり白書158ページに研究開発部門の事業部門又は知的財産部門との交流の有無があります。

【左図】【右図】の両図において、ヒット商品がある企業は、研究開発部門と事業部門・知財部門の交流が相対的に密接であることが分かります。

白書はこれについて、研究開発効率の高い企業は関係部門のニーズをしっかり汲み取り、他部門と密接に交流しながら研究開発を進めているとしています。

営業部門とコミュニケーションが取れている研究開発部門といえばキリンフリー本多プラスを思い出しますが、確かに頷けますね。

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基礎研究とトップダウン

2012年01月25日 05時06分50秒 | 2011年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日の続きです。研究開発はどのような方法で行うことが望ましいのでしょうか?

ものづくり白書158ページの「長期的投資回収を想定した基礎研究費の変化」と「研究開発予算の決定方法」というグラフを見ます。

まず【左図】を見ると、ヒット商品のあった企業は長期的投資回収を想定した基礎研究費
が「増加傾向にある」と答えた割合が高いことが分かります。

続いて【右図】を見ると、研究開発予算の決定方法は、「各部門・部署の要望をとりまとめ最終的に経営判断」する割合が高いことが分かります。

逆にヒットしない企業は、「基礎研究を手がけず」「その都度、トップダウンで経営判断」している割合が高いことが傾向といえます。

経営者としてキャッシュフローを考えるとこうしたくなる気持ちは分かりますが、この2つに対するスタンスは検討しても良いのかもしれませんね。

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数年先の夢よりも・・・

2012年01月24日 05時00分44秒 | 2011年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

今日はものづくり企業における研究開発を見ていきましょう。

製造業には画期的な新技術・商品開発を生み出すイノベーションにより厳しい競争に打ち勝つことが必要であり、そのためには適切な研究開発投資が必要となります。

ものづくり白書157ページに「研究開発の内容の変化」というグラフがあります。

これを見ると、「短期的な研究開発が増加する傾向にある」と回答している企業が多いことが確認できます。

数年先の夢よりも明日のご飯を追う厳しい経営状況の表れだと思いますが、どのような方法で研究開発を行うことが望ましいのか、これを明日から見ていきたいと思います!

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メイドバイジャパンのプレミアムは?

2012年01月23日 06時39分21秒 | 2011年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

メイドインジャパンの類語として、日本国籍企業グループにより海外拠点で生産された製品のことを指す”メイドバイジャパン”があります。

一昨日の記事で、日本ブランドの約7割で訴求効果があるとしていましたが、ではメイドバイジャパンはどうなのでしょうか?

ものづくり白書153ページに「海外展開企業における新興国企業比の日本ブランドのプレミアム」というグラフがあります。

これを見ると、「メイドインジャパン」の方が「メイド・バイ・ジャパン」よりも高い付加価値を獲得できることが分かります。

しかし、「メイドインジャパン」、「メイドバイジャパン」ともに、約65%の企業が新興国企業の製品に対して5割未満のプレミアムを獲得しています。

またメイドバイジャパンで5割以上のプレミアムを得ている回答もあることから、メイドバイジャパンも差別化を図る手段になるということですね。

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デザインによる付加価値の向上

2012年01月22日 07時12分42秒 | 2011年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日の日本ブランドの続きです。

ほとんどの企業が日本ブランドを訴求する効果があると見ていましたが、その理由は何でしょうか?

ものづくり白書150ページに「日本ブランドの内容」というグラフがあります。

これを見ると、「高品質・高性能」、「安全性」、「耐久性」が高く、技術力が日本ブランドを支えていることが分かります。

その反面、「デザイン・スタイル」が非常に低くなっています。

これらを踏まえると日本ブランドの方向性は「高品質・高性能」、「安全性」、「耐久性」という競争力の源泉にこだわりながらも、デザインという付加価値の向上に注力する必要性を再確認できます。

それはダイソンに代表される家電だけでなく、地域産品や伝統工芸においても同様といえますね。

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日本ブランドのプレミアムに期待!

2012年01月21日 04時42分58秒 | 2011年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

東日本大震災というよりも東京電力第一原発による放射線問題で、日本ブランドに対する信頼性は大きく揺らいでしまいました。

ものづくり白書148ページには「日本ブランド」に関する調査結果があります。

【左図】が「海外展開企業の日本ブランドの訴求行動」ですが、これを見ると海外展開企業の7割弱が海外マーケットで日本ブランドを訴求ポイントにしていることが分かります。

次に【右図】の「海外展開企業の日本ブランドの効果の有無」を見ると、ほとんどの企業で日本ブランドを訴求する効果があるとしています。

白書ではこれについて、”今後は日本ブランドのプレミアムを回復すべく、官民一体となった取組が期待される”としています。

先日、観光庁長官が韓国国歌を熱唱していましたが、やり方はともあれ、今後の”官”の行動力が期待されますね。

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スマイルが苦手な日本企業!

2012年01月20日 05時43分56秒 | 2011年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

製造業の工程である「企画・開発」、「調達」、「製造」、「販売」、「サービス」を横軸に並べ、その付加価値を縦軸にすると、その両端は高いが中は低くなることから「スマイルカーブ」と呼ばれます。

ものづくり白書146ページの「新興国市場で競合と比較して劣っている機能」というグラフを見て下さい。

新興国市場において競合国企業と機能別に優劣を比較した場合、「設計」「調達」「生産」といったものづくりの技術力に関する機能については低く競争力を有している反面、「企画・マーケティング」「販売」には高い苦手意識があるようです。

つまり稼ぐところで稼げていない、スマイルが苦手ということなんです!

そもそもなぜ日本人は「企画・マーケティング」が苦手のなのでしょうか?
これを見つけないと「稼ぐものづくり」には転換できないですね!

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経営戦略の分水嶺!

2012年01月19日 04時35分25秒 | 2011年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日の続きです。新興国市場における最重要顧客層は「富裕層」ですが、将来は「中間層」であることを確認しました。

では、その戦略はどのようなものなのでしょうか?
ものづくり白書144ページに「新興国市場で最も重視する戦略」というグラフがあります。

これを見ると、利益増加企業は「製品戦略」、利益横ばい企業は「価格戦略」、利益減少企業は「販売促進戦略」と利益により採用している経営戦略が異なることが分かります。

製品力が強い企業は値引きや宣伝をしないから利益が増加するのは当たり前と結果論で考えるのではなく、トップの意思決定としてこれから「価格戦略」や「販売促進戦略」を採用しようと考えているならば、「製品戦略」の余地がないのか一考しなければならないと考えるようにしたいですね。

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金持ちより中間層を狙え!

2012年01月18日 05時55分43秒 | 2011年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日の続きです。日本のものづくり企業が中国・韓国・台湾の市場での競争に打ち勝つためにどのような顧客をターゲットにしているのでしょうか。

ものづくり白書144ページに「新興国市場における最重要顧客層」というグラフがあります。

これを見ると、最重要顧客としているのは現在も将来も約4割が「富裕層」と回答して
います。

しかし将来に向かっては「中間層」に対する割合を増加させています。

これは新興国の発展に伴い「中間層」の所得が向上し将来の「富裕層」になることを見越しているのでしょう。

つまり、新興国では中長期的な視点でターゲットを設定しなくてはならないということですね。

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新興国でのライバルは日本企業?

2012年01月17日 04時47分23秒 | 2011年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日の続きです。日本のものづくり企業が中国・韓国・台湾の市場での競争に打ち勝った結果として一定のシェアを確保していましたが、それでは現地での競争相手は誰なのでしょうか。

ものづくり白書143ページに「我が国製造業の新興国市場での競合企業の国籍(市場別)」というグラフがあります。

これを見ると、中国では中国企業がライバルのようですが、その他の国では韓国・台湾の場合が多く、またいずれの国に行っても日本企業と競争している姿が読み取れます。

中国・韓国・台湾企業との競争の主軸が価格であるならば、独自性で差別化を図りより高い付加価値を確保するために、日本企業が同士が国内で連携して、戦略的に攻略することも新興国への攻め方になると思います。

またこの連携を支援する「戦略的基盤技術高度化支援事業」という国の施策がありますので、是非、検討してみてはいかがでしょうか。

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目指すは新興国でのトップシェア!

2012年01月16日 05時42分33秒 | 2011年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日の続きです。日本のものづくり企業が中国・韓国・台湾の市場を取り込むためにどのように対応しているのかを見ていきましょう。

ものづくり白書142ページに「我が国製造業の新興国市場におけるシェア状況(市場別)」というグラフがあります。

これを見ると、各市場で「トップシェア」と回答した企業は1割前後で、「一定のシェア」があるとした企業は5割強程度となっています。

しかしながら、将来においては、いずれの国においても「トップシェア」及び「一定のシェア」の比率がそれぞれ上昇していることが確認できます。

明日はモティベーションをより高めるために、具体的な取り組みを見ていきましょう!
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中国・韓国・台湾のマーケットの有望性

2012年01月15日 05時49分45秒 | 2011年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

ものづくり企業は新興国市場をどのように見ているのでしょうか?

ものづくり白書140ページに「先進国と比較した新興国市場の規模」というグラフがあります。

まず中国を見ると、約45%が「先進国と既に同程度」の市場規模になっていると回答しています。

また「先進国と数年のうちに同程度」になるという回答約35%を加えると、全体の約8割になることから、我が国のものづくり企業にとって中国のマーケットがいかに重要であるかが再確認できます。

韓国・台湾についても将来性を踏まえると全体の半数以上に上ります。

日本はこれらの国に隣接している地理的優位性を活かしてパッシングされないようにしないといけませんが、そのための取り組みについて明日から見ていきたいと思います。

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工程の前後に成功の鍵!

2012年01月14日 06時20分21秒 | 2011年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は一連のビジネスプロセスにおける各工程の付加価値の源泉が過去、現在、未来でどのように変わるか見たところ、「製造・生産」の付加価値は徐々に低下していく反面、「企画・マーケティング」、「研究開発」などの前工程と「アフターサービス」などの後工程で今後高まる傾向が確認できました。

しかしものづくり白書136ページの「現在付加価値が高い工程(業績別)」を見ると、利益が増加した企業ほど相対的に「製造・ 生産」を重視する傾向が強いことが分かります。

整理すると、「製造・生産」で現状差別化できる企業は競争優位だが、今後の事業展開にあたっては「製造・生産」工程にとどまらず、バリューチェーンの前工程や後工程にも積極的に経営資源を投入することで、ビジネスプロセス全体を通した競争力が強化されるということです。

この工程の前後に積極的に経営資源を投入し付加価値を高めるというのは、ものづくり企業にとどまらず全ての行動に当てはまることだと思います。

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付加価値を生み出す工程が変化する!

2012年01月13日 04時46分07秒 | 2011年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

ものづくり白書136ページに「付加価値を生み出す工程の変化」というグラフがあります。

これは一連のビジネスプロセスにおける各工程の付加価値の源泉が過去、現在、未来でどのように変わるかをアンケートしたものです。

これを見ると、「製造・生産」の付加価値は徐々に低下していく反面、「企画・マーケティング」、「研究開発」などの前工程と「アフターサービス」などの後工程で今後高まる傾向が確認できます。

しかし企業業績別に現時点で付加価値が高いとみなしている工程を分析すると、利益が増加した企業ほど相対的に「製造・ 生産」を重視する傾向が強いことが分かります。

この理由こそ、ものづくりに限らず、中小企業のイノベーションの原点があると思うので、明日、詳しく書きたいと思います。

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レアアース問題への対応について

2012年01月12日 04時48分50秒 | 2011年版ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

2010年9月、尖閣諸島問題を背景に中国政府が日本へのレアアースの全面的な輸出禁止を検討しているというニュースで、一時騒然となりました。

今はすっかり落ち着いていますが、レアアース対策はどのようにしているのでしょうか?

ものづくり白書126ページを見ると、「調達先の多様化」や「備蓄」に取り組む企業が多く、その実施体制も1社単独ではなく、商社や素材・原材料メーカーと協調する傾向にあります。

また「サプライチェーンで価格支配力を持つ担い手の変化」というグラフを見ると、今後は資源メーカーが握ると読む企業が多くなっています。

企業の資源調達に関わる危機意識が高まっているようです。

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