LINEN GYOZA 近況日記

十年たちました…

珍しく映画の話

2008-02-15 20:52:26 | 
 今図書館で中野翠の『本日、東京ロマンチカ』というのを借りてます。

85年から『サンデー毎日』誌上で連載中のコラムを、1年に1冊ずつ
まとめて年末に発売されるのを、毎年楽しみに待っている、というわりには、
買わずに図書館で順番が回ってくるのをジーッと待ってるんだけどね。
06年11月から07年11月途中までの掲載分が収録されたこの本を手にして、
まず最初に探したのが、毎回載ってる、年末恒例の映画ベストテンの頁。
いつもは映画にそう興味がないから順番通りに読む

実は昨夏DVDで見た映画『善き人のためのソナタ』がすごく良くて、
調べたらアカデミー賞の外国語映画部門賞(正式名称知りません)を取ってたと
知り、「そりゃそうよね~」と喜んだのですが、私としては
中野翠が06年年間ベストテンの第何位にしたかを知りたかったのです。

 1位:硫黄島2部作
 2位:ヒストリー・オブ・バイオレンス
 3位:ブラック・ダリア  ・・・・・・

 あれれっ、『善き人』はどこよ?

 結局10位までどころか選外佳作にも挙げられておらず、やはり私は
あまり映画を見てないからあんなに感動したけど、実はたいしたことない
作品だったのか?でも、アカデミー賞取ったんだよなぁ・・としょんぼり
しながら、今度は最初っから普通に読み始めることに。

 そしたら、2月11日号の頁に『善き人』大絶賛されて登場したではありませんか!
ちょっと引用してみると、
『いやー、面白かった。ガツンと来た。「人間、この劇的なるもの」
という言葉をかみしめずにはいられなくなる』
だってさ!

 そういえばTSUTAYAで借りた時のコーナーにも劇場未公開作ランキング1位
と書いてあったらしい(実は私が見つけた作品ではない)。

 8月12日号の文中にも、
『「善き人の―」は今のところ、私にとっては今年見た映画の第1位だ』
とある。

 それ読んで私も満足です。
あんなに感動したんだもの、他の人がどう評価しようが関係ないわ、
と言い切れない小心者です。


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