日々是好日

身辺雑記です。今昔あれこれ思い出の記も。ご用とお急ぎでない方はどうぞ・・・。

幇間・柳田稔法務大臣

2010-11-20 10:30:17 | Weblog
今朝の読売テレビが柳田法務大臣の「法相就任を祝う会」での問題発言シーンを流していた。とくとくと話しているのは選挙民・支持者の受けを狙ってであろうが、その阿りようはまさに太鼓持ち、幇間(ほうかん)そのものであると私は思った。【酒宴の席で、おもしろおかしいことを言ったり、芸事のまねや余興をしたりして客と芸者との間を取りもつことを職業とする男】(新明解)が元来の意味であるが、柳田法相には【他人が喜ぶようなことや、心にもないお世辞を言って、自分の立場を有利にしつつ世の中を上手く渡る心の卑しい者の意にも用いられる。】の説明があたる。YouTubeで今のところその問題発言部分を観ることができる。



この「幇間」が検察に指揮権を発動する立場にある事実を国民がどう受け取るのか、答えはすでに出ている。「何で柳田さんが法務大臣?」と(周囲の人は)理解に苦しんでるんじゃないかと思うんですが、一番理解出来なかったのは私です、と宣う「幇間」を、参議院枠だからと菅総理に持ち込んだ民主党の面々、そしてそれを鵜呑みにした菅総理、これこそ民主党政権の実体である。任命責任を全うすべく菅総理は即刻柳田法相を罷免すべきであるのに、その決断が未だに出来かねている。その間、議会において多大な時間がその罷免を巡ってのやりとりにいたずらに費やされている。

最初から分かっていたことではあるが、「張り子の虎」に過ぎなかったことを自ら露呈してしまった民主党政権。こういう政権をわれわれはいつまで戴いておらねばならないのだろう。