運転免許証更新のあとは神戸海上保安部へ

先日の運転免許証更新の高齢者講習で貰った高齢者講習終了証明書を持って、兵庫県警察本部別館６Fにある神戸優良・高齢運転者更新センターまで免許証更新に出かけた。１０時４０分過ぎに到着したが免許証を手にしたのはまだ１１時前、申請者が前回よりは多いような気がしたが、それでも１５分ほどですべての手続きが終わった。４桁の暗証番号を二つ登録させられたが、前回も登録しただけで一度も使うことがなかったので、無駄なことをしているように感じた。どう言うときに有難味を味わえるのか、聞くのを忘れてしまった。

今回から免許証の裏に臓器提供に関する意思表示を行うことが出来るようになった。自分に万が一のことがあったときに、臓器提供をするかしないかの判断を家族に委ねることがないように、運転免許証所持者全員が自らの意思表示を行っていただきたいものである。


以前に臓器提供をしない意思を登録する人が増えたのは歓迎を書いたときから一月あまりで１１月１１日現在、脳死臓器移植が２例増えただけで、１１８日間に（家族のみの承諾による？）臓器移植が１６例になる。「？」をつけた理由は日本臓器移植ネットワークのデータからはこの２例がそうであるのかどうか、明記されていないからである。したがって１６例は家族の承諾のみによると考えられる最大値である。そうするとこれまで用いてきた基準値によれば１１８日間に家族さえ承諾すれば脳死者として扱われた例が１１８０件で、脳死下臓器提供を承諾した家族は１００例中１.４例未満となり、私が脳死下臓器提供を承諾した家族は１００例中１例？で述べたレベルに落ち着いているように見える。私としてはこの割合がさらに減少して欲しいと思うので、国民の皆様の良識に期待することとしよう。

免許証更新を終えた後にまっすぐに港の方に下り、南京街で昼食を済ませてメリケンパークに向かった。震災メモリアルパークのさらに先に進むと、埠頭に係留されている海上保安庁の巡視船を横から眺めることになる。手前にあるのが問題の「うらなみ」で、反対側にまわって「うらなみ」の左舷前方から撮ったのが次の写真である。この周辺に取材グループがたむろしていた。午後１時ごろである。



海上保安本部の入っている第二地方合同庁舎の敷地を報道陣の車両が埋め、地下の駐車場からの出口をカメラマンが脚立などで完全にブロックしてバリケードを築いている。見たことがあるようなレポーターの姿も見えた。午後１時半頃、現場を後にした。



今６時２４分、テレビの実況中継が事情聴取のいまだに続いていることを報じた。これは大変、カメラマンたち、あの重そうなテレビカメラをずっとかかえ持っているのだろうか。これはご苦労様なことである。お陰で私の好奇心も一応は満たされた。